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長久允監督、サンダンス映画祭で3度目の受賞は日本人初の快挙 テレ朝のバラエティー番組から生まれた短編

 映画監督の長久允(ながひさ・まこと)が、米ユタ州パークシティで開催されている“世界最大級のインディペンデンス映画祭”「サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)」(1月18日〜28日)の短編部門に出品した『蟹から生まれたピスコの恋(英題:Pisko the Crab Child is in Love)』で最優秀監督賞(A Short Film Special Jury Award for Directing)を受賞した。

主演・加納&福田麻貴&サーヤ&佐藤寛太出演、短編映画『蟹から生まれたピスコの恋』の長久允監督がサンダンス映画祭で短編部門・最優秀監督賞を受賞 (C)テレビ朝日

主演・加納&福田麻貴&サーヤ&佐藤寛太出演、短編映画『蟹から生まれたピスコの恋』の長久允監督がサンダンス映画祭で短編部門・最優秀監督賞を受賞 (C)テレビ朝日

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 同作は、テレビ朝日で昨年9月まで放送されていたバラエティー番組『トゲトゲTV』の出演者、福田麻貴3時のヒロイン)、加納(Aマッソ)、サーヤラランド)の3人が、俳優の佐藤寛太劇団EXILE)と長久監督を迎えて制作した短編映画。動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で独占配信されている。

 カニ(父)と人間(母)の間に生まれるという、親ガチャ“SSR(スーパースペシャルレア)級の大外れ”を引いてしまった女子高生・石田ピスコ(加納)の恋物語と半生を、真面目さと不真面目さが絶妙に交錯するブラックユーモアをもって鮮烈に描いている。

 世界各地の映画祭に応募しまくり、昨年9月に「第42回バンクーバー国際映画祭」(国際短編部門)、「Short Com International Comedy Film Festival」(※英国の映画祭)、同10月には英ロンドンで開催された「第31回レインダンス映画祭」(フィクション短編部門)でも上映された。

 サンダンス映画祭は、1985年にロバート・レッドフォードによって創設された国際映画祭。2024年は40回目の開催で、世界中から1万2098作品の応募があった中での上映&受賞となった。2017年には『そうして私たちはプールに金魚を、』で短編部門グランプリを日本映画として初受賞、19年には長編映画デビュー作『WE ARE LITTLE ZOBIES』で長編部門審査員特別賞を受賞していた長久監督は、今回で3度目の受賞という日本人では初の快挙となった。

 長久監督は「この度の受賞、心からうれしいです。1日で、ハンディカムで撮影した映画が、サンダンス映画祭で受賞できるなんて!インデペンデント映画革命です!これもひとえに、キャスト、スタッフの皆さんのおかげです。加納さん最高でしたもんね!そして何より、この映画のきっかけになった『トゲトゲTV』にも大きな感謝を。蟹と人間から生まれたこども『ピスコ』の物語。日本在住のかたは今すぐ見られますので、ご覧いただけたらうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。


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  • 主演・加納&福田麻貴&サーヤ&佐藤寛太出演、短編映画『蟹から生まれたピスコの恋』の長久允監督がサンダンス映画祭で短編部門・最優秀監督賞を受賞 (C)テレビ朝日
  • Aマッソの加納が主演=短編映画『Pisko the Crab Child is in Love(蟹から生まれたピスコの恋)』のポスター (C)テレビ朝日
  • 『蟹から生まれたピスコの恋』TELASA(テラサ)で独占配信中 (C)テレビ朝日

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