アニメ「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」最新作の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が、2024年1月26日(金)より公開される。グリフィン・アルバレスト役は、映画『レディ・プレイヤー1』で演じた役のセリフ「俺はガンダムで行く」が話題となった俳優・森崎ウィンが担当し、ORICON NEWSはインタビューを実施。出演が決まっての心境やアフレコの様子、俳優人生の転機となった自身にとっての「ガンダム」の存在を聞いた。(取材・文:遠藤政樹/編集:櫻井偉明)
■オファー前に『SEED』視聴で運命感じる
「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」は、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)と自然のままに生まれた人類(ナチュラル)による戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトと幼馴染みのアスラン・ザラの苦悩と成長を描いたストーリー。
シリーズの完全新作となる『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編。森崎が演じるグリフィン・アルバレストは、新興国「ファウンデーション」の女王の親衛隊「ブラックナイトスコード」の隊員という役どころだ。
――出演映画『レディ・プレイヤー1』で「俺はガンダムで行く」のセリフで注目を集めた森崎さんが、満を持して本家ガンダムシリーズへの出演となります。出演が決まった時の心境を聞かせてください。
【森崎】 お話をいただけてうれしかったです。「ついに!」という気持ちにもなりました。『レディ・プレイヤー1』をきっかけに、僕のことをいろいろ知ってもらえるチャンスが増え、「ガンダム」は僕にとって人生を変えてくれたものでもあります。そんな中でガンダム作品にキャラクターの一人として出演できるのは光栄です。
――森崎さんはこれまでガンダム作品を見たことはありましたか。
【森崎】 もちろん知ってはいましたけど、ミャンマーで生まれ育ったこともあり、日本に来てすぐ見るという機会は正直ありませんでした(笑)。『レディ・プレイヤー1』でガンダムに乗るかも?という話をもらったとき、「ガンダム」が好きなキャラクターとしてどういうことを言えばといいのかと思い、調べたのを覚えています。
――「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」を見たことは?
【森崎】 今回のお話をいただく前、2年ほど前に1回、何も知らずに仕事も関係なく見たら、めちゃくちゃ面白くて! そんな中で今回のお話をいただいたときは、なぜか『SEED』ではなく、『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Ζガンダム』を見ました。歴史あるものは深いところから掘ってみようと思って見たら、見事にハマっちゃいました(笑)
――そういう意味では何か運命的なものを感じますね。
【森崎】 そうなんですよ! まさかその『SEED』に呼ばれるとは思いませんでした。最初に出演の話しを聞いたときは、「『SEED』ってどこかで聞いたことあるけど…見ていた作品だ!」となりました(笑)。
■アフレコブースをコクピットに見立てる疑似感覚で収録
――『レディ・プレイヤー1』では『ガンダム』のアバターで戦いましたが、今回はモビルスーツ(MS)のパイロットとして戦う役です。アフレコはいかがでしたか。
【森崎】 今作も含めると声優をやらせていただくのは5作品目ですが、今回は周りの皆さんが入れ終わった後に僕は録ったので、プロの声優の方々の声を聞き、そこに乗っかる気持ちでやらせていただきました。難しかった部分もありますが、普段やらないからこその発見もあり、新鮮で楽しかったです。
――ロボットに乗って戦う演技というのも俳優業ではない経験かと思いますが?
【森崎】 正直、超リアルな妄想をすると、本気で戦っていたらあんなに冷静にしゃべれないと思います。すごくGがかかっている上に無重力空間……みたいなことを考えている時点でもうヤバいですね(笑)。
――自分が見ていた作品のキャラクターと掛け合う経験はなかなかできないと思いますが、実際に掛け合ってみてどうでしたか?
【森崎】 キャラクターとしてキラの名前を呼ぶだけでもいいなと思ったし、純粋に面白い。台本を読んだ時点で「キラって言うのか!」と盛り上がってちょっとオタクな気持ちに浸っていましたけど、現場に来るとアフレコが大変で、それどころじゃありませんでした(苦笑)。
――役作りやアフレコで意識したことを教えてください。
【森崎】 僕が演じるキャラクターは、ファウンデーション女王の親衛隊・ブラックナイトスコードの隊員でもあるので、彼の高い能力を表現するため、音楽やSEなどに埋もれないように頑張りました。
――アフレコで大変だったこと、気づきなどは何かありましたか。
【森崎】 僕は音楽もやるのでブースに入るのは慣れているはずですが、ブースに入ると思っている以上に閉鎖的に感じて。アフレコをしているうちにつかんでいったので、言葉を覚えているというより、どんどん入り込んでいく感覚でした。まさにコクピットの中にいる自分のキャラクターのような疑似感覚に近いかな。「こういう気持ちなのだろう」といったことを理解するため、声だけで演じる上で、何回かやって自分を入り込ませていく作業が僕にはまだ必要だと思いました。
■人生を変えた「ガンダム」 戦争や紛争描き「人類に対するメッセージ性が含まれた作品」
――ネタバレしない範囲で台本を読んでの感想を聞かせてください。
【森崎】 「何これ!」みたいなことは読んでいて感じました。スタッフの方から各キャラクターの説明や搭乗するモビルスーツなどが描いてある資料をいただき、資料を広げながら台本を読みました。画のデータと照らし合わせながら読んだのでが、めちゃくちゃ面白い!
本編の編集がどうなるかわかりませんが、クライマックスで語りの言葉がすごく好きです。自分の家族や好きな人に、そこの部分だけでも見せてあげたいぐらい(笑)。よく母親とケンカもしますが、離れているからこそこの言葉って大事だよねと純粋に思いました。「ガンダム」はそういうのがいいなと改めて思いますね。
――改めて、人生を変えたという「ガンダム」は、森崎さんにとってどのような存在でしょうか。
【森崎】 あまり「ガンダム」を知らなかったときは一種のロボットアニメで、未来にこういうことがあるのだろうなと夢を与えてくれる、子どもがワクワクするエンタメの一つとして見ていました。
自分が「ガンダム」を見るようになって感じるのは、今作もそうですが、世界中で起きている戦争や紛争について当時から「ガンダム」が“予想”していたというか。大小さまざまな争いには『SEED』で言う“ナチュラル”と“コーディネイター”のような差別もあり、人類に対するメッセージ性が含まれた作品だと思います。子どもが見てもわかりやすいセリフ回しや言葉選びが勉強材料になるんだと改めて知れたことも、僕にとって「ガンダム」を通して気づいた新たな発見でした。
――俳優としても注目を集めましたが、役者人生におけるガンダムとは?
【森崎】 あの世界的な監督が使うぐらい、日本にはどんどん世界に出ていくべきだと思える素晴らしいアニメという文化がある中で「ガンダムに乗った人」を演じることができ、僕の俳優人生においても「ガンダム」は様々な影響を与えてくれた大きな存在です。なので『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に出演できて光栄ですし、人生を変えてくれたことへの恩返しをしたいです。
■オファー前に『SEED』視聴で運命感じる
「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」は、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)と自然のままに生まれた人類(ナチュラル)による戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトと幼馴染みのアスラン・ザラの苦悩と成長を描いたストーリー。
シリーズの完全新作となる『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編。森崎が演じるグリフィン・アルバレストは、新興国「ファウンデーション」の女王の親衛隊「ブラックナイトスコード」の隊員という役どころだ。
【森崎】 お話をいただけてうれしかったです。「ついに!」という気持ちにもなりました。『レディ・プレイヤー1』をきっかけに、僕のことをいろいろ知ってもらえるチャンスが増え、「ガンダム」は僕にとって人生を変えてくれたものでもあります。そんな中でガンダム作品にキャラクターの一人として出演できるのは光栄です。
――森崎さんはこれまでガンダム作品を見たことはありましたか。
【森崎】 もちろん知ってはいましたけど、ミャンマーで生まれ育ったこともあり、日本に来てすぐ見るという機会は正直ありませんでした(笑)。『レディ・プレイヤー1』でガンダムに乗るかも?という話をもらったとき、「ガンダム」が好きなキャラクターとしてどういうことを言えばといいのかと思い、調べたのを覚えています。
――「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」を見たことは?
【森崎】 今回のお話をいただく前、2年ほど前に1回、何も知らずに仕事も関係なく見たら、めちゃくちゃ面白くて! そんな中で今回のお話をいただいたときは、なぜか『SEED』ではなく、『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Ζガンダム』を見ました。歴史あるものは深いところから掘ってみようと思って見たら、見事にハマっちゃいました(笑)
――そういう意味では何か運命的なものを感じますね。
【森崎】 そうなんですよ! まさかその『SEED』に呼ばれるとは思いませんでした。最初に出演の話しを聞いたときは、「『SEED』ってどこかで聞いたことあるけど…見ていた作品だ!」となりました(笑)。
■アフレコブースをコクピットに見立てる疑似感覚で収録
――『レディ・プレイヤー1』では『ガンダム』のアバターで戦いましたが、今回はモビルスーツ(MS)のパイロットとして戦う役です。アフレコはいかがでしたか。
【森崎】 今作も含めると声優をやらせていただくのは5作品目ですが、今回は周りの皆さんが入れ終わった後に僕は録ったので、プロの声優の方々の声を聞き、そこに乗っかる気持ちでやらせていただきました。難しかった部分もありますが、普段やらないからこその発見もあり、新鮮で楽しかったです。
――ロボットに乗って戦う演技というのも俳優業ではない経験かと思いますが?
【森崎】 正直、超リアルな妄想をすると、本気で戦っていたらあんなに冷静にしゃべれないと思います。すごくGがかかっている上に無重力空間……みたいなことを考えている時点でもうヤバいですね(笑)。
――自分が見ていた作品のキャラクターと掛け合う経験はなかなかできないと思いますが、実際に掛け合ってみてどうでしたか?
【森崎】 キャラクターとしてキラの名前を呼ぶだけでもいいなと思ったし、純粋に面白い。台本を読んだ時点で「キラって言うのか!」と盛り上がってちょっとオタクな気持ちに浸っていましたけど、現場に来るとアフレコが大変で、それどころじゃありませんでした(苦笑)。
――役作りやアフレコで意識したことを教えてください。
【森崎】 僕が演じるキャラクターは、ファウンデーション女王の親衛隊・ブラックナイトスコードの隊員でもあるので、彼の高い能力を表現するため、音楽やSEなどに埋もれないように頑張りました。
――アフレコで大変だったこと、気づきなどは何かありましたか。
【森崎】 僕は音楽もやるのでブースに入るのは慣れているはずですが、ブースに入ると思っている以上に閉鎖的に感じて。アフレコをしているうちにつかんでいったので、言葉を覚えているというより、どんどん入り込んでいく感覚でした。まさにコクピットの中にいる自分のキャラクターのような疑似感覚に近いかな。「こういう気持ちなのだろう」といったことを理解するため、声だけで演じる上で、何回かやって自分を入り込ませていく作業が僕にはまだ必要だと思いました。
■人生を変えた「ガンダム」 戦争や紛争描き「人類に対するメッセージ性が含まれた作品」
――ネタバレしない範囲で台本を読んでの感想を聞かせてください。
【森崎】 「何これ!」みたいなことは読んでいて感じました。スタッフの方から各キャラクターの説明や搭乗するモビルスーツなどが描いてある資料をいただき、資料を広げながら台本を読みました。画のデータと照らし合わせながら読んだのでが、めちゃくちゃ面白い!
本編の編集がどうなるかわかりませんが、クライマックスで語りの言葉がすごく好きです。自分の家族や好きな人に、そこの部分だけでも見せてあげたいぐらい(笑)。よく母親とケンカもしますが、離れているからこそこの言葉って大事だよねと純粋に思いました。「ガンダム」はそういうのがいいなと改めて思いますね。
――改めて、人生を変えたという「ガンダム」は、森崎さんにとってどのような存在でしょうか。
【森崎】 あまり「ガンダム」を知らなかったときは一種のロボットアニメで、未来にこういうことがあるのだろうなと夢を与えてくれる、子どもがワクワクするエンタメの一つとして見ていました。
自分が「ガンダム」を見るようになって感じるのは、今作もそうですが、世界中で起きている戦争や紛争について当時から「ガンダム」が“予想”していたというか。大小さまざまな争いには『SEED』で言う“ナチュラル”と“コーディネイター”のような差別もあり、人類に対するメッセージ性が含まれた作品だと思います。子どもが見てもわかりやすいセリフ回しや言葉選びが勉強材料になるんだと改めて知れたことも、僕にとって「ガンダム」を通して気づいた新たな発見でした。
――俳優としても注目を集めましたが、役者人生におけるガンダムとは?
【森崎】 あの世界的な監督が使うぐらい、日本にはどんどん世界に出ていくべきだと思える素晴らしいアニメという文化がある中で「ガンダムに乗った人」を演じることができ、僕の俳優人生においても「ガンダム」は様々な影響を与えてくれた大きな存在です。なので『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に出演できて光栄ですし、人生を変えてくれたことへの恩返しをしたいです。
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2024/01/20