冬のドライブを安全に楽しむために必要なのが「スタッドレスタイヤ」。だが販売店で見ると、同じサイズでも価格が大きく違うものも。素人目に違いがわからないことが多い。そんな人に向けて、この記事では、オートバックスセブンが展開するカーライフ総合情報サイトMOBILA(モビラ)の監修のもと、プロが教える「スタッドレスタイヤ」の種類と選び方を解説する。
■スタッドレスタイヤの性質と価格差について
そもそもスタッドレスタイヤとは、凍結路面や積雪路面でも高いグリップ力を発揮するタイヤのことである。ノーマルタイヤと比べて、ゴムの質や溝の形状が異なる。スタッドレスタイヤは、低温でも硬くなりにくい特殊なゴムを使っており、溝には細かい切れ込みが入っている。これにより、氷や雪の上でも路面と密着しやすくなる。
価格については、一般的に同一メーカーであれば最新モデルが高価だが、最新の技術を用いた高性能モデルである。従来モデルは最新モデルと比較すると性能は少し劣るが、買い求めやすい価格であることが多い。大手タイヤメーカーのものほど高価だが、品質やトータルバランスが高い。 また、製造年月日の古いものほど安価で販売されていることが多いが、劣化している場合もあるため注意が必要。安く購入する方法としては、カー用品店などで定期的に行っているセールやキャンペーンなどを活用したり、複数のオンラインストアで価格を比較すること。または、中古品を探すこともできるが、使用状況や状態などを確認することが重要だ。
■スタッドレスタイヤの選び方と使い方について
ここまで、スタッドレスタイヤの性質と価格差について説明したが、それだけでは選び方がわからないかもしれない。そこで、車に詳しくなくてもわかりやすい選び方と使い方を紹介する。
まず、選び方のポイントは以下の3つ。
・自分の車のサイズに合ったタイヤを選ぶ
・走行環境に合ったタイプを選ぶ
・自分の予算に合ったタイヤを選ぶ
自分の車に合ったタイヤを選ぶには、運転席ドア内側のラベルやタイヤサイドウォール(タイヤの側面)に記載されている数字をチェックする。例えば、「195/65R15」という数字があれば、幅が195mm、扁平率が65%、リム径が15インチという意味。この数字と同じサイズのスタッドレスタイヤを探す。サイズについては自分でよくわからなければ、専門店のスタッフにアドバイスを求めるのがベターだ。
次に、使い方のポイントは以下の2つ。
・スタッドレスタイヤは4本セットで同ブランドを装着する。
・プラットホーム(冬用タイヤとしての使用限度を示すサイン)が現れると、スタッドレスタイヤとしての性能が発揮されないため、定期的に点検・交換する。
スタッドレスタイヤは4本セットで装着することが必須。前輪だけや後輪だけに装着すると、バランスが崩れて危険だ。また、ノーマルタイヤと混合して装着することも避けるべき。ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤではグリップ力や制動距離が異なるため、走行時に不安定になる可能性がある。
スタッドレスタイヤは定期的に点検・交換することが望ましい。点検は、溝の深さやゴムの硬さなどをチェック。溝の深さは、新品時の溝の深さから50%以下になると、スタッドレスタイヤとしては使用できなくなる(ノーマルタイヤとしては使用可能)。ゴムの硬さは、指で押してみて柔らかさを感じるかどうかで判断することも可能だが、専門店にて硬度計を用いた点検がおすすめ。硬くなっていると、グリップ力が低下するため、交換の必要がある。走行だけでなく、経年によってもゴムは劣化するので、「このタイヤであまり走っていないから」といって、5年以上前のスタッドレスタイヤを履き続けるのは危険。必ず毎年状態をチェックしよう。
【監修者からのコメント】
スタッドレスタイヤの性能は各メーカーいずれも昔に比べると大きく進化していますが、氷上(アイスバーン)での停止距離などに関しては各社の最新モデルの方が性能が高く、トータル性能も優れています。より安心感をお求めであれば各社の最新モデルをお勧めします。特に雪道の走行に不安がある方や初めてスタッドレスタイヤを使用される方には最新モデルをお勧めします。
【監修者プロフィール】
カーライフ総合情報サイトMOBILA(モビラ)/オートバックスセブンが運営する「もっとクルマで出かけよう」をテーマにしたカーライフ総合情報サイト。車やカー用品情報だけでなく、ドライブや旅行、アウトドア情報に加え、お出かけ先で役立つ渋滞情報やガソリンスタンド表示ができるMAPサービス、マイカーのメンテナンス管理機能など、カーライフにまつわる情報・機能が満載。「クルマに乗るすべての人に安心とワクワク」を届ける。
■カーライフ総合情報サイトMOBILA
https://mobila-carlife.jp/
■スタッドレスタイヤの性質と価格差について
そもそもスタッドレスタイヤとは、凍結路面や積雪路面でも高いグリップ力を発揮するタイヤのことである。ノーマルタイヤと比べて、ゴムの質や溝の形状が異なる。スタッドレスタイヤは、低温でも硬くなりにくい特殊なゴムを使っており、溝には細かい切れ込みが入っている。これにより、氷や雪の上でも路面と密着しやすくなる。
価格については、一般的に同一メーカーであれば最新モデルが高価だが、最新の技術を用いた高性能モデルである。従来モデルは最新モデルと比較すると性能は少し劣るが、買い求めやすい価格であることが多い。大手タイヤメーカーのものほど高価だが、品質やトータルバランスが高い。 また、製造年月日の古いものほど安価で販売されていることが多いが、劣化している場合もあるため注意が必要。安く購入する方法としては、カー用品店などで定期的に行っているセールやキャンペーンなどを活用したり、複数のオンラインストアで価格を比較すること。または、中古品を探すこともできるが、使用状況や状態などを確認することが重要だ。
■スタッドレスタイヤの選び方と使い方について
ここまで、スタッドレスタイヤの性質と価格差について説明したが、それだけでは選び方がわからないかもしれない。そこで、車に詳しくなくてもわかりやすい選び方と使い方を紹介する。
まず、選び方のポイントは以下の3つ。
・自分の車のサイズに合ったタイヤを選ぶ
・走行環境に合ったタイプを選ぶ
・自分の予算に合ったタイヤを選ぶ
自分の車に合ったタイヤを選ぶには、運転席ドア内側のラベルやタイヤサイドウォール(タイヤの側面)に記載されている数字をチェックする。例えば、「195/65R15」という数字があれば、幅が195mm、扁平率が65%、リム径が15インチという意味。この数字と同じサイズのスタッドレスタイヤを探す。サイズについては自分でよくわからなければ、専門店のスタッフにアドバイスを求めるのがベターだ。
次に、使い方のポイントは以下の2つ。
・スタッドレスタイヤは4本セットで同ブランドを装着する。
・プラットホーム(冬用タイヤとしての使用限度を示すサイン)が現れると、スタッドレスタイヤとしての性能が発揮されないため、定期的に点検・交換する。
スタッドレスタイヤは4本セットで装着することが必須。前輪だけや後輪だけに装着すると、バランスが崩れて危険だ。また、ノーマルタイヤと混合して装着することも避けるべき。ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤではグリップ力や制動距離が異なるため、走行時に不安定になる可能性がある。
スタッドレスタイヤは定期的に点検・交換することが望ましい。点検は、溝の深さやゴムの硬さなどをチェック。溝の深さは、新品時の溝の深さから50%以下になると、スタッドレスタイヤとしては使用できなくなる(ノーマルタイヤとしては使用可能)。ゴムの硬さは、指で押してみて柔らかさを感じるかどうかで判断することも可能だが、専門店にて硬度計を用いた点検がおすすめ。硬くなっていると、グリップ力が低下するため、交換の必要がある。走行だけでなく、経年によってもゴムは劣化するので、「このタイヤであまり走っていないから」といって、5年以上前のスタッドレスタイヤを履き続けるのは危険。必ず毎年状態をチェックしよう。
【監修者からのコメント】
スタッドレスタイヤの性能は各メーカーいずれも昔に比べると大きく進化していますが、氷上(アイスバーン)での停止距離などに関しては各社の最新モデルの方が性能が高く、トータル性能も優れています。より安心感をお求めであれば各社の最新モデルをお勧めします。特に雪道の走行に不安がある方や初めてスタッドレスタイヤを使用される方には最新モデルをお勧めします。
【監修者プロフィール】
カーライフ総合情報サイトMOBILA(モビラ)/オートバックスセブンが運営する「もっとクルマで出かけよう」をテーマにしたカーライフ総合情報サイト。車やカー用品情報だけでなく、ドライブや旅行、アウトドア情報に加え、お出かけ先で役立つ渋滞情報やガソリンスタンド表示ができるMAPサービス、マイカーのメンテナンス管理機能など、カーライフにまつわる情報・機能が満載。「クルマに乗るすべての人に安心とワクワク」を届ける。
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2023/11/10