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ウェス・アンダーソン×ベネディクト・カンバーバッチが初タッグ『ヘンリー・ シュガーのワンダフルな物語』

 『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)、『犬ヶ島』(18年)、『アステロイド・シティ』(23年)の奇才ウェス・アンダーソン監督が、“ドクター・ストレンジ”として世界中で知られるベネディクト・カンバーバッチと初タッグを組み、動画配信サービス「Netflix」で公開する映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』の日本版予告編とUS版キービジュアルが到着した。同映画は、9月27日より全世界独占配信される。

Netflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』9月27日より全世界独占配信

Netflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』9月27日より全世界独占配信

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 世界観、構図、台詞、ユーモア…他のどの映画監督とも一切被ることのない、圧倒的“超”個性を常に爆発させるウェス監督。今作は、『チャーリーとチョコレート工場』で知られる作家ロアルド・ダールの短編小説『奇才ヘンリー・シュガーの物語』を映像化。アンダーソン監督によるダールの小説の映像化は、ストップモーション・アニメーション映画『ファンタスティック Mr.FOX』(09年)に続き、2度目となる。

 本作は先日までイタリアで開催された「第80回ベネチア国際映画祭」(8月30日〜9月9日)でお披露目され、40分の短編ながら完璧に作られた“ウェス・ワールド”が絶賛された。

 解禁された予告編だけでも、ウェス監督らしい美しき映像世界が映し出されていく。カンバーバッチ演じる主人公は、大金持ちで独身、これまで働いたことのない、ギャンブルが大好きな男ヘンリー・シュガー。ある時、“目を使わずにモノを見る”ことができるという導師の存在を本で知った彼は、その力をギャンブルでイカサマをするために利用しようと計画する。

 すったもんだがありながらも透視の力を身に付けたヘンリーは、「今や容易に稼げる、世界中の誰よりも」と舞い上がり、あらゆるカジノでボロ儲けをしていく。しかしなぜか、考え込むような表情を見せたり、大量の札束を投げ捨てる姿も…。予告編のラストで語られる言葉は、「彼が世界のため何をしたか知るべきだ」――果たして、ヘンテコな男ヘンリーはこのチート能力を使って、何を起こすのか?彼に待ち受ける運命は?

 出演者は、カンバーバッチのほか、『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演し、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役、『シンドラーのリスト』(1993年)、『007 スカイフォール』(2012年)のレイフ・ファインズ、透視能力の導師役に、『シンドラーのリスト』、『ジャングル・ブック』(2016年)等に出演し、“ナイト”の称号を持つレジェンド、ベン・キングズレー、さらに、『ホテル・ムンバイ』(2018年)のデヴ・パテルら実力者ぞろいで、相変わらず豪華だ。

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