俳優の草なぎ剛が主演するNHKのドラマ 『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 (総合・BS4K)の放送日が、12月16日(前編)と23日(後編)に決定した(両日とも後10:00〜)。あわせて俳優の橋本愛、松本若菜、遠藤憲一の出演が発表され、それぞれの役どころと撮影後のコメントが到着した。なお、毎年9月23日は手話言語の国際デー。世界各地でさまざまなイベントが予定されている。
本作の主人公・荒井尚人(草なぎ)は、ろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子ども、コーダ(Children of Deaf Adultsの略)。仕事や結婚に失敗して人生に迷う中、手話通訳士として新たな生活をスタートさせる。法廷でのろう者の通訳を依頼されたことをきっかけに、現在と過去、二つの事件の謎と対峙することになるミステリー。原作は、丸山正樹の同名小説。
橋本が演じるのは、ろう者支援活動のNPO団体「フェロウシップ」の代表、手塚瑠美役。法廷で手話通訳を行っていた尚人を見て、手話通訳士の専属契約を依頼する。「とても大事な役割を私に委ねていただいたことに、感謝しかありません。原作小説を読んだとき、これまでの無知を心から恥じると同時に、今知れてよかった、と思いました。けれど全てを知った気になってはいけない、とも思っています。登場人物たち一人一人の歴史、人生を、多くの人に知ってほしいです。そして、私たちが今生きる社会を見つめ直すきっかけになれたらと思います」と、撮影を経て深めた思いを語っている。
松本は、一度結婚に失敗している尚人が現在、交際している女性、安斉みゆき役を演じる。尚人の元同僚の警察職員で会計課に勤めている。「草なぎさん演じる荒井尚人の心の奥深くに刻まれた傷の部分が露呈するところから物語は始まります。観ていくうちに、緊張感のあるサスペンス要素が深まり、謎が多く散りばめられていきます。また、家族との在り方も見どころとなっています。展開や人々とのつながりが心に残るような作品になって、みなさんに届くことを願っております」とコメントしている。
遠藤は、昔気質で一匹狼の刑事、何森(いずもり)稔役を演じる。管内で発生した殺人事件を追う中で、17年前の事件との関係に気が付く役どころだ。遠藤自身が手話をするシーンはなかったものの、「現場でたくさん言葉を教えていただきました。豊かな表現力でお話しされる皆さんとのひと時が楽しく、現場に向かう毎日がとても楽しみでした」と、オーデションで選ばれたろう者キャストとの共演を振り返っていた。
■脚本:高橋美幸のコメント
執筆にあたり、まずは「ろう者」「中途失聴者」「コーダ(耳が聞こえない両親をもつ聞こえる子ども)」や関係者の方々を取材。年代によって違う「ろう教育」の関連資料を元に作成した歴史年表と照らし合わせながら、登場人物一人一人の生い立ちや履歴を書き込む所から始めました。それぞれの背景を知らなければ、その「言葉」を書く事はできないと思ったからです。
「自分とは何者か?」普遍的なテーマにたどり着くために原作者が見つけた「ろう者」と「聴者」の狭間にいる「コーダ」の主人公。その視点で、事件や事件に関わってしまった人々の想いをひも解く中、見失っていた「自分」、すれ違っていた「家族」の絆が、炙 (あぶ)り絵 の様に浮かび上がるドラマを目指しました。
■音楽:原摩利彦のコメント
台本を一読して、頭で考えるのではなく、自然と自分の体から音楽が出てくるのを待った方がよいと思いました。尚人のことを考えたり、別のことに没頭したりしながら、この物語が自分の中に沁(し)み込んでいくのを待ちました。
ある日、ピアノの鍵盤に手を置いてみると何かを思い出したように指先から旋律の断片が出てきました。これを頼りに音楽を構築しています。尚人の呼吸とともに存在しているような音楽が書けたと思っています。
本作の主人公・荒井尚人(草なぎ)は、ろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子ども、コーダ(Children of Deaf Adultsの略)。仕事や結婚に失敗して人生に迷う中、手話通訳士として新たな生活をスタートさせる。法廷でのろう者の通訳を依頼されたことをきっかけに、現在と過去、二つの事件の謎と対峙することになるミステリー。原作は、丸山正樹の同名小説。
橋本が演じるのは、ろう者支援活動のNPO団体「フェロウシップ」の代表、手塚瑠美役。法廷で手話通訳を行っていた尚人を見て、手話通訳士の専属契約を依頼する。「とても大事な役割を私に委ねていただいたことに、感謝しかありません。原作小説を読んだとき、これまでの無知を心から恥じると同時に、今知れてよかった、と思いました。けれど全てを知った気になってはいけない、とも思っています。登場人物たち一人一人の歴史、人生を、多くの人に知ってほしいです。そして、私たちが今生きる社会を見つめ直すきっかけになれたらと思います」と、撮影を経て深めた思いを語っている。
遠藤は、昔気質で一匹狼の刑事、何森(いずもり)稔役を演じる。管内で発生した殺人事件を追う中で、17年前の事件との関係に気が付く役どころだ。遠藤自身が手話をするシーンはなかったものの、「現場でたくさん言葉を教えていただきました。豊かな表現力でお話しされる皆さんとのひと時が楽しく、現場に向かう毎日がとても楽しみでした」と、オーデションで選ばれたろう者キャストとの共演を振り返っていた。
■脚本:高橋美幸のコメント
執筆にあたり、まずは「ろう者」「中途失聴者」「コーダ(耳が聞こえない両親をもつ聞こえる子ども)」や関係者の方々を取材。年代によって違う「ろう教育」の関連資料を元に作成した歴史年表と照らし合わせながら、登場人物一人一人の生い立ちや履歴を書き込む所から始めました。それぞれの背景を知らなければ、その「言葉」を書く事はできないと思ったからです。
「自分とは何者か?」普遍的なテーマにたどり着くために原作者が見つけた「ろう者」と「聴者」の狭間にいる「コーダ」の主人公。その視点で、事件や事件に関わってしまった人々の想いをひも解く中、見失っていた「自分」、すれ違っていた「家族」の絆が、炙 (あぶ)り絵 の様に浮かび上がるドラマを目指しました。
■音楽:原摩利彦のコメント
台本を一読して、頭で考えるのではなく、自然と自分の体から音楽が出てくるのを待った方がよいと思いました。尚人のことを考えたり、別のことに没頭したりしながら、この物語が自分の中に沁(し)み込んでいくのを待ちました。
ある日、ピアノの鍵盤に手を置いてみると何かを思い出したように指先から旋律の断片が出てきました。これを頼りに音楽を構築しています。尚人の呼吸とともに存在しているような音楽が書けたと思っています。
2023/09/20