俳優の稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香らが出演する、朝井リョウの小説を原作の映画『正欲』（11月10日公開）より、新たな場面写真が解禁となった。また、今月15日から発売開始となるムビチケカードと前売り特典のクリアしおり（数量限定）のデザインも公開された。

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　稲垣が演じるのは、検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人で暮らす寺井啓喜（てらい・ひろき）。息子が不登校になり、教育方針を巡って妻とは度々衝突している。戸惑いの表情で誰かをまっすぐ見つめる寺井の姿を切り取った場面写真が解禁となった。彼の視線の先にいるのは一体？

　新垣が演じるのは、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月（きりゅう・なつき）。実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。そして、磯村が演じるのは、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道（ささき・よしみち）。写真は、夏月と佳道が、無言で前後に並びバスに揺られている場面だ。

　佐藤が演じるのは、ダンスサークルで活動し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也（もろはし・だいや）。東野は、そんな大也と同じ大学に通い、学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画し、彼が所属するダンスサークルに出演依頼をする神戸八重子（かんべ・やえこ）を演じている。絶妙な距離感のふたりの間に、一体何が起きたのか？

　それぞれに人生を歩んできた5人。少しずつ、彼らの関係は交差していく。誰ともつながれない、だからこそ誰かとつながりたい、とつながり合うことを希求する彼らのストーリーは、この世界で生き延びるために大切なものを、強い衝撃や深い感動とともに提示する。

　ムビチケカードは、稲垣と新垣が交錯するようなデザイン。ムビチケの前売り特典として配布される「クリアしおり」には、主要キャラクターたちの印象的な表情を切り取った写真が使用されている。