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奥田瑛二・安藤桃子“親子”で「第36回東京国際映画祭」ポスター飾る 小津安二郎『東京物語』をオマージュ

 俳優の奥田瑛二、映画監督の安藤桃子の“親子”を起用した「第36回東京国際映画祭」(10月23日〜11月1日開催)のポスターがお披露目された。ビジュアル監修は昨年同様コシノジュンコが務めた。このポスターは、あす18日より東京都近郊の映画館で掲出される予定。

奥田瑛二、安藤桃子の“親子”を起用した「第36回東京国際映画祭」(10月23日〜11月1日開催)ポスター

奥田瑛二、安藤桃子の“親子”を起用した「第36回東京国際映画祭」(10月23日〜11月1日開催)ポスター

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 今年の同映画祭では、生誕120年となる日本を代表する映画監督、小津安二郎の特集を組むことが決まっており、小津監督の代表作の1つである『東京物語』にオマージュを捧げるイメージで、現代の東京(撮影場所は東京駅近くのKITTE丸の内の屋上庭園)を舞台に、『東京物語』の中の笠智衆原節子に見立てた奥田と安藤を撮り下ろした(『東京物語』で笠と原は父と次男の嫁の義理の親子を演じたが奥田と安藤は実の親子)。

 ポスターとあわせて、安藤が同映画祭のナビゲーターに就任したことも発表された。これまで「アンバサダー」という形で俳優が務めてきた“映画祭の顔”(昨年は橋本愛が務めた)を、今年は映画監督であり、高知で映画館の代表も務め、自身で映画祭も企画するなどさまざまな形で映画にコミットしている安藤に任せることになった。

 また、今年は新たに東京国際映画祭のミッション(理念)として、「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する。」を掲げ、日比谷・丸の内地区の有力企業の連携、東京都、千代田区、中央区などの行政、全銀座会等の地元団体とのさまざまな協力体制を強化し、街ぐるみの映画祭としての進化を目指していく。

 10月23日のオープニングセレモニーは、昨年同様東京宝塚劇場で行うほか、クロージングセレモニーはTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12)、会期中の上映劇場は昨年から加わった丸の内 TOEI、丸の内ピカデリー、TOHOシネマズ 日比谷の大型劇場に加え、ヒューリックホール東京が新たに加わり、このほか、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテでも上映。上映本数は昨年よりもさらに拡大する予定だ。

■安藤桃子(映画監督)コメント

安藤桃子(C)Takashi Kurokawa

安藤桃子(C)Takashi Kurokawa

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争いも限界もなく、どんな存在にも光を当て、時間も空間も飛び越えて、自由自在に生きられる世界。
映画はあらゆる物語を具現化できる。
映画は世界を変えられる。
映画で世界が変わる。
本当に、そうなんだと思っている。

映画は人の心を映し出す。
目に見えない風や小さな生き物たちも、すべてのイノチを映し出す。
心の内にある、過去も未来も記憶し、記録する。
2023年の今、私たちは何を見つめ、どこへ導かれるのだろう。
映画祭は世界の羅針盤だ。
いま、ここ、東京から。

■「東京国際映画祭」運営スタッフのコメント

 この1年でスタッフ一同で意見を出し合い、「東京」「国際」「映画」「祭」をきちんと言葉通りに体現できるようにということで考えました。「映画の可能性」にはアート作品からエンタメ大作までさまざまな作品が生み出される可能性、人生や文化、世界を変える可能性、過去の遺産の継承(旧作)・現在の多様性の享受(最新作)・未来の開拓(野心作)への可能性、などさまざまな思いを込め、「多様な世界」には国・人種・性別・民族・宗教・言語・価値観・世界観などの様々なボーダーを越えたもの、国外だけでなく国内も含み、製作者と観客のボーダーも越えたものといったことを意図し、映画の力で多種多様な世界をよりカラフルにしていけたらと思っております。そして、最終的にはお祭りとして楽しんでいただければと思っています。

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  1. 1. 奥田瑛二・安藤桃子“親子”で「第36回東京国際映画祭」ポスター飾る 小津安二郎『東京物語』をオマージュ
  2. 2. 「第36回東京国際映画祭」オープニングは『PERFECT DAYS』、クロージングは『ゴジラ-1.0』

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