俳優・堀田真由が主演する映画『バカ塗りの娘』(8月25日青森県先行公開、9月1日全国公開)より、堀田と小林薫が実際に挑戦した津軽塗の工程を長回しで見せたこだわりの本編シーンが解禁となった。
同作は、第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した高森美由紀氏(※高=はしごだか)の著書『ジャパン・ディグニティ』を、タイトルを変えて映画化。海外では「japan」と呼ばれることもある“漆”(うるし)や、青森の伝統工芸・津軽塗を背景に、四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、そこに生きる人々の魅力を織り交ぜて描く。鶴岡慧子監督がメガホンをとり、堀田が津軽塗職人を目指す娘・美也子役、小林が寡黙な父・清史郎役を演じた。
今回解禁された解禁された映像は、器に丁寧に色を付けていく父・清史郎の手元と、それに熱視線を送る娘・美也子の眼差しから始まる。美也子は父から受け渡された器に手際よく緑の漆を塗っていき、父はそれにさらに漆を重ねていく。器が美也子に受け渡される時に鳴る木と木が触れ合う音と、清史郎の刷毛が器の上を滑る音、二人の間に会話は無いが、作業する音は何とも心地よく耳に響く。
ヒグラシの鳴き声に夏の夕方を感じていると、遠くにねぷた祭りの太鼓と笛の音が聞こえ、それはまるで日本人の心の原風景にあるような瞬間だ。「このくらいで」と漆の具合を娘に伝えるのは父というよりも師としての姿だが、二人揃ってカップアイスを黙々と頬張る間は親子の時間がゆっくりと流れていく。
鶴岡監督は、彼らが工房で漆塗りに向き合うこのシーンについて並々ならぬ熱意を抱き、「省略しすぎてしまうと、津軽塗がものすごい数の工程を踏んで作られているものだということが伝わらなくなってしまうので気をつけました」と話している。「ひとつひとつの工程をしつこく見せるぞ!という思いで撮りました。編集した時もじっくり見せることを意識してカットするのを我慢したし、本物を作っている動きだったり音だったりを感じてもらいたいという狙いで、かなり長尺を割いています」とそのこだわりを明かしている。
堀田は、本作の撮影を通し津軽塗に初挑戦。実際に津軽塗の箸を愛用しているそうだが、今だからこそ伝統工芸に触れるべきだと話す。「最新な物が次から次へと産まれ機械化・自動化が主流になってきた今改めて、日本の美しい伝統工芸に触れ何を感じ受け取るか、そして伝授していくことの厳しさとどう向き合っていくのか津軽塗りを通して繋がる家族の物語から何か感じ取っていただけると幸いです」とアピールする。
監督は津軽塗に触れたことで自身の映画制作に対する価値観にも影響があった模様。「バカ塗りの“バカ”とは、ひたむきさを表す“バカ”です。津軽塗と出会い、ものづくりに対する慎ましくも純度の高い情熱に触れ、私もこんなふうに映画をつくりたいと思いました。1カット1カット丁寧に、漆を塗り重ねるように撮る。色鮮やかな模様を研ぎ出すように、登場人物たちの個性で画面を満たす。堀田さん、小林さんはじめ、素晴らしい俳優さんたちとご一緒することができましたし、弘前の皆さん、津軽塗の職人さんたちに、本当の意味で支えていただきました。みんなでつくったこのひたむきな作品を、たくさんの方に楽しんでいただけたら幸いですし、津軽塗の魅力を知っていただけたらうれしいです」。
8月2日より東京・西武池袋本店で、本作の公開を記念して映画鑑賞券があたるSNS(ブランド名を「X」に変えた「Twitter」)キャンペーン(〜8月15日)や、オリジナルグッズがもらえる購入者先着プレゼントなどのキャンペーン(〜8月31日)を実施中。7階(北B2)「くらしのぎふと」では、[ニッポンのいいもの 特別企画]津軽塗 特別販売会も開催中(〜8月31日)で、職人の技が光る青森の伝統工芸品「津軽塗」の汁椀やお箸などが紹介されている。
同作は、第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した高森美由紀氏(※高=はしごだか)の著書『ジャパン・ディグニティ』を、タイトルを変えて映画化。海外では「japan」と呼ばれることもある“漆”(うるし)や、青森の伝統工芸・津軽塗を背景に、四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、そこに生きる人々の魅力を織り交ぜて描く。鶴岡慧子監督がメガホンをとり、堀田が津軽塗職人を目指す娘・美也子役、小林が寡黙な父・清史郎役を演じた。
ヒグラシの鳴き声に夏の夕方を感じていると、遠くにねぷた祭りの太鼓と笛の音が聞こえ、それはまるで日本人の心の原風景にあるような瞬間だ。「このくらいで」と漆の具合を娘に伝えるのは父というよりも師としての姿だが、二人揃ってカップアイスを黙々と頬張る間は親子の時間がゆっくりと流れていく。
鶴岡監督は、彼らが工房で漆塗りに向き合うこのシーンについて並々ならぬ熱意を抱き、「省略しすぎてしまうと、津軽塗がものすごい数の工程を踏んで作られているものだということが伝わらなくなってしまうので気をつけました」と話している。「ひとつひとつの工程をしつこく見せるぞ!という思いで撮りました。編集した時もじっくり見せることを意識してカットするのを我慢したし、本物を作っている動きだったり音だったりを感じてもらいたいという狙いで、かなり長尺を割いています」とそのこだわりを明かしている。
堀田は、本作の撮影を通し津軽塗に初挑戦。実際に津軽塗の箸を愛用しているそうだが、今だからこそ伝統工芸に触れるべきだと話す。「最新な物が次から次へと産まれ機械化・自動化が主流になってきた今改めて、日本の美しい伝統工芸に触れ何を感じ受け取るか、そして伝授していくことの厳しさとどう向き合っていくのか津軽塗りを通して繋がる家族の物語から何か感じ取っていただけると幸いです」とアピールする。
監督は津軽塗に触れたことで自身の映画制作に対する価値観にも影響があった模様。「バカ塗りの“バカ”とは、ひたむきさを表す“バカ”です。津軽塗と出会い、ものづくりに対する慎ましくも純度の高い情熱に触れ、私もこんなふうに映画をつくりたいと思いました。1カット1カット丁寧に、漆を塗り重ねるように撮る。色鮮やかな模様を研ぎ出すように、登場人物たちの個性で画面を満たす。堀田さん、小林さんはじめ、素晴らしい俳優さんたちとご一緒することができましたし、弘前の皆さん、津軽塗の職人さんたちに、本当の意味で支えていただきました。みんなでつくったこのひたむきな作品を、たくさんの方に楽しんでいただけたら幸いですし、津軽塗の魅力を知っていただけたらうれしいです」。
8月2日より東京・西武池袋本店で、本作の公開を記念して映画鑑賞券があたるSNS(ブランド名を「X」に変えた「Twitter」)キャンペーン(〜8月15日)や、オリジナルグッズがもらえる購入者先着プレゼントなどのキャンペーン(〜8月31日)を実施中。7階(北B2)「くらしのぎふと」では、[ニッポンのいいもの 特別企画]津軽塗 特別販売会も開催中(〜8月31日)で、職人の技が光る青森の伝統工芸品「津軽塗」の汁椀やお箸などが紹介されている。
2023/08/04