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吉永小百合、大泉洋は「聞き上手」質問攻めにされ「あらぬことまで話してしまった」

 俳優の吉永小百合大泉洋が10日、大阪・あべのアポロシネマで開催された映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)の先行上映会で舞台あいさつに登壇した。山田洋次監督にとって90本目となる最新作で、吉永主演の『母べえ』『母と暮せば』に続き、『母』三部作の集大成とも言える作品に仕上がった本作。吉永は「今回の作品は、今までにないような監督の気合いを感じました。“新しい映画を作るんだ”という想いが込められていて…。時には厳しい演出もありましたが、新しい家族の物語に仕上がったんじゃないかと思います」と自信をのぞかせていた。

大阪で行われた映画『こんにちは、母さん』大阪で開催された舞台あいさつに登壇した(左から)大泉洋、吉永小百合

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 そんな吉永と本作で初共演したのが、息子・昭夫役を演じた大泉。今回の共演について、「今こう並んでいると親子には見えないかもしれませんけれども、不思議と現場に入ると小百合さんのお力か、母親にしか思えなかったですね。撮影の2ヶ月間、こんなにすてきな母と過ごせたのが幸せでした」としみじみと語り、喜びを表していた。

 さらに大泉は山田組にも今回が初参加となったが、監督とは密にコミュニケーションを重ねていたそうで、撮影はとにかく楽しかったと振り返った。「山田監督はいろいろなことをお話ししてくださるんですよね。撮影に入る前に、“こういうことがあったからこのシーンを書いたんだ”といった背景を教えてくださるおかげで、役も膨らませていくことができました」と貴重な舞台裏でのエピソードも明かしていた。

大阪で行われた映画『こんにちは、母さん』大阪で開催された舞台あいさつに登壇した吉永小百合

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 吉永は、今回、初の“おばあさん役”に挑戦。役作りについて特別意識したことはないという吉永だが、「今回は足袋屋のお母さん役。夫を亡くして、下町で一生懸命に生きている人という役どころだったので、そういうおばあちゃんの気概みたいなところは出したいなと思いました」と役への思いを語った。さらに「昭夫に対しても『お前』というせりふがあるんですが、映画の中で『お前』と呼びかけるのも初めてで。振り返ってみると新鮮でしたし、演じていて楽しかったですね」と笑顔を見せていた。

 大泉ふんする昭夫は、大企業の人事部長を務めるサラリーマンという役どころ。「人事部長という立場のつらさから、実家に帰るシーンがあるんですね。ストレスからお母さんにつらく当たってしまう場面もあったり。私も実家に帰ると母親に愚痴みたいなものをこぼしてしまったり、些細な会話から言い合いになってしまうようなこともあったりするので、共感する部分もありましたね」と振り返り、同年代の男として昭夫と重なる部分も多かった様子。

大阪で行われた映画『こんにちは、母さん』大阪で開催された舞台あいさつに登壇した大泉洋

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 親子役ということもあり共演シーンも多かった2人だが、自然と撮影の合間には話をする時間も多かったそう。「私は普段あまりプライベートのお話はしないんですが、大泉さんが聞き上手だったので、ついついあらぬことまで話してしまいました」と笑みをこぼす吉永。一方、大泉は「特に今回小百合さんはご自身のせりふも多いので、撮影の合間に控え室に戻られることも多かったんですね。集中なさってるんだろうなと思いつつ、たまに控え室から出てこられた瞬間はもう記者のように張り付いてましたよね。『朝起きる時間は?』『若さの秘訣は?』なんて聞いたり」と貴重な吉永との時間を逃さまいと質問攻めにしていた様子を明かし、会場の笑いを誘っていた。

 さらにトークは2人が観客に注目してほしいシーンについての話題に。吉永は「劇中で昭夫さんが追い詰められて私のところへ逃げてくるシーンがあるんですね。私がかばってあげて、昭夫さんが私の後ろに隠れるというお茶目なシーンがあるので、ぜひ見逃さぬよう見ていただきたいです」とプッシュ。すると大泉も「宮藤官九郎さん演じる木部が怒るシーンで、思わず母(吉永)を盾にするシーンなんですよね。ちょっと“大泉洋”が垣間見えていたシーンかもしれません」と茶目っ気たっぷりに反応した。

 そんな大泉は福江が酔っ払ってしまうシーンを挙げ、「切なくもかわいらしいお姿が印象的でしたね。何日かかけて撮影したシーンだったんですが、すてきなシーンに仕上がっていると思います」とコメント。さらに作品全体としても、「爽やかな物語が描かれているので、どの世代の方々が観ても元気になれると思いますし、いくつになっても人を好きになる素晴らしさを感じられる作品になっていると思います」と魅力を語り、見どころをアピールしていた。

大阪で行われた映画『こんにちは、母さん』大阪で開催された舞台あいさつに登壇した(左から)大泉洋、吉永小百合

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 最後に、大泉は「山田監督らしさは残しつつ、監督の新しい挑戦も感じられるような面白い作品に仕上がっていると思います。今は配信だったり、一人で映画を観る機会も多くなってきていると思いますが、たくさんの人たちと映画館で観る楽しさもあると思いますので、多くの方に劇場へ足を運んでいただけたら」。

 吉永は「山田監督の作品では今までになかったような珍しい撮影の仕方もしましたし、ちょっぴり新しさも感じられる作品だと思います。今回も本当にお心を込めて、すてきな作品を私たちに出演させてくれて、導いてくださったと思います。気に入ってくださったらぜひ周りの方におすすめしていただけたらうれしいです」と、締めくくった。

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  1. 1. 吉永小百合「テキパキしすぎ」と山田洋次監督からダメ出し&大泉洋もぼやき
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