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萩原利久&八木勇征、『美しい彼』酒井麻衣監督のべた褒めにグータッチ

 俳優の萩原利久八木勇征が8日、『劇場版 美しい彼〜eternal〜』の公開記念舞台あいさつに、ドラマシーズン1、2から引き続き劇場版の演出を手がけた酒井麻衣監督とともに登壇。この日は、全国151館の劇場で生中継も行われ、中継先の劇場でも満員御礼の盛況ぶりだった。加えて、萩原、八木による副音声上映が21日に実施されることも発表された。

『劇場版 美しい彼〜eternal〜』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)酒井麻衣監督、萩原利久、八木勇征

『劇場版 美しい彼〜eternal〜』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)酒井麻衣監督、萩原利久、八木勇征

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 2021年にスタートしたドラマ版から約2年、劇場版でクライマックスを迎えた『美しい彼』。「やっとこの日を迎えることができました」「今日1日楽しんでいきましょう!」と喜びの声をあげたダブル主演の萩原と八木に続いて、『美しい彼』シリーズの舞台あいさつに初登壇となった酒井監督は「皆さんの応援のおかげで劇場版ができました。ありがとうございます。すごく緊張してます」とあいさつした。

 この日のイベントは、SNSで事前に寄せられた3771通ものファンからの質問に答える形でスタート。「萩原さん、八木さんは酒井監督が描かれるイメージ通りの演技をされましたか? 想像していなかったけれど、お二人の演技が素晴らしくて、そちらを採用したというようなシーンがありますか?」という1問目の質問がMCから読み上げられると、萩原は即座に「もしかしたら反省会になるかもしれない…(笑)」と少し緊張し、八木も「可能性はあるね(笑)」と同意。

『劇場版 美しい彼〜eternal〜』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)酒井麻衣監督、萩原利久、八木勇征

『劇場版 美しい彼〜eternal〜』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)酒井麻衣監督、萩原利久、八木勇征

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 しかし、酒井監督は「ほとんどのシーンが、お二人は想像以上のお芝居をしてくださいました」「特にびっくりしたのは“写真撮影のシーン”ですね。萩原さんに実際にカメラを持っていただいて、フォーカスとシャッターを切りながら、とてもそれは難しい撮影だったと思うんですけど、萩原さんには『1人のカメラマンとして撮ってください』、八木さんには『1人の俳優として演技してください』とお願いしたんですが、あれは平良の目線でしか撮れない清居だったと思います」「本当に素晴らしかったと思います」とベタ褒め。

 これを聞いて萩原と八木は、グータッチをしながら喜び合った。萩原は「酒井監督は僕らに道標をくれたので、僕らが振り切った演技をしていても絶対に大丈夫なんだろうな、っていう信頼関係のもとで撮影してたんだろうなと思います」と明かし、八木も「初めてのダブル主演で、全ての事が初めて」だったという本作について「初めてが酒井監督で、共演する相手が利久で良かったです。本当に最高の作品に巡り会えたなと思っています」と感謝を述べた。

 劇場版のタイトルに因んで、「これがないと生きていけない<エターナルなもの>を教えてください」と言う質問に対して酒井監督は「撮影とか、作品作りですね。撮影がないとほんと生きた心地がしないので」と回答。八木は「サウナかな? 実は、整ったらエターナルって言うんですよ…うそです(笑)。僕の日常を頑張るモチベーションの一つになっています」と笑いを誘った。萩原は「サッカーとバスケの試合の観戦ですね。ここへくる時も観ていました」と答えた。

 さらに、「どのような高校生活を過ごされましたか?」と言う質問に対して萩原は「帰宅部のエースでした。『ジャンプ』を読むことしか考えてなかったです」と苦笑い。「僕は部活に3年間を注いでいて、サッカー漬けの高校生活でした。きつかったけど、今ではいい思い出です」と答えた八木に対して、萩原が「そういうの、言いたいな」と羨望の眼差しを向けると、八木は「でもきついよ(笑)。放課後遊びに行きたかったもん」とそれぞれの高校時代を振り返った。

 劇場版の公開を迎えることで「『美しい彼』ロスに向けて、対策を教えてください」と言うファンからの切実な質問に対して八木は、本作には、酒井監督ならではの細かいこだわりが多数詰まっていることを挙げながら「新しい楽しみ方、細かいところを探しながら、また観るのは、楽しいんじゃないかなと。だからロスとか気にしなくていいと思います」と優しい言葉をかけ、萩原も「友達と観るとまた違う楽しみ方ができると思います。しゃべりながら観ると楽しいですし、自分では見つけられなかった楽しみを見つけられると思います」と提案した。

 21日から、上映劇場で使用可能なスマートフォンアプリ「HELLO! MOVIE」を使用した本作の副音声付きの上映が開始されることが発表されると、「つい映像に見入っちゃうんです(笑)」(萩原)、「103分、ずーっとしゃべってました(笑)」(八木)などと、副音声に期待が高まるエピソードも披露。副音声付きの上映では、2人で、撮影時の裏話やお気に入りのシーン、隠された小ネタの数々など、ここでしか聞けない話を映画館で本編を見ながら楽しむことができる。

 締めのあいさつでは、萩原が「『美しい彼』シーズン1の時から考えると、奇跡のような瞬間なんじゃないかなと。1人でも多くの方に美しい彼という作品を知ってもらって、もっともっと大きいところに広がってくれたら一番うれしい。たくさん『美しい彼』を愛してくださいまして、ありがとうございます」。八木は「シーズン1を超える気合で、一生懸命一つの方向に向かって作り上げた作品ですので、本当にたくさんの方に今後もっと届いて、ロングランにできる作品になればいいなと思っています。日本だけじゃなく、ベトナムだったりとか海外の上映も決定したので、国境を超えてこの作品が愛されてるんだなと、改めて実感しました。楽しんでいただけたらうれしいです」と語り、台湾、ベトナムなど、海外での上映も決まっていることを報告した。

 最後に酒井監督が「まずは、この作品を生み出してくださった凪良先生ありがとうございます」と、原作小説の著者である凪良ゆう氏に感謝を述べ、「シーズン1の時は、まだシーズン2、劇場版の制作が決まっていませんでしたが、お客様の熱い応援のおかげで奇跡的に、出来ることになりました。本当にありがとうございます、毎日元気をもらってます」と、ファンへの感謝の言葉で締めくくった。

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