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磯村勇斗ら一風変わった映画賞に刺激「映画で何かの力になっていきたい」

 一般財団法人日本ファッション協会主催による「日本クリエイション大賞2022/第20 回シネマ夢倶楽部表彰」の表彰式が28日に都内で開催され、俳優の磯村勇斗が新進気鋭の若い才能、意欲的な活動をした新世代に贈る「推薦委員特別賞」を受賞した。

第20回シネマ夢倶楽部表彰「推薦委員特別賞」を受賞した磯村勇斗 (C)ORICON NewS inc.

第20回シネマ夢倶楽部表彰「推薦委員特別賞」を受賞した磯村勇斗 (C)ORICON NewS inc.

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 表彰式は、製品、技術、激術・文化活動、地域振興、環境、福祉などジャンルを問わずクリエイティブな視点で生活文化の向上に貢献し、次代を切り開いた人物・事象などを表彰大賞としている「日本クリエイション大賞」とあわせて行われ、ほかの映画賞とは一風変わった趣き。

 安全で環境に優しい冷却システムでワクチン接種を支えた株式会社ツインバード(新潟県燕市)が「大賞」を受賞したほか、鉄筋を使わない“さびない橋”を世界で初めて高速道路で実用化した西日本高速道路株式会社(大阪府大阪市)・三井住友建設株式会社(東京都中央区)が「インフラ技術賞」、10年にわたって子ども食堂を続けている一般社団法人ともしびatだんだん(東京都大田区)が「よりどころ賞」、世界シェア100%、1000℃の高熱に耐えるバーコードラベルを製造するYSテック株式会社(大阪府吹田市)が「きらり技術賞」としてそれぞれ表彰された。

 磯村は先に行われた日本クリエイション大賞の受賞スピーチに共感するところがあったようで、「映画作りも奇跡がないと作れない。その奇跡を生み出すのがスタッフやキャストの努力で、それがなければ奇跡が起きるところまでたどり着けない。そんな映画の世界に携わることができている時間をしっかりかみしめて、これからも奇跡をたくさん起こして、何かの力になっていきたい」と意気込みを新たにしていた。

ほかに、磯村も出演した映画『PLAN 75』の監督・脚本を手がけた早川千絵氏、映画『さがす』に出演した俳優の伊東蒼も「推薦委員特別賞」を受賞。

早川監督も「日本クリエイション大賞」に感銘を受けたようで、「人の営みというのは本当にいろいろなものがあるんだな、と思いました。いろいろな仕事、情熱を傾けるもの、思い、志があるんだな、と実感しました。私は映画作りを通して、人の営みについて描いていきたいと思っています」とコメント。

 伊東も「名前を知っている会社」と並んで表彰されていることに緊張しながらも、「最近は自分が出た作品について感想をいただくことが多くなって、それを観るたびに、またこうした賞をいただくことで自分のお芝居や作品が届いていることを実感できてすごくうれしい気持ちになります。これからも大好きな映画に関わっていけるように一生懸命頑張っていきたいと思います」と喜びを伝えた。

「シネマ夢倶楽部表彰」は、「推薦委員特別賞」のほかに、毎年国内で公開された新作映画からベストシネマの上位3位を選定する「ベストシネマ賞」、映画を通して生活文化の発展などに貢献する活動に贈る「シネマ夢倶楽部賞」を選定し、表彰していている。今回は、シネマ夢倶楽部の事業活動20年の節目のメモリアル賞として「20周年記念賞」が設けられた。

■「第20回シネマ夢倶楽部表彰」一覧

ベストシネマ賞:
第1位『ある男』(監督:石川慶)
第2位『マイ・ブロークン・マリコ』(監督:タナダユキ
第3位『ベルファスト』(監督:ケネス・ブラナー)
シネマ夢倶楽部賞:シアター・イメージフォーラム
推薦委員特別賞:早川千絵(脚本・監督:『PLAN75』)、伊東蒼(出演:『さがす』)、磯村勇斗(出演:『PLAN75』)
20周年記念賞:山田洋次(映画監督)、安藤サクラ(俳優)
第15回東京新聞映画賞:『土を喰らう十二カ月』(監督:中江裕司

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  1. 1. 山田洋次監督「日本映画がもう一度輝くために働きたい」と意欲
  2. 2. 安藤サクラ「プロフィールにもウィキペディアにも載っていない」映画への思い
  3. 3. 磯村勇斗ら一風変わった映画賞に刺激「映画で何かの力になっていきたい」

関連写真

  • 第20回シネマ夢倶楽部表彰「推薦委員特別賞」を受賞した磯村勇斗 (C)ORICON NewS inc.
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  • 『日本クリエイション大賞2022/第20回シネマ夢倶楽部表彰』表彰式の模様 (C)ORICON NewS inc.
  • 『日本クリエイション大賞2022/第20回シネマ夢倶楽部表彰』表彰式に出席した(左から)山田洋次監督、安藤サクラ (C)ORICON NewS inc.
  • 第20回シネマ夢倶楽部表彰「20周年記念賞」を受賞した山田洋次監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 第20回シネマ夢倶楽部表彰「20周年記念賞」を受賞した山田洋次監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 第20回シネマ夢倶楽部表彰「20周年記念賞」を受賞した安藤サクラ (C)ORICON NewS inc.
  • 第20回シネマ夢倶楽部表彰「ベストシネマ賞」第2位となった『マイ・ブロークン・マリコ』のタナダユキ監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 第20回シネマ夢倶楽部表彰「第15回東京新聞映画賞」を受賞した中江裕司監督 (C)ORICON NewS inc.

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