俳優の井ノ原快彦が主演するテレビ朝日系の人気ドラマシリーズ『特捜9』の新シーズンとなる『season6』（毎週水曜　後9：00）が、4月5日から放送されることが1日、わかった。

　2006年にスタートした『警視庁捜査一課9係』時代から、『特捜9』（2018年〜）を経て17年間、共に過ごしてきた特捜班メンバーの小宮山志保（羽田美智子）、青柳靖（吹越満）、矢沢英明（田口浩正）らは引き続き出演。そして昨シーズンより加わった若手警察官・三ツ矢翔平（向井康二／Snow Man）、高尾由真（深川麻衣）も登場し、井ノ原演じる主任・浅輪直樹が引き続き特捜班をまとめる。

　今シリーズでは、『9係』で出会い、『特捜9』で結婚した直樹と倫子（中越典子）夫妻の今後や、『season4』最終回で結ばれた村瀬健吾（津田寛治）＆志保夫婦、さらには青柳＆矢沢のコンビや、班長・国木田誠二（中村梅雀）の今の思いも描かれていく。

　井ノ原は新シーズンスタートに向け、「もう『season6』になるんだなと思うと…感慨深いです」としみじみ語りながら、「今年は人間ドラマにもう一度立ち返って、それぞれのプライベートも描き、事件解決だけじゃなく、ひとりずつが抱えるドラマを大事にしていくのがみどころ。それこそが、17年を経た今の僕らだからできることなんじゃないかな」と決意をにじませる。

　羽田もまた、「17年間続いてきた『特捜9』はドラマの“老舗”といえるかもしれませんが、老舗って必ず“革新”があるから継続しているもの。老舗の味を残しつつフレッシュな空気も加えて、私たちにしかできない作品づくりを今年も目指していきたい」と、井ノ原の思いに共感した。

　そんな羽田との“女子バディ”の活躍も期待される深川は「新シーズンでは1年間の経験を得て、少しほぐれた由真の気持ちを表現できたらいいなと思っています。2年目は、ちょっと遊び心を持ちながら楽しんで演じていきたい」と意気込みを語った。