俳優の山崎紘菜（28）、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー（38）、山崎貴監督が2月28日、都内で行われた映画『フェイブルマンズ』（3月3日公開）の試写会イベントに登壇した。

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　50年にわたるキャリアの中で、『ジョーズ』、『E.T.』、『ジュラシック・パーク』など史上最も愛され、変幻自在なフィルモグラフィを世界に送り出してきた巨匠スティーヴン・スピルバーグが、“映画監督”になる夢をかなえた自身の原体験を描いた最新作となる。

　本作についてカズレーザーは「幼少期の子役の子が芝居がうまいな、と。こんなうまい子いるんだ、と度肝を抜かれた」と感嘆。「人間としてのスピルバーグ監督の葛藤を描いているけど悩みの根源が家族とか周りの状況。通して見るとスピルバーグ監督って、ずーっと映像を撮る技術面では迷ってない。ちゃんと天才なんだなっていうのが見られました」と魅力を語っていた。

　また、スピルバーグ監督作品で好きなものを語ることに。山崎監督は『未知との遭遇』、山崎紘菜は『AI』、カズレーザーは『ジョーズ』を挙げた。カズレーザーは「今、無限に作られているサメ映画というジャンルの礎は『ジョーズ』があったから。なかったら、（サメ映画という）あの棚はなくなってるはず」と力説。「ホホジロザメっていう魚の一種を、ここまで世界的に有名にした作品。年間通しても、サメの被害って、そんなに死者は出ないのに、あの1本だけで年間の死者より出てる。それぐらい世界を変えちゃった。本当にスゴい作品だと思います」とうなった。

　さらに、カズレーザーは「漁師の方に聞くと、サメってあんなに尾翼を出して泳がない。あれ、ジョーズのせいでサメはあんなに浅瀬を泳ぐと思ってる。だって、来る前に、あんなに見せつける必要はない」と驚く。最後にカズレーザーは「そもそもサメ映画ってなんだ（笑）。なんで、そんなものが成立しているんだ」と苦笑いだった。