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藤竜也、80代最初の主演映画作公開決定 三遊亭円楽さんが友情出演

 連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年前期)にも出演した俳優の藤竜也(81)が80代となり最初に主演を務めた映画『それいけ!ゲートボールさくら組』が、5月12日より全国公開されることが明らかになった。共演は、石倉三郎(76)、大門正明(73)、森次晃嗣(79)、小倉一郎(71)ら、平均年齢76歳・合計380歳。生前ゲートボール愛好家としても知られていた落語家・三遊亭円楽さんも友情出演している。

藤竜也主演、映画『それいけ!ゲートボールさくら組』5月12日公開 (C)2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

藤竜也主演、映画『それいけ!ゲートボールさくら組』5月12日公開 (C)2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

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 藤は、スクリーンデビューから60年、『愛のコリーダ』(1976年)や『龍三と七人の子分たち』(2015年)など昭和から現在まで活躍し続け、さまざまな主演作や代表作を生み出してきた。

 本作は、ベテラン俳優陣が所狭しとスクリーンで大暴れする勧善懲悪、人情喜劇のエンタメムービー。かつて高校ラグビーで青春を謳歌したジーサンたちが、60年ぶりに集結。マネージャーだったサクラが経営するデイサービス“桜ハウス”が倒産危機と知り、今自分たちができることで手助けしようと一念発起し、どういうわけか「チームさくら組」を結成、ゲートボール大会に出場して優勝を目指すことになる。

 藤が主人公・織田桃次郎役を、上記の俳優たちが高校時代からの元ラグビー部仲間を演じる。さらに、山口果林田中美里も「チームさくら組」の一員として華を添える。ほかにも、桃次郎たちのかつてのラグビー部仲間で今は亡き盟友役として毒蝮三太夫(特別出演)や、その孫娘で桃次郎たちにゲートボールをスパルタ指導する女子高生・嶋田七海役で本田望結が出演する。

 予告映像では、友のピンチのために集まった76歳の桃次郎とかつての高校時代のラグビー部仲間たちが「チームさくら組」を結成し、ゲートボールに挑戦することになる。体は衰えても、高校時代に培ったチームワークでゲートボール大会優勝を目指して大奮闘していくが、悪徳企業の陰謀が立ちふさがる。円楽さんが解説者役を務め、「どっちも頑張れ!」と熱い試合を繰り広げる選手たちに声援を送る。

 予告に収められた対戦チームの脅威のスピンショット以外、ゲートボールシーンの撮影は、すべて俳優自らが実際に打球をして行っている。皆は口々に、「監督は、後でCGで処理してくれると言っていたのに…」と皮肉タップリに笑顔で当時のことを振り返っていたそう。そんな彼らの体を張ったショットの数々も注目だ。

 主題歌に起用されたのはシンガー・ソングライター、ギタリストのReiによる「Smile! with 藤原さくら」。温かな歌声が桃次郎たちの奮闘を明るく照らし、思わず笑顔があふれるようなハートウォーミングな印象に包んでくれる。ナレーションは、予告冒頭に遺影で登場する特別出演の毒蝮が務めている。

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