• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
オリコンニュース

たけし軍団40年、舞台で新境地 年齢、時代の波を感じながら走り続ける「おじいちゃん像を変えたい!」

 「誰がこんな年齢までやっていると思っていましたか?ノストラダムスだって予言できない。海水パンツで熱湯風呂に入っていた奴が、今や社長と専務ですよ?」「おかしな世の中ですよ(笑)」。こう笑うのは、つまみ枝豆(64)とダンカン(64)だ。「石原軍団」「日光猿軍団」と並び、日本3大軍団に君臨した「たけし軍団」が、1983年の結成から40周年を記念して、舞台『ウスバカゲロウの男たち』を行い、新境地を見せる。

舞台『ウスバカゲロウの男たち』を行うたけし軍団 (C)ORICON NewS inc.

舞台『ウスバカゲロウの男たち』を行うたけし軍団 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

この記事の写真はこちら(全6枚)


■コメディーではなく“人情物語”を紡ぐ 豪華ゲストに恐縮?

 舞台のあらすじは、1000人近くの従業員を抱える中堅家電メーカーの創業者・松賀大作が逝ったところから始まる。次期社長は創業時から会社を支えてきた役員(たけし軍団メンバー)から選ばれることとなったのだが、全員が全員「自分が社長に!」と主張しはじめたから役員会議は支離滅裂の大混乱となる。

 どこかたけし軍団の歩みを彷彿とさせるが、枝豆は「作家の先生が、それを思って書いてくれたのか、実際と逆な部分もあるんですけど、似たものになっていますね」と語り、ダンカンも「涙あり、笑いありというように、物語として楽しんでいただけると思います」と笑顔でアピールする。ガダルカナル・タカ、松尾伴内、グレート義太夫、ラッシャー板前、井手らっきょ、柳憂怜が、舞台でぶつかり合う、笑いと涙の昭和スパイス令和人情物語となるが、2人のかけあいが弾む。

【ダンカン】ちょっと、そろばん弾くと、例えば今回コメディーをやったとして、それがテレビの人などの目にとまってくれたとしても、我々の年齢で、コメディーで使ってもらえるのかと考えたら、使ってもらえる可能性は低いですよね。だったら、いい味しているなというところから、俳優として起用される可能性がありますから。

【枝豆】その意見は正しいですけど、ちゃんとできてからの話だから(笑)!やる側としても、不安もあります。どれだけのお客さんが来てくれるのかっていうのが見えないところがある。これが好評だったら次もやるかもしれないですし、もしかしたらこれが見納めになるかもしれない。だからこそ、今回はぜひとも見に来ていただきたいです(笑)。

【ダンカン】世の中が今まで作ってきた「おじいちゃん像」を変えたい!背中を丸めて…みたいじゃなくて「くだらない、バカやってるな」と言ってもらいたい(笑)。

 8日〜12日、東京・新宿のシアターサンモールで上演される同作だが、日替わりゲストとして原田龍二(3月8日の午後7時/9日の午後7時)、温水洋一(3月10日の午後3時)、木村祐一(3月10日の午後7時)、松村邦洋(3月11日の午後1時/午後5時)、六平直政(3月12日の午後2時/午後5時)も出演。豪華な顔ぶれに、枝豆も「豪華すぎて、持て余すことにならないか心配」と顔をほころばせる。

たけし軍団40周年プロジェクト『ウスバカゲロウな男たち』ビジュアル

たけし軍団40周年プロジェクト『ウスバカゲロウな男たち』ビジュアル

写真ページを見る

■経営者としての覚悟「みんなの生活がかかってくる」 舞台で見せる「くだらないの先」

 体を張った芸風で人気を誇ってきた「たけし軍団」だが、気づけば40年。2018年からは枝豆は所属事務所の社長、ダンカンは専務としても走り続け、まもなく5年となるが、年齢と時代の波を感じることもある。枝豆が「僕らの頃はやりすぎたところがあって、今の時代だったら、コンプライアンスなどがあって、あの時のようなことはできない。だから面白くなくなったという部分もあるのですが、仕事をやる上では、その流れはどこかで認めていかないといけない。ただ、オレたちが今あの時みたいに動けるかといったら、動けないんですが(笑)」と語ると、ダンカンもうなずく。「当時は面白いものが優先みたいな風潮がありましたけど、今はまったく変わりました」。自らの歩みをかみしめるように振り返る。

【枝豆】この仕事でずっと40年間食わせてもらってきて、幸せに暮らせているのは、ひとえにたけしさんのおかげですし、人とのめぐり合わせがよかったという感謝です。あとは、どこまでできるのかだね。

【ダンカン】みなさんがいたからさ、少しくらいはお返しすることができたらいいね。

 枝豆が、社長になってからの日々について「こんなに人のことを考えた時期はなかった気がします」と打ち明ける。「会社にこれだけタレントがいて、例えばどこかの局の方がから『〇〇さん、お願いします』ってオファーがあったとして、こっちが『今度は違う人で』ってお願いしても、向こうは同じ人がいいってなると、仕事が集中しちゃう。そうすると、会社に入ってくる金額は同じだとしても、一人ひとりの生活レベルが変わってしまうから、まんべんなくやらないといけない。やっぱり、みんなの生活がかかってくるので」。今回の舞台は、それぞれの魅力を伝える場にもなる。

 「この舞台が、仕事を生むきっかけにもなればうれしいですね。見えないところで使うお金も考えないといけないとなると、僕らで一生懸命集めてくるしかない。本来なら『いいよ!』って、どんぶり勘定でやりたい性格なのですが、会社としてはそうも言っていられないので、細かい計算を気にしなきゃいけなくて、自分がケチになったようで嫌になりますね。いっそのこと、経営者かプレイヤーのどちらかに徹底した方がいいのかなとも思うこともありますが、プレイヤーとしても需要もありがたいことにあるので」

 「くだらないことやってるなー」という“褒め言葉”をもらうため、がむしゃらに駆けてきた20代の頃からいろんなことが変わったが、変わらず「たけし軍団」というホームは存在し続ける。その歩みの重みを感じさせる舞台になりそうだが、ダンカンも期待を込める。「年齢層は上になるけど、当時を知る人たちに『オレたちも元気ですよ』というメッセージを発信することで、若い人にも伝わって『なんだろう、あのじいちゃんたち』って注目してくれるかもしれない」。最後に、今回の舞台について師匠のたけしに報告しているのかを聞くと、枝豆が笑顔で教えてくれた。「していないです。法外なギャラが請求されるかもしれないですし、邪魔されると困りますので(笑)」。「くだらないの先」に、たけし軍団の新たな歩みが感じられそうだ。

関連写真

  • 舞台『ウスバカゲロウの男たち』を行うたけし軍団 (C)ORICON NewS inc.
  • たけし軍団40周年プロジェクト『ウスバカゲロウな男たち』ビジュアル
  • 舞台『ウスバカゲロウの男たち』を行うたけし軍団 (C)ORICON NewS inc.
  • たけし軍団40周年プロジェクト『ウスバカゲロウな男たち』ビジュアル
  • たけし軍団40周年プロジェクト『ウスバカゲロウな男たち』チラシビジュアル(表)
  • たけし軍団40周年プロジェクト『ウスバカゲロウな男たち』チラシビジュアル(裏)

求人特集

求人検索

 を検索