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ディズニー『ストレンジ・ワールド』エンタメ好きほど楽しめる ジブリの影響や隠れミッキーも!?

 今月23日より公開中のディズニー・アニメーション・スタジオの映画『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』。生き物のように動く不思議な大地や、キラキラと光を放つポップで未知な生命体たちが躍動する“誰も観たことのない”世界観で、父と息子”の関係に焦点をあてた家族の物語の先に、びっくり仰天のオチが待っているアクション・アドベンチャーだ。

乗り物がジブリっぽい?=ディズニー・アニメーション・スタジオの新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(公開中)(C)2022 Disney. All Rights Reserved.

乗り物がジブリっぽい?=ディズニー・アニメーション・スタジオの新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(公開中)(C)2022 Disney. All Rights Reserved.

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 本作で工夫趣向を凝らしているのは、“誰も観たことのない”世界の構築だけではない。私たちは知らないものよりも、なんとなくであっても知っているものの方に親近感を覚えるもの。『ストレンジ・ワールド』には、アトラクションや名作映画などを彷彿させるところが随所にあって、観客を置き去りにしない。エンタメ好きほど楽しめる仕掛けが満載だ。

 主人公は、若い頃に行方不明となった偉大な冒険家の父へのコンプレックスから冒険嫌いとなった農夫サーチャー。彼は息子、愛する妻と共に豊かな国アヴァロニアで、エネルギー源の植物である“パンド”を育て穏やかに暮らしていた。しかし、ある日突然“パンド”が絶滅の危機を迎える。この危機から救うため、サーチャー一家は地底に広がっていた“不思議なもうひとつの世界(ストレンジ・ワールド)”を冒険することになる。

ディズニー・アニメーション・スタジオの新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(公開中)(C)2022 Disney. All Rights Reserved.

ディズニー・アニメーション・スタジオの新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(公開中)(C)2022 Disney. All Rights Reserved.

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 神秘的で美しい地底世界を冒険するといえば、東京ディズニーシーにあるアトラクション『センター・オブ・ジ・アース』を彷彿させる。このアトラクションのもとになった空想科学(SF)小説『地底旅行』から「すごく影響を受けたよ。この本から触発されて、たくさんの話が生まれたんだ」と、明かしているのは、本作を手がけたドン・ホール監督。アニメーション映画『ベイマックス』(2014年)の監督だ。

 また、タイトルロゴのカラーリングからは、ハリソン・フォード演じる考古学者であるインディアナ・ジョーンズを主人公とした冒険映画の金字塔「インディ・ジョーンズ」シリーズへのオマージュも感じられる。

 ドン監督は、『ベイマックス』で東京とサンフランシスコからインスピレーションを得た架空都市“サンフランソウキョウ”を生み出すなど、大の日本好きとしても知られ、本作の“誰も観たことのない”ファンタジー空間を生み出す上で、日本のアニメーションにも影響を受けたことも明かしている。

ワールドプレミアの写真(左から)ロイ・コンリプロデューサー、ドン・ホール監督、共同監督・脚本のクイ・グエン

ワールドプレミアの写真(左から)ロイ・コンリプロデューサー、ドン・ホール監督、共同監督・脚本のクイ・グエン

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 米ロサンゼルスで現地時間11月15日に開催された本作のワールドプレミアでは、「特に宮崎駿(※崎はたつさき)さんの映画は僕の中ではとても大きくて、これまで観た中でも最も好きな映画作品なんです。確かに『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の影響は大きくて、それらの作品を僕たちは観てきました。それから『もののけ姫』も大きな影響を受けた作品です」と、スタジオ ジブリ作品に大きく影響受けたことを明かしている。

 ジブリ作品に慣れ親しんでいる日本人であれば、『ストレンジ・ワールド』に登場する乗り物や不思議な生き物たちから、ジブリ作品の影響を感じ取ることができる。それは、既存の小説や映画から影響を受け、吸収し、新しい作品を生み出すお手本を見るようだ。

 また、ドン監督は今作の必見ポイントとして、「ミッキーが1回から2回は出てくると思います。ベイマックスも出てきますし、『くまのプーさん』のキャラクターも出てくるかもしれません」と、明かしていた。すでに鑑賞したけれど「気づかなかった」という人、これから鑑賞する人は隠れミッキーやベイマックスらにも注目して、不思議な世界の冒険を楽しんでほしい。

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