耳の聴こえない人のための言語「手話」を目の見えない人に伝えるためにはどのような音声ガイドで届けたら良いのか。手話通訳の専門家からは難しいと言われながらも試行錯誤しながらあきらめずにコミュニケーションを重ねてチャレンジした人たちの姿を追ったドキュメンタリー映画『こころの通訳者たち What a Wonderful World』が、10月1日より東京・田端にあるシネマ・チュプキ・タバタにて先行公開、10月22日より東京・新宿K’s cinemaほか全国で順次公開される。
シネマ・チュプキ・タバタは、見えない人、聴こえない人、車いすの人、小さな子どもを連れた人、誰でも一緒に映画を楽しむことができる日本で唯一のユニバーサルシアター。ここで上映する映画にはすべて音声ガイドと字幕がつけられている。そんな映画館にある相談が持ち込まれたことから本作の企画がスタートした。
耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、3人の舞台手話通訳者たちの記録。その映像を目の見えない人にも伝えられないか? 見えない人に「手話」を伝えるには…。コロナ禍の中で進行した、見える人、見えない人、聴こえる人、聴こえない人、個性豊かなメンバーによる「音声ガイド」づくり。ちょっと無茶かも…と思われたアイデアから見えない人と聴こえない人にも対話が生まれ、互いに知らなかったことに気づいていく。監督は『〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』を手がけた山田礼於が務めた。
テーマ音楽は「What a Wonderful World」。オリジナルは、ニューオーリンズの歌手でトランペット奏者のサッチモことルイ・アームストロングの代表曲だが、この楽曲をカバーしたのはシンガーソングライターの佐藤奈々子。
さらに、イメージソングとして、音声ガイドプロジェクトメンバーで、視覚障害者のバイオリニスト・白井崇陽が、この映画のために書き下ろした完全オリジナルソング「ユウキノウタ」が完成。公式サイトにて視聴できるようになった。
白井は「(出演者の)皆さんと一帯になって映画を盛り上げる力になりたい。私にしかできないことは何かないか? よし、曲を書こう。ラララ〜でもいいから、皆で一緒になって歌えるような曲…と制作。ある朝、出演者とスタッフがやり取りしているグループメッセンジャーに楽曲が寄せられ、一同、驚きと感動でいっぱいになりました」と経緯を語る。
曲のサビに出演者たちの歌声を入れるため、白井のディレクションのもと、本作の音声ガイドが制作されたチュプキにて収録。出演者のひとり、石井健介さん(視覚障害者)の提案によるラップの歌詞も加わって、「ユウキノウタ」が完成した。
「さまざまな世界の人が、映画を見終わった後に、皆で一つになって歌えるような楽曲を作りたかった。公開後のイベントなどでは、出演者・会場一帯となった生演奏も実現していきたい」とコメントしている。
■公式サイト
https://cocorono-movie.com/
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
シネマ・チュプキ・タバタは、見えない人、聴こえない人、車いすの人、小さな子どもを連れた人、誰でも一緒に映画を楽しむことができる日本で唯一のユニバーサルシアター。ここで上映する映画にはすべて音声ガイドと字幕がつけられている。そんな映画館にある相談が持ち込まれたことから本作の企画がスタートした。
耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、3人の舞台手話通訳者たちの記録。その映像を目の見えない人にも伝えられないか? 見えない人に「手話」を伝えるには…。コロナ禍の中で進行した、見える人、見えない人、聴こえる人、聴こえない人、個性豊かなメンバーによる「音声ガイド」づくり。ちょっと無茶かも…と思われたアイデアから見えない人と聴こえない人にも対話が生まれ、互いに知らなかったことに気づいていく。監督は『〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』を手がけた山田礼於が務めた。
テーマ音楽は「What a Wonderful World」。オリジナルは、ニューオーリンズの歌手でトランペット奏者のサッチモことルイ・アームストロングの代表曲だが、この楽曲をカバーしたのはシンガーソングライターの佐藤奈々子。
さらに、イメージソングとして、音声ガイドプロジェクトメンバーで、視覚障害者のバイオリニスト・白井崇陽が、この映画のために書き下ろした完全オリジナルソング「ユウキノウタ」が完成。公式サイトにて視聴できるようになった。
白井は「(出演者の)皆さんと一帯になって映画を盛り上げる力になりたい。私にしかできないことは何かないか? よし、曲を書こう。ラララ〜でもいいから、皆で一緒になって歌えるような曲…と制作。ある朝、出演者とスタッフがやり取りしているグループメッセンジャーに楽曲が寄せられ、一同、驚きと感動でいっぱいになりました」と経緯を語る。
曲のサビに出演者たちの歌声を入れるため、白井のディレクションのもと、本作の音声ガイドが制作されたチュプキにて収録。出演者のひとり、石井健介さん(視覚障害者)の提案によるラップの歌詞も加わって、「ユウキノウタ」が完成した。
「さまざまな世界の人が、映画を見終わった後に、皆で一つになって歌えるような楽曲を作りたかった。公開後のイベントなどでは、出演者・会場一帯となった生演奏も実現していきたい」とコメントしている。
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2022/09/28