嵐の二宮和也が主演を務める、TBS系日曜劇場『マイファミリー』(毎週日曜 後9:00)。一連の誘拐事件に巻き込まれた鳴沢温人(二宮和也)だったが、妻の未知留(多部未華子)、親友の三輪(賀来賢人)、東堂(濱田岳)とともに苦悩しながらも犯人に立ち向かってきた。第9話のラストでは、未知留の背後についに真犯人が現れ…。気になる最終回を前に今回は飯田和孝プロデューサーにインタビューを行い、豪華キャスト陣の撮影秘話を聞いた。
――撮影を通して、改めて二宮さんをはじめ、キャストの皆さんのすごさを感じた瞬間を教えてください。
若手の中で、本当に超一流の方々が集まったのではないかと思っています。言い方に語弊があったら申し訳ないですが、二宮さん、多部さん、賀来さん、濱田さんの4人が現場でしていた議論というのは自分をどう見せるかということではなく、いかに自分を殺すかということだったと思うんです。
それは作品の中で、シーンにおいて何を表現したいかという演出の意図をしっかりと汲み取って、そのためには「じゃあ僕はこう行くよ」「このセリフちょっと言わない方がいいかな」など、現場でリハーサルをやりながら、時間をかけてよく話し合っていました。
特にすごいなと思ったシーンは、第8話で東堂が自分が誘拐事件の犯人だと語るシーンです。あの空気感の作り方は、さすがだなと思いました。温人たちは東堂に対してやっぱり怒りもあるし、「なんでお前が」という感情もある。東堂が言っていることに同情まではできないし、許せないという気持ちが先に来る。でも東堂の娘は未だに見つかっていない。温人たちからすれば、親友に自分の子どもを誘拐され、またその親友も子どもを誘拐されている、そんな人、世の中に誰もいないんじゃないかという状況です。
そこに対しての彼らの演技の表現が、簡単に言葉で言うと「しっくりきた」というのが正直なところです。東堂の告白の後、温人たちは東堂の事務所に行き、犯人からの電話を受けます。東堂が「実咲(凛美)ちゃんを助ける」と言ったときの二宮さんの表情が僕はすごく好きで。東堂が「今は生きている子どもを助ける」と言った後に、温人は鈴間(藤間爽子)から金を受け取り、三輪に車に運ぼうと提案し、東堂に「周り頼むぞ」と言います。
そのときの表情が、東堂を許したのか、許したまではいかなくても、東堂に寄り添っているようにも見えるし、すごく絶妙な感じで、友達だからこそ出てくる自然な表情だった。もう「すごい」という言葉しか出てこないです(笑)。それくらい印象的に残っているシーンです。
――初めと比べて変化が見られたキャストはいますか?
梅木役の那須雄登さんは本当に成長したと思います。先日クランクアップしたときにも那須さんと「第1話のときと比べて別人になったね」と話しました。那須さん自身は「自分で第1話を見返して恥ずかしくなりました」と言っていましたが(笑)。
今回はキャストが豪華で本当にお芝居がお上手な方々がたくさんいたので、そこからとにかくいろいろなものを吸収したんだと思います。彼は頭がいいので、自分を客観的に見られるのですが、最初の頃は自分の中にイメージはあるけれど、それをうまく表現として結びつけられないという感じだったと思います。それがだんだん自分の思う通りにできているというか、回を追うごとに、梅木の芝居がすごくよくなって、ちゃんとご自身のイメージにフィットしているなと感じました。
――それでいうと、第1話と最終話に差し掛かっている今の温人の印象も全然違うなと感じます。
だんだん父親になってきたということだと思います。最初に二宮さんは「妻と子どもがいる1人の男が、最終的にもう一度父に戻るというところに向かってやっていきたいですよね」という話をされていたので、徐々に自分からトゲを抜いていったのかどうかまではわからないですが、ご自身で計算をしていった結果だと思います。
第3話で娘が助かって“絶対守らなきゃいけない”となったところから、1年が経ち、また仕事を優先させたりいろいろあって。さらに他の子どもの誘拐事件に対して自ら率先して動き、そんな中未知留が妊娠して…。子どもを改めて尊いものだと感じた温人が、まさに最終的に父親にももう一度戻った姿だと思います。
(編集:岩本和樹)
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――撮影を通して、改めて二宮さんをはじめ、キャストの皆さんのすごさを感じた瞬間を教えてください。
若手の中で、本当に超一流の方々が集まったのではないかと思っています。言い方に語弊があったら申し訳ないですが、二宮さん、多部さん、賀来さん、濱田さんの4人が現場でしていた議論というのは自分をどう見せるかということではなく、いかに自分を殺すかということだったと思うんです。
それは作品の中で、シーンにおいて何を表現したいかという演出の意図をしっかりと汲み取って、そのためには「じゃあ僕はこう行くよ」「このセリフちょっと言わない方がいいかな」など、現場でリハーサルをやりながら、時間をかけてよく話し合っていました。
そこに対しての彼らの演技の表現が、簡単に言葉で言うと「しっくりきた」というのが正直なところです。東堂の告白の後、温人たちは東堂の事務所に行き、犯人からの電話を受けます。東堂が「実咲(凛美)ちゃんを助ける」と言ったときの二宮さんの表情が僕はすごく好きで。東堂が「今は生きている子どもを助ける」と言った後に、温人は鈴間(藤間爽子)から金を受け取り、三輪に車に運ぼうと提案し、東堂に「周り頼むぞ」と言います。
そのときの表情が、東堂を許したのか、許したまではいかなくても、東堂に寄り添っているようにも見えるし、すごく絶妙な感じで、友達だからこそ出てくる自然な表情だった。もう「すごい」という言葉しか出てこないです(笑)。それくらい印象的に残っているシーンです。
――初めと比べて変化が見られたキャストはいますか?
梅木役の那須雄登さんは本当に成長したと思います。先日クランクアップしたときにも那須さんと「第1話のときと比べて別人になったね」と話しました。那須さん自身は「自分で第1話を見返して恥ずかしくなりました」と言っていましたが(笑)。
今回はキャストが豪華で本当にお芝居がお上手な方々がたくさんいたので、そこからとにかくいろいろなものを吸収したんだと思います。彼は頭がいいので、自分を客観的に見られるのですが、最初の頃は自分の中にイメージはあるけれど、それをうまく表現として結びつけられないという感じだったと思います。それがだんだん自分の思う通りにできているというか、回を追うごとに、梅木の芝居がすごくよくなって、ちゃんとご自身のイメージにフィットしているなと感じました。
――それでいうと、第1話と最終話に差し掛かっている今の温人の印象も全然違うなと感じます。
だんだん父親になってきたということだと思います。最初に二宮さんは「妻と子どもがいる1人の男が、最終的にもう一度父に戻るというところに向かってやっていきたいですよね」という話をされていたので、徐々に自分からトゲを抜いていったのかどうかまではわからないですが、ご自身で計算をしていった結果だと思います。
第3話で娘が助かって“絶対守らなきゃいけない”となったところから、1年が経ち、また仕事を優先させたりいろいろあって。さらに他の子どもの誘拐事件に対して自ら率先して動き、そんな中未知留が妊娠して…。子どもを改めて尊いものだと感じた温人が、まさに最終的に父親にももう一度戻った姿だと思います。
(編集:岩本和樹)
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2022/06/12