ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

マイケル・マンが語る『TOKYO VICE』特別映像「配役にはとても満足している」

 WOWOWとHBO Maxの日米共同制作による超大作ドラマ・シリーズ『TOKYO VICE』(毎週日曜 後10:00)。映画『ヒート』『インサイダー』などで知られる本作のエグゼクティブ・プロデューサーであり、第1話の監督を務めたマイケル・マンが、本作の物語について、そして究極の映像の世界、さらにキャストについて語った特別映像“マイケル・マン監督編”が解禁された。

ドラマ『TOKYO VICE』第1話を監督したマイケル・マン (C)HBO Max / Eros Hoagland

ドラマ『TOKYO VICE』第1話を監督したマイケル・マン (C)HBO Max / Eros Hoagland

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 「この街の本当の姿を知りたいんです」――主人公のアメリカ人青年ジェイク(アンセル・エルゴート)が大手新聞社に就職し、危険な闇世界へと足を踏み入れた理由をそう語るシーンがある。マイケル・マンは、ジェイクを突き動かす原動力について「何がジャーナリストをかき立てるのか。映画『インサイダー』のローウェル・バーグマンや、情報を追い求める人々の物語に魅力を感じてきた」と、うれしそうに語る。危険な世界へ導かれるように引き込まれていくジェイク。ジャーナリストとしての人生の究極の喜びは「本当は何が起きたのか、真実を発見する」ことだと説明する。

 世界で最も撮影が難しいと言われる東京で、90年代の日本・東京の姿を見事に映し出している本作。監督は世界観の創造について、「俳優のせりふはすでに脚本で決まっていますが、画面にはまだ映すものはなく、美術もどんな世界を形作るかわからない。一から築かなければなりません」と 語る。

 また、「俳優の役作りから始める」というマイケル・マンは、「ものの見方、呼吸の仕方、歩き方まで、そこに至った過程をつくるところから始めます。役を具体的に確立し、なじんでおくことで、俳優は反射的に演技ができるようになります。5テイク目にはその状態に到達していたいですね」と徹底した役作りをしたことを明かす。

 「彼らを取り巻く世界をどう構築するか。これは美術や衣装デザインの領域です。ホステスクラブ“オニキス”のセットデザインは素晴らしかった。今までのセットの中でも屈指の出来だ。さまざまなホステスクラブを調査した上で、独自の解釈を加えて作った」と、こだわり抜いたというセットにも注目だ。

ホステスクラブ“オニキス”のセットデザイン(C)HBO Max / Eros Hoagland

ホステスクラブ“オニキス”のセットデザイン(C)HBO Max / Eros Hoagland

写真ページを見る

 日本人キャストはオーディションを経て決定した。「想像もつかなかったからね。どんな俳優がいるかわからないし、いろいろ驚かされた。宮本を演じる伊藤英明や、ヤクザの石田組長役の菅田俊が現れたんだ」と、新たな素晴らしい出会いがあったという。また世界で活躍する渡辺謙に対し「撮影初日、渡辺謙が刑事役で歩いてくる。その姿だけで意識を乗っ取られるほど、彼にくぎ付けだ」と圧倒的存在感に、映画スターとしての器を感じたと太鼓判を押し、「配役にはとても満足している」と、語っている。

 同ドラマは、WOWOWで毎週日曜午後10時より放送中。WOWOWオンデマンドにて第6話まで配信中(全8話)。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

関連写真

  • ドラマ『TOKYO VICE』第1話を監督したマイケル・マン (C)HBO Max / Eros Hoagland
  • ホステスクラブ“オニキス”のセットデザイン(C)HBO Max / Eros Hoagland

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

メニューを閉じる

 を検索