2010年公開のアニメーション映画『怪盗グルーの月泥棒』に初登場して以来、世界中で愛されるキャラクターとなったバナナが大好きな「ミニオン」が大活躍するシリーズ最新作『ミニオンズ フィーバー』(7月15日公開)の吹替えキャストが発表され、日本語吹替版の予告映像が到着した。
日本語吹替版に参加する(左から)市村正親、尾野真千子、渡辺直美=映画『ミニオンズ フィーバー』7月15日公開(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
本作で少年グルーが憧れる世界で最も名高いヴィランのチーム「ヴィシャス・シックス」の創始者であり、少年グルーが敬愛する年老いた皮肉屋の悪党ワイルド・ナックルズ役の吹替声優は、ミュージカル界のレジェンド、俳優の市村正親が務める。
「(ワイルド・ナックルズの)キャラクターを見て風貌が僕に似ているなと思いました。筋骨隆々というよりは華奢な感じで、僕の親父に似ていて。親父に似ているっていうことは、せがれは僕ですから(似ているなと思いました)。それに最近、親分肌のような役柄も多いので親しみやすく、演じることができました」と、これまでの経験を存分に発揮。
ワイルド・ナックルズからリーダーの座を荒々しく奪い、ヴィシャス・シックスの新リーダーとして君臨する、クールで自信に満ちカリスマ性あふれるベル・ボトム役で女優の尾野真千子がシリーズ初参加する。
ミニオンズの作品を何度も鑑賞し、グッズをたくさん所有し、USJにも何度も足を運ぶ“大のミニオンズ好き”の尾野は「お話しをいただいたときは本当にうれしかったです。普段、女優をやっていて、このような機会にめぐり合えないのですが、(いつもと)違う新たな自分を見ることができるかもしれないとさまざまな希望を感じました」と、大喜びだ。
そして、普段はひっそりと鍼灸院を営み、あることをきっかけにミニオンたちの師匠となるカンフーの達人マスター・チャウ役を、今や世界を舞台に活躍中のエンターテイナーでお笑い芸人の渡辺直美が演じる。
日本語吹替版予告には、パワーアップしたミニオンたちのハチャメチャぶりがたっぷり収録されている。世界的大ヒット作『ジョーズ』を劇場へ観に来たミニオンズと少年グルー。しかし、あいにく満席…ミニオンズと少年グルーは、オナラ爆弾を爆破させて、劇場を占領する! 日常的に悪巧みを繰り返し過ごしていた彼らの前に、グルーが憧れる世界で最も悪名高き悪党チーム“ヴィシャス・シックス”が現れ、グルーが誘拐されてしまう! 少年グルーを救出するために、ミニオンたちは鍼灸師でカンフーの達人マスター・チャウのもとで強くなるための過酷な修行を開始するのだが…。
本作で加わる新ミニオン、オットーの三輪車の大爆走やパイロットになって飛行機を操縦したり、空手の板割にチャレンジしたりと大忙しのミニオンズ。スクリーンを縦横無尽に大暴れし、ラストには燃え盛る街中で怪物たちと壮絶(!?)なバトルシーンも! 果たして、ミニオンズは大切な”ご主人“少年グルーを無事救出できるのか!? 本作のタイトル『ミニオンズ フィーバー』の通り、ミニオンたちの可笑しさ&かわいさが、早くも大フィーバーしている。
■市村正親「憧れられる俳優でいたい」
演じるにあたり、「(ワイルド・ナックルズの)仲間を大事にする人情深さ、日本でいうと義理と人情の世界の意識を持った人間味のある雰囲気を演じたつもりです。声質はどちらかというと低めで演じましたが、途中で派手なアクションがいっぱいありますので、ワァ〜みたいなせりふ(叫び声)は高い声を使っていたり、シチュエーションによって使い分けました」と、「ミニオン」シリーズならではの工夫した点も。
また、「仲間を大切にするというのが、ワイルド・ナックルズの根底にあるテーマです。グルーとミニオンたちの理念に通じるところがあるのかもしれませんね」と、本作のテーマに触れ、「僕はまもなく俳優生活が50年になるんですけども、やはり50年やってきた俳優としての重みというか、自然と身についている部分はワイルド・ナックルズと似ている部分があるかなと思います。そして彼のユーモアなセンスも、僕も多少は兼ね備えているんじゃないかなという気がしています。正反対な部分はあまり悪いことをしたくないところですかね。彼はグルーが憧れる悪党ですが、僕はやっぱり憧れられる俳優でいたいなと(笑)」と、演じたワイルド・ナックルズに共感するところも多かったようだ。
■尾野真千子、お立ち台(椅子)に乗ってアフレコ!?
自身が“大のミニオンズ好き”であること以上に、「一番うれしかったのは、私の親族、姉妹やその子どもに絶対に喜んでもらえるだろうと思って、本当に鳥肌が立つほどうれしくて、今回絶対頑張ろうと思いました」と、やる気満々でアフレコに臨んだ尾野。
収録では苦労した点もあったようで、「監督からビートを刻むような発声とせりふの言い回し、いつも踊っているようだけど気の強い、そんなせりふを聴かせてくださいとご注文がありまして。でも私の中にはビートとか踊っているようなものがなかなか見つからず苦労しまして、動きながらせりふを言ったりしました(笑)。人を見下すようなせりふが結構多いので、普通の立ち方でしゃべっていると、声が上からにならない(高圧的にならない)ような気がして、これは気持ちからだなと思って。その辺にあった椅子を持ち出し、乗って、結構高い位置から『ヘイ、ベイビー!』と演じてみたら、『いいんじゃない!?』とおほめをいただいたので、『これだ!』と思ってお立ち台を貫きました」と、アフレコ時の秘策を明かしている。
■渡辺直美「大人も結構グッとくる言葉を言う」
尾野と同じくミニオンの大ファンだという渡辺は「めちゃくちゃうれしいですね。まさかミニオンの世界に入れると思ってなかったのでテンションが超ブチ上りました! 本当に大好きで、実はミニオングッズが家にあるんですよ。ですから、すごくうれしかったですし、光栄でしたし、ミニオンたちを助ける素敵な役ということでさらにうれしかったです」と、喜びを爆発させた。
自身の演じたキャラクターについては「マスター・チャウは普段はみなさんの身体をほぐす針灸師ですが、実はカンフー・マスターという違う一面があるカッコいい女性です。かなり強くて、優しそうな見た目ですが、いざというときのカッコよさがハンパないキャラクターです。注目して欲しいところは動きや言葉ですね。こんなことが言える大人になりたいと思いました。本当に自分で言いながら勇気をもらったし、子どもたちだけじゃなくて大人も結構グッとくる言葉を、マスター・チャウが言ってくれるので。やる気がみなぎるし、彼女の教え方の中に素敵な言葉が入っているのが見どころですね」と、その魅力を語った。
自身との共通点については、「もし誰かが外で喧嘩していたら、私は絶対仲裁に入りません。マスター・チャウは『はぁ』となりながらもお客さんに『ちょっと待っていてくださいね』と待たせて(仲裁しに)行きますが、私はもう絶対外には出ません、怖すぎて。そういったところは逆ですね。似ているところはあまりなく、どちらかというとミニオンたちのテンションのほうが似ているかもしれません。適当に『イェーイ』とか言って大人に怒られるパターンが多いので(笑)」と、自身の“ミニオンな一面”を明かしている。
2022/04/11