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『科捜研の女』配信イベント 沢口靖子&内藤剛志が感謝の思い 渡部秀“お土産シーン”裏話

 京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心としたひとクセもふたクセもある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描くテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜 後8:00)。最終回は2時間スペシャルで7日に放送される。そんな最終回を目前にし、3月31日にシリーズ史上2回目となるライブ配信イベントが実施。沢口のほか、内藤剛志若村麻由美風間トオル斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰の科捜研メンバーが一堂に会した。

『科捜研の女』生配信イベントより (C)テレビ朝日

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■初登場シーンを振り返る 沢口に内藤「変わらないね」

 色あざやかな花に彩られた豪華なセットを背景に、おなじみのメンバーが座り、「最終回直前! 『科捜研の女 Season21』生配信イベント」がスタート。オープニングのあいさつで沢口は「今日はカジュアルにお届けするのかと思っていたら、こんなに立派なセットを作っていただきました!」と笑顔。内藤も「クールにお届けしたいと思います」とにやりとし、大いに盛り上げた。

 今回のライブ配信イベントは、最終回を控え、ファンと出演者がリアルタイムで交流できる貴重な機会。累計で14万人以上が視聴し、ツイッターやYouTubeのコメント欄も、興奮と熱いメッセージであふれた。配信直後に放送された「第17話」にゲスト登場した藤井隆を沢口が絶賛。大のマリコフリークで知られる藤井について「お人柄が現れる誠意あるお芝居で、現場でもみんなから慕われる人気者でした!」と回想していた。

 続いて、「初登場シーンを見てみよう!」というコーナーに。出演者それぞれの初登場回を見て、最終回をさらに盛り立てようとするための企画で、沢口の1999年10月21日の放送初回の写真が公開。「やっちゃん(沢口)変わらないね」と内藤が感想を言うと、沢口は「初期のころは、マリコは今よりもハネたキャラだったので、子供に顔に落書きをされたりしていましたね」とコメント。マリコと土門が関西弁のせりふを話していたシーンがあったことも懐かしみ「評判が悪かった」(内藤)と笑っていた。

 風間の初登場は、まさかの犯人役で…。「しれっと出てましたね(笑)」と懐かしむ。若村は早月の“お土産キャラ”誕生秘話も披露した。さらに、渡部は実は甘いものが苦手だったことを告白。お土産シーンが実はつらかったとカミングアウトしていた。長い歴史の中で、それぞれが少しずつキャラクターを軌道修正していった超レアな話が続出した。

■権藤刑事殉職シーンに思い「今見てもグッときますね」

『科捜研の女』生配信イベントより (C)テレビ朝日

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 コーナーは「思い出のシーンベストセレクション!」へ。メンバーが印象に残っているシーンを解説付きで紹介。沢口は『season12』の権藤刑事(高橋光臣)が殉職する場面を挙げて、「亡くなっている権藤刑事を揺さぶって叫ぶ土門さん…。守ってやれなかった自分への怒りが伝わってきたシーンでした」としんみり。内藤も「今見てもグッときますね」と真剣な表情に。権藤の葬式シーンの撮影時、「土門は泣きますか?」と監督に聞いて役作りしていたことを明かし「殉職の回はつらいですよね」としみじみ語っていた。沢口は同シーンで「科学捜査はいついかなる時でも冷静でないといけない」とメンバーに説いたせりふが忘れられないと話していた。

 若村は初登場時のラストシーンを紹介。このころは幼かった娘が、『season21』では大学生となっている成長に感動する。渡部が選んだのは、おにぎりを食べながらの初登場シーン。内藤は「かわいい」と目を細めていた。また、山本は和歌山県「アドベンチャーワールド」でのロケの一コマを。沢口は山本、渡部と3人で一泊した撮影だったと明かし、食事をした際、山本がお代わりをたくさんしたエピソードを披露。メンバーの仲の良さが見られた。そして、石井はマリコからビンタを受けるシーンをチョイス。リハーサルから、かなり力強いビンタを浴び続けたと語るが、沢口は「気持ちが入った場面でした」と思い出していた。

 そして視聴者の質問コーナーに。「役柄から共感を受けたことは?」という質問に内藤は「科学で事件を解決したあとで、きっちりと罪を罪だと認めないといけないというシーンを作っていただいているんです。ダメなことはダメ、失敗したら責任を取る…。といった部分が、人間として土門から影響を受けている」と語る。沢口は「マリコのあきらめない精神を持ち続けているところです。私もそうでなければいけないと思っています」と話していた。

 また、「自分以外の役でやってみたい役は」との問いに沢口は「(早月風に)まいど〜(笑)。私もお菓子を食べたいです」とギャグで返す。さらに「キャストの中で面白い人は?」という質問が。すると内藤は「いや…。この人でしょう」と沢口を指さし…。「真面目すぎて、ね。いいことだと思いますよ」とフォローするが、沢口は「皆さんにご迷惑かけています」と話すと会場が笑いに包まれた。

 締めの言葉では、自分にとっての『科捜研』を「本籍地だと思っています」(内藤)、「俳優として育ててくれた作品です」(沢口)と語り、感謝の意を述べたメンバーたち。最後にファンへメッセージをお願いされた沢口は「ここまでたどり着けたのは愛してくれた視聴者の皆さんのおかげです。本日もあたたかいメッセージをありがとうございました。本当に心に沁みました!」と締めくくった。このライブ配信イベントのアーカイブは、YouTube「テレビ朝日チャンネル」、TELASA(テラサ)で配信されている。

■最終回に向けたコメント

『科捜研の女』生配信イベントより (C)テレビ朝日

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沢口靖子:23年分の思いを込めて特別な気持ちで取り組ませていただきました。最終回は史上最大の敵が登場します。張り詰めた難しい複雑なせりふもたくさんあって、ずっと集中して過ごしていました。今、解き放たれた気持ちです。
内藤剛志:あるシーンで、メンバーが今まで一度も言ったことのないせりふを23年分の気持ちを込めて言います。皆さんの心に刻んでほしいと思います。
若村麻由美:集大成になったと思います。信頼関係があったマリコと早月ですが、今回はマリコを何とか支えたいとの思いで早月を演じました。普段見られないマリコを見ることになると思いますのでお楽しみに!
風間トオル:長い間、科捜研に通っていたので、それがなくなるのはさみしいですが…。最終回は心揺さぶられるシーンがあると思います。
斉藤暁:まさに、日常に危険があることを教えてくれました。ぜひご覧になってください。
渡部秀:科捜研チーム、京都府警チームの集大成。現代の大変な世の中とリンクしている部分もあると思いますので、最後まで余すことなく楽しんでください。
山本ひかる:亜美ちゃんは、今までなったことのない感情になるのですが、そこにも注目してほしいです。科捜研メンバーからのメッセージを受け取ってください!
石井一彰:強敵が現れて、これまでにない難事件が起こります。一丸となって事件を解決するチームワークやそばに仲間がいるという素敵さが伝わる回となっています。

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