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横浜流星、1年以上練習重ね水墨画に挑戦 書店員絶賛の『線は、僕を描く』映画化

 俳優の横浜流星が、映画『線は、僕を描く』(10月21日公開)で主演を務めることが明らかになった。とあるきっかけで水墨画と出会い、学ぶことでその世界に魅了されていく主人公、青山霜介(そうすけ)役を演じる。水墨画家の小林東雲(とううん)のもとで1年以上水墨画の練習を重ねてから撮影に挑んだ。「その日、その時の感情によって、描く線が変わる水墨画の無限の可能性に驚かされた」と語る横浜が、劇中で見事な筆さばきを披露する。

水墨画に魅了される大学生を演じる横浜流星、映画『線は、僕を描く』(10月21日公開) (C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

水墨画に魅了される大学生を演じる横浜流星、映画『線は、僕を描く』(10月21日公開) (C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

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 原作は、2020年「本屋大賞」3位、19年TBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した、砥上裕將(とがみ・ひろまさ)の同名小説(講談社文庫)。「命が芽吹く物語」、「青春って素晴らしい!」「まっすぐで、せつなくて、透き通るような喪失と再生の物語」、「最高かよ!水墨画最高かよ!!」と、書店員が絶賛する青春芸術小説だ。

 大学生の霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で、白と黒のみで表現された水墨画と運命の出会いを果たす。巨匠・篠田湖山(こざん)に声をかけられ、水墨画を学び始める霜介。それは、筆先から生み出される「線」のみで描かれる芸術。描くのは「自然(命)」。目の前にある「命」を白と黒だけの世界で表現する。霜介は初めての水墨画に戸惑いながらもその世界に魅了されていく…。

 監督は、『ちはやふる』の小泉徳宏監督を筆頭にした製作チームが再結集。【かるた】の次は【水墨画】で王道の青春映画を作り上げる。本作の映画化について小泉監督は「世界は変わっていく、自分も変わっていく。そんな中でも決して変わらない想いを、水墨画の研ぎ澄まされた表現とともに映画にしたいと思った」と語る。

 昨年10月にクランクインし、全編オールロケ(滋賀、京都、三重)で11月にクランクアップ。小泉監督は「美しさと儚さを合わせ持つ横浜流星という稀有な俳優がいればこそ、この難しい題材を体現できた」と自信を覗かせる。

■主演:横浜流星のコメント
 原作を読んで、まず僕自身も霜介と共に水墨画の魅力に引きこまれ、喪失を抱えた霜介が水墨画と出会い、温かい人々と出逢い、自分の止まっていた時間を動かし、再生していく様を繊細に演じられればと思いました。

 霜介は、暗い過去を背負う中で、水墨画と温かい人と出会う青年です。水墨画に対する真っ直ぐな想いや大切な人たちの言葉をしっかり受け止める事が大事だと思い、霜介として生きました。

 水墨画は、真っ白な紙に一本の筆と墨だけで描かれる絵です。その日、その時の感情によって、描く線が変わってくるので、繊細で、毎回不思議だな、奥深いなと感じながら、その無限の可能性に驚かされていました。この作品をきっかけに水墨画の魅力がたくさんの人に伝わればいいなと思っています。

水墨画に魅了される大学生を演じる横浜流星、映画『線は、僕を描く』(10月21日公開) (C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

水墨画に魅了される大学生を演じる横浜流星、映画『線は、僕を描く』(10月21日公開) (C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

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■監督:小泉徳宏のコメント

 前作の映画『ちはやふる』を作り終えて、急激に変わっていく世の中を目の当たりにしながらいまの自分には何ができるのか、何を描くべきなのかをずっと考えてきました。悩み抜いた末に辿り着いたのが一本の『線』についての物語。

 世界は変わっていく、自分も変わっていく。そんな中でも決して変わらない想いを、水墨画の研ぎ澄まされた表現とともに映画にしたいと思ったのです。

 美しさと儚さを合わせ持つ横浜流星という稀有な俳優がいればこそ、この難しい題材を体現できました。僕らの新しい挑戦にぜひご期待ください。

■プロデューサー:北島直明のコメント
 『僕は、線を描く』ではなく、『線は、僕を描く』。原作小説を読み、そのタイトルの意味を理解した時、グっときて、涙が出た。すぐに、小泉監督に企画を持って行った。「監督にしか描けない世界だ」と。このタイトルに込められた砥上先生の想いに応える為には、“僕”が重要。とても重要。憂いがあって、繊細で、生きる事に真摯(しんし)で、生命力にあふれていて、そして、筆を持つ姿が美しくなければならない…ふと、2015年に一緒に仕事をした役者を思い出した。それが横浜流星さん。『線は、僕を描く』の意味を横浜さんが見事に体現。また、グッときて、涙が出た。

■原作者:砥上裕將のコメント

 一本の線を引くこと。ただそれだけを追求する原作小説は、水墨画家である私の『日本水墨画に対する願い』でした。それが映像化されることは『日本水墨画の夢』です。

 企画が動き始めてから、小泉徳宏監督は貪欲に水墨画について勉強され、お会いした時には幾つもの質問を受けました。その問いの鋭さはそのまま脚本に反映されていて、私自身が生み出した絵としての『線』や物語との結びつきを強く感じました。

 主演の横浜流星さんとは、一緒に水墨画の初歩である春蘭を描きました。静けさの中、心を研ぎ澄まし謙虚に深く学ぼうとする横浜さんが、主人公・青山霜介の姿とはっきり重なりました。お二人とお話をしながら、この映画に大きな夢を抱きました。公開を心より楽しみにしております。

■水墨画監修:小林東雲のコメント
 一本描くと何となくその人の性格が分かるんですけど、横浜さんは強い線を描かれるんです。決してキツい線ではなくて、温かみがある。精神的に強い方だけども、カドのようなガサガサした線ではないんですよね。粘り強いし謙虚。本当に練習なさって技術を習得して、役柄にちなんだナイーブな線も描けるようになってきた。忙しいお仕事の合間もこちらに通って、集中的に勉強なさっていました。その姿勢は本当に僕としても頭が下がるし、敬意を表するところですね。

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  • 『線は、僕を描く』書影(C)砥上裕將/講談社
  • 映画『線は、僕を描く』(10月21日公開) (C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

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