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“世界で最も解決が難しい”とされる紛争で今この時も闘うパレスチナとイスラエルから、音楽家を夢見る若者たちを集めてオーケストラが結成される──。実在の管弦楽団にインスパイアされたドイツ映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』。日本では28日より劇場上映が始まったが、本作の監督を務めたドロール・ザハヴィは「残念ながらイスラエルとパレスチナの両国ではまだ上映は叶っていません」と、厳しい実情を憂う。 対立する二つの民族出身でいがみ合う楽団員たちが、音楽を通じて徐々にお互いを理解していく姿が描かれている本作。ラストに待つ、あらゆる障害を乗り越えた“魂の演奏”は、国際映画祭で4つの観客賞を受賞するなど、多くの観客を感動させてきた。 ザハヴィ監督は「世界中で観客の反応は素晴らしかったです」と手応えを語るも、「個人的にはとても悲しいことですが、残念ながら本作はイスラエルとパレスチナの両国ではまだ上映は叶っていません。本作は希望と平和、そして寛容と尊敬をテーマとしているのにも関わらず上映されていない。その事実が、イスラエルとパレスチナの荒廃した状況を表しており、非常に悲しく思います」。

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  • 映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』(公開中)(C)CCC Filmkunst GmbH
  • 映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』(公開中)(C)CCC Filmkunst GmbH
  • 映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』(公開中)(C)CCC Filmkunst GmbH
  • 映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』(公開中)(C)CCC Filmkunst GmbH
  • メイキング=映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』(公開中)(C)CCC Filmkunst GmbH
  • メイキング=映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』(公開中)(C)CCC Filmkunst GmbH

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