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LDHに新ガールズグループ「CIRRA」誕生 E-girls二代目リーダーの佐藤晴美がプロデュース

 LDHが手がけ、E-girlsで二代目リーダーを務めていた佐藤晴美がプロデューサーを担うガールズグループのオーディション番組『ガルバト-GIRLS BATTLE AUDITION-』(通称ガルバト、日本テレビ)。今年8月に始動した『ガルバト』は、11月22日に最終審査を経て合格者が決定、10人組の「CIRRA」(読み:シーラ)が誕生した。CIRCLE(輪)とERA(時代)を掛け合わせたというグループ名の通り、「つながりの輪が、時代を変える」ことを目標に掲げた新ガールズグループが、光り輝くランウェイを歩きはじめた。

パフォーマーとしてのスキルに加え 人間性や個性も重視してデビューメンバーが決定

 今年8月にスタートしたオーディション番組『ガルバト-GIRLS BATTLE AUDITION-』。プロデューサーの佐藤晴美が全国を巡って才能豊かな候補生たち60人を選抜し、ダンス・ボーカル・ラップのスキルはもちろん、人間性や個性なども重視したグループ審査や、候補生たちが共同生活を送りながら審査課題に取り組んだ合宿審査などが行われてきた。そして、11月22日に実施された最終審査には、YUNA、HINATA、TOA、YURARA、MYU.S、MYU.Y、MOMO、KOHARU、NIKORI、COIRO、MANON、11人のファイナリストが挑んだ。

 最終審査の審査員を務めたのは、プロデューサーの佐藤のほか、EXILE NAOTO、m-floのLISA、ボーカルレッスンを担当したMayu Wakisaka。ファイナリストは、11人全員で番組のテーマソング「one-way runway」のフル・バージョンを披露したほか、2チームに分かれてバラードの課題曲「Close」と最終審査のために制作された新しい課題曲「All for Me」のパフォーマンスなどを行い、審査員と会場に詰めかけた未来のアーティストたちを魅了した。

 ファイナリスト全員が最終審査で最高のパフォーマンスを見せた結果、なんと11人全員が合格! この吉報に、長期間切磋琢磨しながら目標に向かっていった彼女たちは喜びを爆発させた。

 しかし、オーディションが進むにつれ、自分の目指すアーティスト像が別のところにあると感じるようになっていったCOIROは、佐藤に別の道に進みたい旨を申し入れていたことが判明する。そんな事態に対し、「11人でデビューしたい」と考えていた候補者は、COIROの決断に寂しさをにじませながらも、「またどこかで一緒にステージに立てたらうれしい」という想いを抱きつつ、彼女の意思を尊重する形となった。佐藤もCOIROの決心を受け入れ、別の道で輝いてほしいという願いとともに温かく送り出すことを決めた。
 最終審査までいろいろな物語が交錯した「ガルバト」。デビューメンバーが10人に決定した結果について、プロデューサーの佐藤は「新グループのテーマは、“E-girlsの復権”。そのグループのビジョンに合わせて、最終的にバランスなども考えてジャッジした」とコメント。全員を合格とした理由について、佐藤は「決められなかったわけでも、妥協したわけでもない」と前置きしたうえで、「1年を通して、もともと持っていた彼女たちの才能はもちろん、成長していく過程なども含めてさまざまな姿が見えた。その中で、ありとあらゆる可能性やグループとしての多彩なビジョンが生まれてきた」と述べた。

 こうして生まれた新グループは「CIRRA」と名付けられた。これはCIRCLE(輪)とERA(時代)を掛け合わせた造語で、「つながりの輪が時代を変える」という意味が込められている。そんなCIRRAについて、佐藤は「E-girlsからの“憧れの連鎖”を繋げる新グループのCIRRAが誕生したが、ひとつのグループとして活動していくだけではなく、いろいろな表現方法に取り組んで、バラエティに富んだ顔を持つ魅力的なグループに育っていってほしい」と期待を寄せている。そして「CIRRAというグループ名には、つながりの輪で支え合って強くなっていくというメッセージも込めた。強くたくましく進んでいくチームになってくれると信じている」とエールを送った。

繋がり合って、支え合って CIRRAにしかない強みを突きつめていきたい

 メンバーに選ばれたのは、LDH所属のパフォーマンス・ガールズグループのGirls2を8月に卒業して「ガルバト」に参加したTOA(20)。ソニーミュージックのTORAプロジェクト所属のNIKORI(16)。次世代型ガールズユニット・iScreamのメンバーとして活動中のHINATA(21)とYUNA(21)。EXPG STUDIOの中でも選び抜かれた精鋭たちの集団・EXPG Labに所属するMYU.Y(18)、YURARA(19)、KOHARU(17)。ガールズオーディション番組「No No Girls」に参加し、5次審査まで進んだMOMO(17)。EXPG STUDIOに所属するもLabには選ばれずに、一般生として日々レッスンを受けるMYU.S(18)。モデル経験はあるが、歌・ダンスともに未経験でオーディションに挑んだMANON(15)の10名だ。

 デビューが決まった後の記者会見では、メンバーひとりひとりがコメントを発表。「この『ガルバト』は、“憧れの連鎖を繋ぐ”というテーマがあり、“E-girlsの復権”も目指したオーディションでした。まさしく、私たちはE-girlsさんに憧れてここまで来ました。そして、今度は私たちが女の子たちの憧れの対象となる番。グループ名に込められたCIRCLEとERAをメンバーみんなで確かめ合って、繋がり合って、支え合って、初心を忘れずに、デビューしてからもずっとこの先も夢をかなえていきたい」と意気込みを語ったのは、候補者の中でも年長者のひとりで、「ガルバト」の審査中からほかのメンバーを引っ張ってきたHINATAだ。
 さらに、もうひとりの年長者YUNAは「LDHのガールズシーンを引っ張っていくグループのメンバーオーディションであるというところに、強い思いを抱いて『ガルバト』に挑みました。このCIRRAでもっともっとガールズシーンを引っ張っていきたいですし、E-girlsさんにはE-girlsさんにしかない強みがあったと思います。そんなE-girlsさんのように、私たちはCIRRAにしかない強みをどんどん突きつめていって、時代を超えてもみんなに憧れられて、愛されつづけるようなグループになりたいと思います」と抱負を語った。

 プロデューサーの佐藤が女性誌でモデルを務めていることもあり、最終審査には女性誌の記者も多く訪れていた。CIRRAのメンバーにはパフォーマーとしての活動はもちろん、モデルとしての活躍も期待しているのだろう。そんなCIRRAは、12月3日放送の『DayDay.』(日本テレビ)に出演し、プレデビューシングルで番組のテーマソングでもある「one-way runway」の生パフォーマンスを予定している。同曲は12月16日の配信リリースも決定。華やかなランウェイを歩きだした彼女たちのつながりの輪は、この先どんな時代を作っていくのだろうか。まずは2026年のCIRRAに注目だ。

取材・文:森中要子

CIRRA(シーラ)メンバー

YUNA

YUNA/2004.3.6生まれ/21歳

HINATA

HINATA/2004.8.27生まれ/21歳

TOA

TOA/2005.4.2生まれ/20歳

YURARA

YURARA/2006.8.29生まれ/19歳

MYU.S

MYU.S/2007.10.1生まれ/18歳

MYU.Y

MYU.Y/2007.11.21生まれ/18歳

MOMO

MOMO/2008.5.12生まれ/17歳

KOHARU

KOHARU/2008.11.3生まれ/17歳

NIKORI

NIKORI/2009.5.21生まれ/16歳

MANON

MANON/2010.5.12生まれ/15歳

※名前/生年月日/年齢(2025年11月29日現在)

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