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約2年ぶりにフランスで開催された「第74回カンヌ国際映画祭」(7月6日〜17日)。現地時間17日(日本時間18日)に行われたコンペティション部門授賞式で、最高賞パルムドールに選ばれたのは、ジュリア・デュクルノー監督の『TITANE』だった。女性監督がパルムドールを受賞するのは、『ピアノ・レッスン』(1993年)のジェーン・カンピオン監督に次いでカンヌ史上2人目とのことだ。 受賞スピーチでデュクルノー監督は「今回の受賞が私の性別ではなく、私の映画に対して与えられたものであることを願っています。この賞を受賞した2人目の女性として、ジェーン・カンピオンのことが頭に浮かびました。私は彼女の後に続く一人に過ぎず、3番目、4番目、5番目があります。どんな状況であれ、自由であることは決して簡単なことではありません。自由は決して与えられません。それは毎日の闘争です」と、力強いメッセージを送っていた。

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