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宮城が舞台の映画『護られなかった者たちへ』主題歌は桑田佳祐「月光の聖者達」

 俳優の佐藤健阿部寛らが出演する映画『護られなかった者たちへ』(10月1日公開)の主題歌が、桑田佳祐の「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」に決定。楽曲を使用した最新予告映像が解禁された。

映画『護られなかった者たちへ』主題歌は桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」(C)2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会

映画『護られなかった者たちへ』主題歌は桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」(C)2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会

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 最新予告映像は、容疑者である利根(佐藤)が泥水に顔を押し付けられながら「ふざけるな!」と叫ぶ衝撃のカットから始まり、利根を刑事・笘篠(阿部)が雨の中全力で追いかけるシーンなど鬼気迫るシーンが続く。そして後半、「本当は心の優しい…私の知っている利根泰久はそういう人間です」「死んでいい人なんていないんだ」といった意味深なせりふ、利根の幸せそうな表情も垣間見え、彼の秘められた過去に興味を掻き立てられるほか、主題歌のメロディが登場人物たちの心情にそっと寄り添うように流れ、心揺さぶる感動のドラマ展開を予感させる映像となっている。

 映画は、「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の同名小説(NHK出版)が原作。東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描くヒューマン・ミステリー。殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役に佐藤、彼を追う刑事・笘篠役を阿部が演じるほか、清原果耶倍賞美津子吉岡秀隆林遣都永山瑛太緒形直人などが出演。監督は瀬々敬久(『64-ロクヨン-前編/後編』)、脚本は林民夫(『永遠の0』)と瀬々監督が担当した。

 主題歌となる「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」は、2011年に発売された桑田の4枚目のオリジナルアルバム『MUSICMAN』に収録されている楽曲。11年9月、東日本大震災の被災地にエールを送るために敢行された「桑田佳祐『宮城ライブ〜明日へのマーチ!!〜』」のアンコールでも歌われた楽曲でもある。会場となったセキスイハイムスーパーアリーナは、震災当時、被災地最大の遺体安置所として使用されており、同公演は一般利用再開後初のライブでもあった。

 当時、その鮮烈なライブ体験をしていた制作陣は「震災から10年目の宮城を舞台にした本作で、是非桑田さんに主題歌で参加いただきたい」と、本作の開発スタート時から熱望しており、その想いが結果、実現した。「現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日(あす)は今日より素晴らしい」という歌詞は、それぞれに想いを抱えながら生きる登場人物たちの心情、そして映画を観た人の心にもそっと寄り添い、感動の余韻をより一層深いものにするだろう。

 主題歌の決定を受け、瀬々監督、筒井竜平プロデューサーが寄せたコメントは以下のとおり。

■瀬々敬久監督のコメント
 震災のあった3月11日の夜、被災地のあちこちで星空がものすごく綺麗だったという証言が多くあった。「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」を聴いて、まず頭に浮かんだのがそんな光景です。桑田さんのこの曲は追悼の歌のようでありながら、生きることの大切さをさりげなく差し出している。震災の直前に出された楽曲でありながら、震災以降の自分たちの心情にピタリと当てはまる気がする。「時代(とき)時は移ろう この日本(くに)も変わったよ」だけど、――「(現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日(あす)は今日より素晴らしい」。震災からコロナ禍、まさに今を生きる多くの人々を支えてくれるこの楽曲が、映画に大きな想いを授けてくれたと思っています。

■筒井竜平プロデューサーのコメント
 この度、桑田佳祐さんの「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」を主題歌とさせていただくことができました。東日本大震災から半年後の2011年9月10日・11日に宮城県はセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)で開催された、「桑田佳祐 『宮城ライブ 〜明日へのマーチ!!〜』」。

 遺体安置所となっていた場所の再開であり、また桑田さん自身の病気からの復活の場でもあったあのライブのアンコールで、「故郷」(ハーモニカ演奏)からの「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」という象徴的なブロックは、深く深く心に染みわたるもので、その後も忘れえぬ体験となりました。

 あれから10年という時が経ようとしている中で、宮城を舞台にしたこの映画の開発をスタートした時から、映画化が成就した暁には、桑田さんに主題歌での参加をぜひお願いしたいと考えていました。

 2011年2月にリリースされたアルバム『MUSICMAN』に収録されているこの楽曲は、この10年という月日の中でたくさんの人に聴き継がれ、たくさんの想いが寄せられ、この先もずっと愛されていく楽曲であると思います。映画の物語にはもちろんのこと、観ていただく観客の皆様にも、そっと寄り添ってくれる存在です。ままならないことが多い世の中で、それでも前を向いて歩いて行こうとする私達にとって、最高のエールとなるこの楽曲を映画の中でも堪能いただければ幸いです。

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