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宮沢氷魚、新人男優賞を受賞 演じた役振り返り心境吐露「一人でも多くの人が生きやすい世の中に」

 俳優の宮沢氷魚(27)、奥平大兼(17)が、現役の映画批評家が集まって賞を選出する『第30回日本映画批評家大賞』で新人男優賞(南俊子賞)を受賞し、5月31日、都内で開催された授賞式に出席した。

『his』で『第30回日本映画批評家大賞』新人男優賞を受賞した宮沢氷魚 (C)ORICON NewS inc.

『his』で『第30回日本映画批評家大賞』新人男優賞を受賞した宮沢氷魚 (C)ORICON NewS inc.

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 奥平が出演した『MOTHER マザー』は、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得た作品。奥平は母親から歪んだ愛情を受けて育った17歳の少年、周平を演じた。奥平は本作が映画初出演で、トロフィーを受け取り「このような賞の受賞で自信につながった。この1年は勇気をもらう側だったので、これからは誰かに何らかの形で勇気を与えられるような役者になりたい」と喜びを語った。

 宮沢が主演した『his』は、2人の青年恋愛を題材に、世間と向き合い家族としてどう生きていくのか、偏見や差別などが描かれている。同作が映画初主演の宮沢は、自分を隠して生きてきた青年・井川迅を演じた。宮沢は舞台に出演中のため、中継での参加となった。受賞に対し宮沢は、「この作品が解決というわけではないけど、一人でも多くの人が生きやすい世の中になってくれればいいなという思いでこの作品に挑んだので、名誉ある賞をいただけてうれしい。今後も多くの影響を与えられればと思う」と思いを呼び掛けた。

■第30回日本映画批評家大賞
作品賞:『星の子』
監督賞:大九明子監督(『私をくいとめて』)
主演男優賞:中村梅雀津田寛治(ともに『山中静夫の尊厳死』)
主演女優賞:のん(『私をくいとめて』)
助演男優賞:宇野祥平(『罪の声』)
助演女優賞:浅田美代子(『朝が来る』)
新人女優賞(小森和子賞):服部樹咲(『ミッドナイトスワン』)、佳山明(『37 セカンズ』)、吉本実憂(『瞽女 GOZE』)
新人男優賞(南俊子賞):奥平大兼(『MOTHER マザー』)、宮沢氷魚(『his』)
新人監督賞:内山拓也(『佐々木、イン、マイマイン』)、HIKARI(『37セカンズ』)、佐藤快麿(泣く子はいねぇが)
ゴールデングローリー賞(水野晴郎賞):火野正平
ゴールデングローリー賞(水野晴郎賞):田中裕子
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):大林宣彦
ドキュメンタリー賞:『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』
編集賞(浦岡敬一賞):李英美(『スパイの妻〈劇場版〉』
特別賞(松永武賞):新文芸坐
国際審査員特別賞:チェ・ブラム
脚本賞:天野千尋『ミセス・ノイズィ』
脚本賞:入江裕(『AI崩壊』)
映画音楽賞:渋谷慶一郎(『ミッドナイトスワン』)
アニメーション作品賞:『劇場版 ごん −GON,THE LITTLE FOX−』

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