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高橋真麻、幼少期から抱える両親への“後悔”告白 77歳の父・英樹の機敏な行動に感謝

 俳優の高橋英樹(77)、フリーアナウンサーの高橋真麻(39)親子が12日、都内で行われた映画『ファーザー』公開記念イベントに出席。真麻が、幼少期から両親に抱えている“後悔”について語った。

(左から)高橋真麻、高橋英樹 (C)ORICON NewS inc.

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 幼少期のエピソードとして、英樹が「小さい頃に、娘が『パパとママに将来、プールつきの家を作ってあげる』と言ってくれたことがありまして」うれしそうに回顧。「小学校高学年くらいになった時、僕たちはもうすっかりそのことを忘れていると思っていたら、真麻が真剣な顔して『パパ・ママ、プールつきの家は無理かもしれない』と話してくれて(笑)。覚えているんだってわかって、かわいかったですね」と満面の笑みを浮かべた。

 真麻は「私は、いまでも親にプールつきの家を買ってあげられなかったことを後悔していて。申し訳なかったなと。この先、一攫千金することがあったら、必ず買います」と宣言。英樹は「もういいです、広い家は掃除が大変なので」と大笑いしながら「孫を私に抱かせてくれる、これだけで十分。うれしくて仕方ないんです。娘ができた時も『僕を父親にさせてくれた』という喜びがあったんですけど、おじいちゃんにさせてくれた喜びは半端ないです」とかみしめるように語った。

 真麻は、そんな父の愛を感じる出来事が最近もあったようで「先日ぎっくり腰の一歩手前みたいな状態になってしまったのですが、父がすぐ病院の手配をしてくれて、家事を手伝ってくれたり、娘の保育園のお迎えも行ってくれて、機敏なすばやい行動はありがたかったですね」と感謝。英樹は「いつまで経っても娘なので、いつも心配しています。娘も健康で丈夫にいてほしいなと。ちょっとやばいかなと思ったら、すぐ助け舟を出すのが親の務めだと思っています」と言葉に力を込めた。

 本作は世界30ヶ国以上で上演された傑作舞台を映画化したもので、誰にも訪れる人生の夕暮れと揺れる親子の絆を見つめた感動の物語。主演を務めたアンソニー・ホプキンスは、先日発表された『第93回アカデミー賞』で主演男優賞に“史上最高齢”で輝いた。

 自身と同名で生年月日も同じ主人公の父親を、現在83歳のアンソニーが、愛する父の変化に戸惑い悩む娘を、『女王陛下のお気に入り』のオスカー女優オリヴィア・コールマンが繊細に演じる。監督は原作舞台を手掛けたフロリアン・ゼレール。長編初監督にして、現実と幻想の境界が曖昧になっていく父の視点で描かれる、これまでになく画期的な表現を実現させた。

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