1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督のサスペンス映画『CUBE』の初の公認リメイク作品が、10月22日に公開されることが2日、発表された。主演を務めるのは菅田将暉で、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎が共演する。菅田は「こんな映画です、とカテゴライズするのはとても難しい。実験的なエンターテインメントを楽しんでもらえたら」とコメントを寄せている。
密室サスペンスの先駆けとして、世界中でカルト的人気を集めた本作。02年には『CUBE2』、04年には『CUBE ZERO』が公開された。撮影は昨年の10月から11月に都内で行われ、謎の立方体CUBEの1セット、メイン出演者は6人のみ、全員おそろいの囚人服のような衣装とオリジナル作品へのリスペクトあるものとなった。
目が覚めると謎の立方体=CUBEの中に閉じ込められた6人。エンジニア・後藤裕一(菅田)、団体職員・甲斐麻子(杏)、フリーター・越智真司(岡田)、中学生・宇野千陽(田代)、整備士・井手寛(斎藤)、会社役員・安東和正(吉田)と何の接点もつながりもない彼ら。
理由もわからないまま脱出を試みるが、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。体力と精神が限界を迎える中、徐々に表れる人間の本性。「生きる」ためにひたすら進む、劇薬系密室エンターテインメントが描かれる。
メガホンをとったのは、『MANRIKI』(19年)の清水康彦監督。さらに、クリエイティブ協力でナタリ監督も参加した。
■キャストコメント
・菅田将暉
この場所がなんなのか。自分は、何者なのか。立ちはだかる理不尽を前に何のために生きるのか。こんなにしんどいのになぜ生きるのか。何が、怖いのか。僕らは何と戦っているのか。もっと楽な道はないのか。そこで笑っている君は幸せなのか。
撮影しながらも頭の中には疑問だらけでした。映画というよりは演劇的空間の中で、共に過ごした演者のみなさんとは奇妙な連帯感がいつしか芽生えていました。こんな映画です、とカテゴライズするのはとても難しいです。実験的なエンターテインメントを楽しんでもらえたら何よりです。
・杏
あの名作に参加できるのだ!ととてもうれしく思いました。
CUBEのスタジオセットを目にしたときに、感動したと共に、これは大変だ、とも思いました。ひとつの空間の中で作り上げることはとても大きな挑戦になりました。現場に参加していても、完成はどうなるのか実際には見られていません。
閉じ込められた数人の男女がどのように立ち向かっていくのか、それぞれのドラマを見ていただければと思います。
・岡田将生
ほんとに楽しかったです。こんなすてきな方々と一緒に映画を作れて幸せでした。CUBEの空間は異様で、あのセットも僕たち同様にキャストでした。色々な想像をさせてくれてお芝居の手助けをたくさんいただきました。クランクアップをした時は本当に脱出した感覚でしたし、この映画を見てくれる方も映画館から脱出する感覚で見てもらえる作品なのではと思います。
・田代輝
出演が決定したときは、喜びと同時に不安もありましたが、監督をはじめ、大先輩の共演者の方々、スタッフの皆さまに支えられて、なんとか撮影を終えることができました。すべてが衝撃的な内容になっていると思うので、僕自身公開が楽しみです!
・斎藤工
20年以上前に劇場(CUBE)でくらったカナダ映画。ヴィンチェンゾ・ナタリの『CUBE』と言う衝撃。そこから今日まで様々な展開がなされて来た『CUBE』と言う映画的ソース。
コロナ禍の中、世界中が家と言う"CUBE"にステイホーム、巣ごもりを余儀なくされた今こそ。そして清水康彦監督の手によってこの『CUBE』の正体、核心に迫れる作品になるのではないかと必然を感じています
・吉田鋼太郎
先ず、才能に溢れた5人の共演者の方々とご一緒できたことが何よりの幸せであり刺激でした。しかも逃げ場のない密室での長時間の緊張感漲る駆け引きは、これまでの俳優人生においても初めての経験であり、得がたい体験をさせてもらいました。共演者の方々、監督始め全てのスタッフに感謝したいです。
さて、あの密室で、あの閉塞感の中で繰り広げられた僕たちの演技がスクリーンの上にどのように映し出されるのか、本当に楽しみです。観客の皆さんと一緒にワクワクしながら上映を待ちたいと思います!
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
密室サスペンスの先駆けとして、世界中でカルト的人気を集めた本作。02年には『CUBE2』、04年には『CUBE ZERO』が公開された。撮影は昨年の10月から11月に都内で行われ、謎の立方体CUBEの1セット、メイン出演者は6人のみ、全員おそろいの囚人服のような衣装とオリジナル作品へのリスペクトあるものとなった。
目が覚めると謎の立方体=CUBEの中に閉じ込められた6人。エンジニア・後藤裕一(菅田)、団体職員・甲斐麻子(杏)、フリーター・越智真司(岡田)、中学生・宇野千陽(田代)、整備士・井手寛(斎藤)、会社役員・安東和正(吉田)と何の接点もつながりもない彼ら。
理由もわからないまま脱出を試みるが、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。体力と精神が限界を迎える中、徐々に表れる人間の本性。「生きる」ためにひたすら進む、劇薬系密室エンターテインメントが描かれる。
メガホンをとったのは、『MANRIKI』(19年)の清水康彦監督。さらに、クリエイティブ協力でナタリ監督も参加した。
■キャストコメント
・菅田将暉
この場所がなんなのか。自分は、何者なのか。立ちはだかる理不尽を前に何のために生きるのか。こんなにしんどいのになぜ生きるのか。何が、怖いのか。僕らは何と戦っているのか。もっと楽な道はないのか。そこで笑っている君は幸せなのか。
撮影しながらも頭の中には疑問だらけでした。映画というよりは演劇的空間の中で、共に過ごした演者のみなさんとは奇妙な連帯感がいつしか芽生えていました。こんな映画です、とカテゴライズするのはとても難しいです。実験的なエンターテインメントを楽しんでもらえたら何よりです。
・杏
あの名作に参加できるのだ!ととてもうれしく思いました。
CUBEのスタジオセットを目にしたときに、感動したと共に、これは大変だ、とも思いました。ひとつの空間の中で作り上げることはとても大きな挑戦になりました。現場に参加していても、完成はどうなるのか実際には見られていません。
閉じ込められた数人の男女がどのように立ち向かっていくのか、それぞれのドラマを見ていただければと思います。
・岡田将生
ほんとに楽しかったです。こんなすてきな方々と一緒に映画を作れて幸せでした。CUBEの空間は異様で、あのセットも僕たち同様にキャストでした。色々な想像をさせてくれてお芝居の手助けをたくさんいただきました。クランクアップをした時は本当に脱出した感覚でしたし、この映画を見てくれる方も映画館から脱出する感覚で見てもらえる作品なのではと思います。
・田代輝
出演が決定したときは、喜びと同時に不安もありましたが、監督をはじめ、大先輩の共演者の方々、スタッフの皆さまに支えられて、なんとか撮影を終えることができました。すべてが衝撃的な内容になっていると思うので、僕自身公開が楽しみです!
・斎藤工
20年以上前に劇場(CUBE)でくらったカナダ映画。ヴィンチェンゾ・ナタリの『CUBE』と言う衝撃。そこから今日まで様々な展開がなされて来た『CUBE』と言う映画的ソース。
コロナ禍の中、世界中が家と言う"CUBE"にステイホーム、巣ごもりを余儀なくされた今こそ。そして清水康彦監督の手によってこの『CUBE』の正体、核心に迫れる作品になるのではないかと必然を感じています
・吉田鋼太郎
先ず、才能に溢れた5人の共演者の方々とご一緒できたことが何よりの幸せであり刺激でした。しかも逃げ場のない密室での長時間の緊張感漲る駆け引きは、これまでの俳優人生においても初めての経験であり、得がたい体験をさせてもらいました。共演者の方々、監督始め全てのスタッフに感謝したいです。
さて、あの密室で、あの閉塞感の中で繰り広げられた僕たちの演技がスクリーンの上にどのように映し出されるのか、本当に楽しみです。観客の皆さんと一緒にワクワクしながら上映を待ちたいと思います!
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2021/02/02