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上川隆也演じる“ブレない男”、佐方貞人シリーズ最新作9・6放送

 俳優の上川隆也が主演するテレビ朝日系ドラマスペシャル『検事・佐方〜恨みを刻む〜』が、9月6日(後9:00〜10:54)に放送される。

上川隆也が主演するドラマスペシャル『検事・佐方〜恨みを刻む〜』9月6日放送 (C)テレビ朝日

上川隆也が主演するドラマスペシャル『検事・佐方〜恨みを刻む〜』9月6日放送 (C)テレビ朝日

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 「このミステリーがすごい!」大賞、第15回大藪春彦賞、第69回日本推理作家協会賞など数々の賞に輝く、人気作家・柚月裕子氏の“佐方貞人シリーズ”を、上川主演でドラマ化。これまで、『最後の証人』(2015年1月)、『検事の死命』(16年1月)、『検事の本懐』(16年12月)、『検事・佐方〜裁きを望む』(19年12月)が放送された。今回の『恨みを刻む』は、昨年刊行された柚月氏の佐方貞人シリーズ最新作『検事の信義』に所収された同名短編が原作。

 今回、佐方が真相究明に挑むのは、ひとりの女性が逮捕された事件。ある目撃証言が事件発覚のきっかけとなったのだが、その証言に“小さな矛盾”を感じた佐方は補充捜査を開始。佐方が抱いた些細な疑問から、事件は思わぬ方向へ。警察組織の深い闇が浮かび上がっていく。

 佐方は「犯した罪はまっとうに裁かれなければならない」という信念を貫く、“ブレない男”。2015年から5年、佐方を演じ続けてきた上川に「自身のブレないところは?」と聞くと、「芝居が好きだという、一点です」と即答。「それゆえに役者であり続けたいと思っていますし、むしろそれ以外に申し上げられることがないのが僕という人間だと思っています」と、検事としての矜持を持ち続ける佐方のように、常に俳優という仕事に実直に向き合ってきたことを明かした。

 上川はまた、佐方がわずかな糸口から思いがけない真実をひも解いていく本作で、「物語の発端で佐方が覚える違和感は、とても些細なものなんです。この男の意識や五感はそんなところにまで向いているのか、と。今回は一徹でブレないキャラクターの佐方が、実は持ち合わせている“繊細さ”を特に感じました」と、改めて佐方という人物の奥深さを実感したことを告白している。

 「佐方のそういった一面を垣間見ながら、視聴者の方々にも一緒に事件の真相にたどり着いていただきたい。そしてこんなご時世だからこそ純粋に作品を楽しんでいただき、溜飲の下がるような結末を味わっていただきたいです」と、視聴者にメッセージを送っている。

 本作には、佐方の同期検事・庄司真生役の松下由樹、佐方を疎んじる本橋信次郎次席検事役の松尾貴史、佐方のよき理解者である筒井義雄部長役の伊武雅刀のが出演。また、真実をめぐって佐方と対立する所轄の刑事、鴻城伸明役で原田龍二。さらに、佐方をサポートする検察事務官に、新たなキャストが就任する。

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