第72回カンヌ国際映画祭(2019年)ある視点部門最優秀演技賞(キアラ・マストロヤンニ)を受賞したフランス映画『今宵、212号室で』(6月19日より順次公開)の本編映像が公開された。本作は、数々のシャンソンの名曲にのせて、パリのホテルの一室で繰り広げられる、大人のための軽妙洒脱なラブ・ストーリー。
結婚して20年になるリシャールとマリア。ある日、密かに重ねていた浮気が夫にバレ、一晩距離を置くために、マリアはアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しに夫の様子を眺めるマリアのもとに20年前の姿をした夫が現れ、さらには元カレたちや夫の初恋相手のピアノ教師までもがかつての姿でやってきて…。
さらには、現在と過去の2人のリシャールが対面を果たすシーンも。現在のリシャールは20年前の自分だと気づかず、妻の浮気相手の1人だと勘違いしているらしい。過去の自分に向かって、今も変わらぬ妻マリアへの愛を語らう姿はなんともロマンチックだ。そんな“2人”のリシャールの愛を一心に受けるマリアだが、心は揺れて…。無事に夫婦関係を修復することはできるのだろうか?
自由奔放な主人公マリアを演じたのは、マルチェロ・マストロヤンニを父に、カトリーヌ・ドヌーヴを母にもち、そのクールな美しさで観客を魅了する二世女優キアラ・マストロヤンニ。
献身的だけどどこか冴えない夫リシャールを演じたのは、バンジャマン・ビオレ。フランス・ポップス界の名プロデューサーであり人気ミュージシャン。実生活では数々の美女との浮名を流してきたモテ男だ。セルジュ・ゲンズブールの再来とも言われ、哀愁を帯びた歌声とニヒルでダンディーな雰囲気で女性から人気を博している。
若き日のリシャールを演じるのは、『アマンダと僕』で注目を集めたヴァンサン・ラコスト。リュミエール賞やセザール賞に度々ノミネートされるなど、26歳にして仏主要映画賞の常連俳優だ。
実は、キアラとバンジャマンは、実生活では2002年に結婚し一女をもうけ、05年に離婚した“元”夫婦。また、キアラは、バンジャマンが18年に発表した「?Encore Encore!(feat.Chiara Mastroianni)」では楽曲に参加、ミュージックビデオにも登場しバンジャマンと共演している。
離婚後もお互いの話をメディアで語ったり、共演したりと仲むつまじい様子の芸能人はよくみかけるものの、夫婦役を演じる“元”夫婦は世界的にも珍しい(日本で“元”夫婦の共演と言えば、小泉今日子と永瀬正敏が共演した『毎日かあさん』がある)。この“元”夫婦のキャスティングは、キアラとクリストフ・オノレ監督の指名によるもの。それぞれの道を選んだものの、アーティストとして互いにずっと尊敬し認めあってきた2人が演じる夫婦のキャラクターには、どんな言葉や設定にもなり代わらない説得力があるのかもしれない。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
結婚して20年になるリシャールとマリア。ある日、密かに重ねていた浮気が夫にバレ、一晩距離を置くために、マリアはアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しに夫の様子を眺めるマリアのもとに20年前の姿をした夫が現れ、さらには元カレたちや夫の初恋相手のピアノ教師までもがかつての姿でやってきて…。
さらには、現在と過去の2人のリシャールが対面を果たすシーンも。現在のリシャールは20年前の自分だと気づかず、妻の浮気相手の1人だと勘違いしているらしい。過去の自分に向かって、今も変わらぬ妻マリアへの愛を語らう姿はなんともロマンチックだ。そんな“2人”のリシャールの愛を一心に受けるマリアだが、心は揺れて…。無事に夫婦関係を修復することはできるのだろうか?
自由奔放な主人公マリアを演じたのは、マルチェロ・マストロヤンニを父に、カトリーヌ・ドヌーヴを母にもち、そのクールな美しさで観客を魅了する二世女優キアラ・マストロヤンニ。
献身的だけどどこか冴えない夫リシャールを演じたのは、バンジャマン・ビオレ。フランス・ポップス界の名プロデューサーであり人気ミュージシャン。実生活では数々の美女との浮名を流してきたモテ男だ。セルジュ・ゲンズブールの再来とも言われ、哀愁を帯びた歌声とニヒルでダンディーな雰囲気で女性から人気を博している。
若き日のリシャールを演じるのは、『アマンダと僕』で注目を集めたヴァンサン・ラコスト。リュミエール賞やセザール賞に度々ノミネートされるなど、26歳にして仏主要映画賞の常連俳優だ。
実は、キアラとバンジャマンは、実生活では2002年に結婚し一女をもうけ、05年に離婚した“元”夫婦。また、キアラは、バンジャマンが18年に発表した「?Encore Encore!(feat.Chiara Mastroianni)」では楽曲に参加、ミュージックビデオにも登場しバンジャマンと共演している。
離婚後もお互いの話をメディアで語ったり、共演したりと仲むつまじい様子の芸能人はよくみかけるものの、夫婦役を演じる“元”夫婦は世界的にも珍しい(日本で“元”夫婦の共演と言えば、小泉今日子と永瀬正敏が共演した『毎日かあさん』がある)。この“元”夫婦のキャスティングは、キアラとクリストフ・オノレ監督の指名によるもの。それぞれの道を選んだものの、アーティストとして互いにずっと尊敬し認めあってきた2人が演じる夫婦のキャラクターには、どんな言葉や設定にもなり代わらない説得力があるのかもしれない。
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2020/06/04