『第62回ブルーリボン賞』で主演男優賞を受賞した中井貴一(58)が18日、東京・イイノホールで行われた授賞式に出席。スピーチでは「100年経っても、最後まで残るアナログな商売は、もしかしたら俳優なのではないかと思っています」と役者という職業が今後も色褪せることない未来を願った。
中井は「最近は嫌なニュースを見かけることがよくあります。色々なものがデジタル化している中で、人間の心までがデジタル化したのではないか」と昨今の現状を危惧。俳優という職業が残り続けることを願い「人間の感情をきちんと表現できる俳優に、もっとなれるように努力してまいります。コメディー作品で賞をとれたことで、コメディー作品に出演する多くの俳優のモチベーションになると思います」と話した。
また、父の佐田啓二さんが同賞を受賞していることに触れ「そのときのスピーチで『次は助演男優賞をいただける俳優になって戻ってまいります』と言ったそうです。おふくろが『何をキザなこと言っているんだ』と言い、親父は『主演男優賞というのは、とらせてもらう賞。監督、脚本家、助演のキャストにとらせてもらう。助演男優賞は自分でとりにいく賞。そういう俳優になりたい』と。その言葉を借りれば、脚本と監督を務めてくださった三谷幸喜さん、制作スタッフ、キャストに支えられてこの賞をいただけたと思います。映画を代表してこの賞をいただいたつもりです」と父と同じく、すべての人たちに感謝していた。
『第62回ブルーリボン賞』受賞者、作品は以下の通り。
■作品賞:『翔んで埼玉』(武内英樹監督)
■監督賞:真利子哲也監督/『宮本から君へ』
■主演男優賞:中井貴一/『記憶にございません!』
■主演女優賞:長澤まさみ/『コンフィデンスマンJP−ロマンス編−』
■助演男優賞:吉沢亮/『キングダム』
■助演女優賞:MEGUMI/『台風家族』『ひとよ』
■新人賞:関水渚/『町田くんの世界』
■外国作品賞:『ジョーカー』
中井は「最近は嫌なニュースを見かけることがよくあります。色々なものがデジタル化している中で、人間の心までがデジタル化したのではないか」と昨今の現状を危惧。俳優という職業が残り続けることを願い「人間の感情をきちんと表現できる俳優に、もっとなれるように努力してまいります。コメディー作品で賞をとれたことで、コメディー作品に出演する多くの俳優のモチベーションになると思います」と話した。
また、父の佐田啓二さんが同賞を受賞していることに触れ「そのときのスピーチで『次は助演男優賞をいただける俳優になって戻ってまいります』と言ったそうです。おふくろが『何をキザなこと言っているんだ』と言い、親父は『主演男優賞というのは、とらせてもらう賞。監督、脚本家、助演のキャストにとらせてもらう。助演男優賞は自分でとりにいく賞。そういう俳優になりたい』と。その言葉を借りれば、脚本と監督を務めてくださった三谷幸喜さん、制作スタッフ、キャストに支えられてこの賞をいただけたと思います。映画を代表してこの賞をいただいたつもりです」と父と同じく、すべての人たちに感謝していた。
『第62回ブルーリボン賞』受賞者、作品は以下の通り。
■作品賞:『翔んで埼玉』(武内英樹監督)
■監督賞:真利子哲也監督/『宮本から君へ』
■主演男優賞:中井貴一/『記憶にございません!』
■主演女優賞:長澤まさみ/『コンフィデンスマンJP−ロマンス編−』
■助演男優賞:吉沢亮/『キングダム』
■助演女優賞:MEGUMI/『台風家族』『ひとよ』
■新人賞:関水渚/『町田くんの世界』
■外国作品賞:『ジョーカー』
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2020/02/19