テレビ番組や雑誌のグラビアページでも特集を組まれる機会が増え、“誰でも気軽に楽しめる趣味”として、幅広い層に浸透してきた感があるコスプレ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントも開催され、いずれも好評を博している。こちらの記事では、東京・池袋東口エリアで定期的に実施している『acosta!(アコスタ)』で見つけた、魅力溢れるコスプレイヤーたちを紹介。

　『魔法少女まどか☆マギカ』のアルティメットまどかに扮するぴぴこさんは、つい最近、『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を観る機会があったそうで、そこでまどかの可愛さにハマってしまい、コスプレに踏みきったという。『まどか☆マギカ』といえば、同作の世界観を活かしたスマートフォンゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』が配信中（テレビアニメ版も放送中）だが、ぴぴこさんはこちらのコスプレにも興味があるそうで、「どのキャラクターもかわいいので、誰をやるか迷ってしまいますね。友だちと誘い合って、大型の“併せ”もしてみたいです」と話してくれた。

　旬のアニメよりも、ちょっと懐かしい作品のコスプレをすることが多いという杏樹さんは、『貧乏神が！』の桜市子に扮して参加。近々、友だちとの併せも予定しているそうで、今回は衣装の出来栄えチェックを兼ねて遊びに来たという。

　ちなみに衣装は、毎回自分で制作しているらしく、その理由を聞いてみたところ、「私がコスプレをしたい作品は、ちょっと昔のものが多くて…。衣装も出回っていないので、やろうと思うと自分で作るしかないんです。でもそのおかげで、衣装制作のノウハウが身についたので、これからも新旧を問わず、自分で衣装を用意して、いろんなアニメや漫画のコスプレを続けていきたいです」とのことだった。

　『Re：ゼロから始める異世界生活』のエミリアに扮するつむぎさんは、昨年の『池袋ハロウィンコスプレフェス2019』で初めてコスプレに挑戦したという初心者レイヤー。『Re：ゼロ』ではこれまでにも、レムのコスプレをしたことがあるそうで、ゆくゆくは全ヒロインのコスプレに挑戦してみたいという。

　そんなつむぎさんがコスプレを始めたきっかけは、人気コスプレイヤー・伊織もえの存在が大きいという。理由を聞いてみると、「SNSにアップされているコスプレ写真が、どれもクオリティが高くて、本当に素敵で。伊織さんの写真を見ているうちに“私もコスプレをしてみたい！”と思うようになったんです」と話してくれた。

　彼女とは、これまでにもイベントで直接会ったことがあるそうで、そのときの感想を聞いてみると、「すごく丁寧に対応していただけて、本当に幸せでした。キャラクターの魅力を忠実に再現するために、いつもストイックに取り組んでいらっしゃって。そういう姿勢も含めて、ますます応援したくなりました」とコメント。続けて「私自身ももっとコスプレのクオリティを高めて、いつか伊織さんといっしょに写真を撮らせてもらうことが夢なんです」と、今後の目標についても熱く語ってくれた。

取材・文＝ソムタム田井

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