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山崎賢人、デビュー作『熱海の捜査官』以来9年ぶりにオダギリと再共演

 俳優の山崎賢人が、オダギリジョー主演のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』(毎週金曜 後11:15〜深0:15※一部地域を除く)の最終話(12月6日放送)に、メインゲストとして出演する。最終回は、『時効警察』シリーズの生みの親・三木聡が脚本・監督を担当。山崎の俳優デビュー作は『熱海の捜査官』(2010年)で、以来9年ぶりにオダギリ ジョー&三木監督とタッグを組む。

金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』最終話(12月6日放送)のメインゲストは山崎賢人(左)。デビュー作『熱海の捜査官』以来、オダギリジョーと9年ぶり共演(C)テレビ朝日

金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』最終話(12月6日放送)のメインゲストは山崎賢人(左)。デビュー作『熱海の捜査官』以来、オダギリジョーと9年ぶり共演(C)テレビ朝日

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 『熱海の捜査官』のときは「せりふを覚えて役を演じるだけで、いっぱいいっぱい。オダギリさんと二人で階段を降りるシーンでは緊張しすぎて、右手と右足が一緒に前に出ちゃったり…(笑)。それくらい緊張していました」と振り返る山崎。あれから9年、「オダギリさんとは『熱海の捜査官』の撮影が終わった後も、一緒にフットサルをさせていただいた」そうだが、共演自体は『熱海の捜査官』以来となる。

 「今回の再共演といい、『熱海の捜査官』の後もつながっている感じがして、すごくうれしいです。『時効警察』の現場では、オダギリさんと久々にお会いできたので、近況報告から本当に他愛もない話まで、いろんなお話をさせていただきました。とても楽しくぜいたくな時間を過ごさせていただきました」と声を弾ませる山崎が、俳優10年目という節目で「三木組という“原点”」に舞い戻り、以前からファンだったという『時効警察』でさらなる飛躍を誓う。

 デビュー作『熱海の捜査官』について山崎は「とにかく監督について行こう、と。監督の演出に従って動くと、僕が演じた四十万新也という役がどんどん不思議になっていって、すごく面白かったです! デビュー作で何もできない僕に、本当に優しく厳しくお芝居を教えてくださってありがたかったですね」と、三木監督に感謝の意を表した。

 さらに、三木監督は右も左も分からない山崎に現場のイロハを教え、時には叱ってもくれたのだとか。「自分の出演シーンなんですけど、途中で映らないカットがあった時のこと。そのカットの撮影中に『休んでいていいよ』と言ってくださったので、撮影場所だった学校の3階を離れて、1階にあったお茶場でスタッフさんとずーっとしゃべっていたんですよ。そしたら、監督の怒鳴り声が聞こえて…。『映らないカットでも、自分が出ているシーンのときは現場にいろ!』と怒られて、『なるほど』と(笑)。そんな、本当に初歩的なことも教えてくださいました。デビュー作で三木監督に出会えて本当によかったです」(山崎)。

 それから月日は流れ、山崎はNHK連続テレビ小説『まれ』(15年)や主演ドラマ『グッド・ドクター』(18年)、主演映画『キングダム』(19年)など、代表作を挙げればキリがない20代の代表格俳優に成長。まさに絶好調の今「この10年で成長した部分を出せたら」という熱い思い、そして「『初心忘れるべからず』という真っ白な気持ち」で臨んだ“山崎賢人、現時点での集大成”ともいうべき『時効警察はじめました』最終回に注目だ。

 その最終回で山崎が演じるのは、動画配信サイトで次々と予言を的中させて有名になった予言者・スピリチャル雨夜。実は24年前の高校時代にも、飛び込み部のコーチが屋上から飛び降りるのを予言し、実際にコーチは飛び降りて死亡。この事件に霧山も興味を持ち、趣味の捜査を始める。

 そんな何だか怪しげなスピリチャル雨夜を演じるにあたっては「あまり事前に役を作り込まず、三木監督の言葉をヒントにしながら、毎シーン毎シーンを楽しんで演じています」と、コメント。裏では面白い仕掛けも企んでいるそうで…、「自分の中ではせっかくなので、『熱海の捜査官』の四十万新也エッセンスみたいなものも入れていけたら面白いのかな、とも思っていて…。回想シーンの高校時代も、四十万新也と同じような髪型にしているんですよ」と言ってニヤリ。

 「個人的に、『時効警察はじめました』の最終回のラストには『熱海の捜査官』と似た雰囲気も感じているので、すごくワクワクしています。『熱海の捜査官』が好きな人にもぜひ見ていただきたいな、と思います!」と、目を輝かせていた。



山崎賢人(スピリチャル雨夜役)の コメント

――『時効警察はじめました』へのご出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

【山崎】僕のデビュー作にあたる『熱海の捜査官』(10年)で、三木(聡)監督やオダギリ(ジョー)さんをはじめ、皆さんに本当にお世話になったんです。俳優を始めて今年で10年目なんですけど、このタイミングでまた三木組という“原点”に戻って来られて、本当にうれしいなと思いました。『時効警察』のファンでもあるので、出演できて本当にうれしかったです。

――過去のシリーズは全部ご覧になっていたんですか?

【山崎】見ました!  今回もそうですけど、セリフや髪型や衣装…三木さんの細かいこだわりが効いた独特な世界が大好きです。それから霧山さんと三日月さんの空気感も、時効管理課の雰囲気も好きです。そもそも趣味で時効になった事件を調べるという設定が、本当に面白いなって思います(笑)。

――今振り返ってみて、『熱海の捜査官』のときの山崎さんはどんな感じでしたか?

【山崎】『熱海の捜査官』のときはせりふを覚えて役を演じるだけで、いっぱいいっぱい。オダギリさんと二人で階段を降りるシーンでは緊張しすぎて、右手と右足が一緒に前に出ちゃったり…(笑)。それくらい緊張していました。今回、共演するのは9年ぶりですけど、オダギリさんは当時と全然変わらないですね。実は、オダギリさんとは『熱海の捜査官』の撮影が終わった後も、一緒にフットサルをさせていただいたんです。今回の再共演といい、『熱海の捜査官』の後もつながっている感じがして、すごくうれしいです。

 『時効警察』の現場ではオダギリさんと久々にお会いできたので、近況報告から本当に他愛もない話まで、いろんなお話をさせていただきました。オダギリさんと麻生(久美子)さんの会話が、撮影以外でも霧山さんと三日月さんの会話のようで面白かったです。とても楽しくぜいたくな時間を過ごさせていただきました。

――山崎さんにとって『熱海の捜査官』とはどのような作品ですか?

【山崎】『時効警察』に出演させていただくにあたって、改めて『熱海の捜査官』を見ました。出演当時も面白いと思っていたのですが、今回新たな発見がいろいろあって10年前よりもさらに面白いと感じました。デビュー作で三木監督に出会えて本当によかったです。

――『熱海の捜査官』の頃、三木監督にはどんな印象を持っていましたか?

【山崎】オーディションで「何でもできる?」と言われて、「えっ!?」と思いながらも「何でもやります!」と答えたのが最初の出会いで…。動きは現場でどんどん決まっていく感じだったんですけど、役のイメージを丁寧に説明してくださるので、とにかく監督について行こう、と。監督の演出に従って動くと、僕が演じた四十万新也という役がどんどん不思議になっていって、すごく面白かったです!

 デビュー作で何もできない僕に、本当に優しく厳しくお芝居を教えてくださってありがたかったですね。あと、監督はちゃんと怒ってもくださったんです。今でも覚えているのは…自分の出演シーンなんですけど、途中で映らないカットがあったときのこと。そのカットの撮影中にスタッフさんが「休んでいていいよ」と言ってくださったので、撮影場所だった学校の3階を離れて、1階にあったお茶場でずーっとしゃべっていたんですよ。そしたら、監督の怒鳴り声が聞こえて…。「映らないカットでも、自分が出ているシーンのときは現場にいろ!」と怒られて、「なるほど」と(笑)。そんな、本当に初歩的なことも教えてくださいました。

――基本から教えてくれた三木監督と再タッグを組む今回、特別な思いはありますか?

【山崎】この10年で成長した部分を出せたら…とは思っています。撮影中はやっぱり『熱海の捜査官』の頃を思い出しますし、「初心忘れるべからず」という真っ白な気持ちで臨んでいます。

――スピリチャル雨夜という役にはどんなスタンスで取り組んでいますか?

【山崎】あまり事前に役を作り込まず、三木監督の言葉をヒントにしながら、毎シーン毎シーンを楽しんで演じています。今回も思いっきり目を見開いたり、面白い動きを現場でたくさん付けていただいて、演じるのが本当に面白いです。あと、自分の中ではせっかくなので、『熱海の捜査官』の四十万新也エッセンスみたいなものも入れていけたら面白いのかな、とも思っていて…。

 回想シーンの高校時代も、四十万新也と同じような髪型にしているんですよ。個人的に、『時効警察はじめました』の最終回のラストには『熱海の捜査官』と似た雰囲気も感じているので、すごくワクワクしています。『熱海の捜査官』が好きな人にもぜひ見ていただきたいな、と思います!

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