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『生田家の朝』スタジオとドラマがつながる異色の試み 裏側をプロデューサーが解説

 10月1日よりスタートした日本テレビ系朝の情報番組『ZIP!』内で放送されている朝ドラマ『生田家の朝』(月〜金 前7:50分頃、全20話予定)。昨年に続く第2弾となる今回、脚本を担当するのはお笑い芸人・バカリズム。「今回は、前回にはなかった”仕掛け“をいくつか用意しています!」と語っていたが、その一つが今朝15日の放送で披露された。生放送のスタジオと劇中のテレビ画面がリンクするという一風変わった試みについてプロデューサーの小田玲奈氏が解説した。
 
 同ドラマはごくごく普通のサラリーマン・生田浩介(ユースケ・サンタマリア)、さばさば母さん・生田早苗(尾野真千子)、中二の娘・美菜と小二の息子・悟ら生田家の“なにも事件が起こらない”どこにでもありうるような家族の朝のひとときをリアルタイムで描く。

日本テレビの朝ドラマ『生田家の朝』の仕掛けを解説(C)日本テレビ

日本テレビの朝ドラマ『生田家の朝』の仕掛けを解説(C)日本テレビ

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 今回のラストシーンで、リビングで朝食を食べながらテレビを見ている生田家の4人。テレビ画面に映っているのは『ZIP!』のスタジオで華麗なダンスを披露する火曜パーソナリティーの山下健二郎ら3人の姿。ドラマが終わると、映像が生放送の『ZIP!』のスタジオに切り替わり、ドラマのテレビで流れていたダンスの映像が全く途切れることなく、そのまま『ZIP!』のスタジオでのダンスシーンに繋がっていく…。

 生田家のリビングに、生放送中の『ZIP!』が映っていない限り、そんなことはありえないように思えるがドラマ自体は事前に収録し編集したもの。一方の『ZIP!』は生放送。どうして収録編集済みの映像の続きが、生放送中のスタジオでの3人の動きに繋がっていくのか…。小田プロデューサーは「実は、生放送の映像をドラマに合成していたんです。ドラマ撮影時にはブルーバックで撮ったテレビ画面に、今朝放送の『ZIP!』のスタジオの映像を合成しました」と“カラクリ”を解き明かす。

 「去年、福山雅治さんとバカリズムさんは朝ドラマを作ろうと話し始めた初期段階に『生放送でドラマをやりたい』とおっしゃっていました。その当時は『早朝に生放送のドラマなんて絶対無理!』と思っていましたが、今年「生田家の朝」の第2弾が決まった際、改めて 「これどうやって撮っているのかな?と視聴者を驚かせることをしよう」と福山さんバカリズムさんと話し、今回のアイデアに行きつきました」と経緯を説明。

 「『ZIP!』のスタッフもこの「ドラマに生放送を合成する」というチャレンジを面白がってくれて、生放送でしか出来ないことについてアイデアをいただいた結果、「ドラマからスタジオに画面が切り替わった時に動きが繋がる」という不思議な演出を実現することが出来ました」と自信を込めた。

 放送は残り2週間をきったが「実は…脚本のバカリズムさんが仕掛けた一番大きなサプライズがまだ残っています!」と予告。「以前の取材で福山さんが「かつてこんなことを連続ドラマでやったことがあるだろうか」と絶賛した“大仕掛け”、どうぞご期待ください!」とあおっている。

関連写真

  • 日本テレビの朝ドラマ『生田家の朝』の仕掛けを解説(C)日本テレビ
  • 『ZIP!』スタジオではダンスを撮影(C)日本テレビ
  • 『ZIP!』スタジオの映像を放送中のドラマ映像に合成(C)日本テレビ
  • 『生田家の朝』ロゴ

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