ドラマ&映画 カテゴリ
オリコンニュース

真矢ミキ、“納得のシーン”最期の日まで追い求める 『ビビット』出演で膨らみ続ける想像力

 俳優・藤原竜也(37)が主演を務める映画『Diner ダイナー』(5日公開)に、最狂の殺し屋の1人・無礼図(ブレイズ)役で出演する真矢ミキ(55)。実写映画への出演は『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)以来7年ぶりとなり、さらには21年ぶりの男装を披露。“朝の顔”として活躍するTBS系『ビビット』(月〜金 前8:00)でも「人生を見させてもらっている」と語り、その経験も糧に役者として今なお成長している実感も明かしてくれた。

『ビビット』出演で想像力の膨らみを得たことを語った真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.

『ビビット』出演で想像力の膨らみを得たことを語った真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

この記事の写真はこちら(全7枚)


■7年ぶりの実写映画出演 決めては蜷川実花の世界観への魅力

 同作のメガホンを取ったのは、『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)に次ぐ3作目となり、写真家としても名高い蜷川実花監督。これまでの作品は真矢も確認しており「蜷川実花さんの世界観にえぐられるような魅力があって。監督としての演出を見てみたかったし、カメラさんとか装置とか一体どうなっているんだろうと。“美のテーマパーク”のような美しい色彩の世界に入ってみたかったというのはありますよね」と出演を快諾した理由を明かす。

 「プロ意識を高められるような大きな経験でした。融合や化学反応を求められていて『存在を問われているような感じ』がしました。違う場合は、はっきりと言ってくださるし、大夏祭りのような、大きな花火をみんなで飛ばしたような感覚です」と蜷川の世界観を自身で存分に味わった。

■21年ぶりの男装は「戻るほうが難しい」 経験を積み重ねて演技に滲ませる進化

 “全員殺し屋”とうたう本作は、ヒロイン・オオバカナコを演じた玉城ティナ以外の主要キャストはみなそれぞれの個性を持った殺し屋で出演している。いざ現場に入った真矢も“個性の滝を見た”と表現する。「最初は誰よりもエグくいこうと思っていたんですけど、逆に引いてみようと思って。監督の指示もありましたし、静の個性を意識しました」とブレイズのキャラクター性を作り上げていった。

 長く女優として活躍するも「劇団以上にハードでした」と苦笑いするほど撮影はきつかったよう。「殺陣は異常に勉強しました。ピストルも家に持ち帰らせてもらって、気がついたら『今日もやるか』という感じで。18年劇団にいて、あそこでは男役で男の人を演じていたわけで、今回は女性としての男装ということで区切りは持ってやりました」と話す。「二丁拳銃を使う練習をしていたときには思い出しましたね。そうだ、これだ」と宝塚時代を自然と思い起こした。

 真矢と言えば元宝塚歌劇団花組男役トップスター。95年『エデンの東』でトップに抜てき。『風と共に去りぬ』『ザッツ・レビュー』など数々の名作で男役トップを務めたほか、宝塚歌劇団初となる日本武道館コンサートや、篠山紀信氏とのコラボで男役・女役の2役を務める写真集を出版するなど、宝塚としては異例の伝説を作り上げてきたことから「宝塚の革命児」とも呼ばれていた。

 「男役と男装は全然違うと思いましたし、今回の衣装も着ているようで着ていないのがやりやすかったですね。前にやっていた世界に戻るほうが難しい。それは進化と言っていいのかな。20年の時を経て、色々な経験を積み重ねて、失敗とか学びとか感動とか激怒とか哀愁があったわけで、そういうものが滲むようにしたかった」。

■決して遠回りでなかった『ビビット』 様々な人生を見て膨らんでいく“想像力”

 毎朝のレギュラー番組は、出演中だけでなくそのための準備にも時間がかかり、一見すると役者に取り組む時間が限られてしまうのではないかと考えてしまう。最初は「なんでそんな遠回りしているの?」「本職のほうは大丈夫なの?」と周囲から言われたこともあったという。

 「これがやってみるとね、事件やニュース、ハッピーなものでも、その人の“人生”を見させてもらっているんです。加害者は悪なんですけど、悪と思って生きてなかったのに悪を生み出してしまう。その考えはどこで生まれてしまったのか。何があなたの背景にあったらそうなってしまったのか。家族の人生はどう変わってしまうのか。想像力が膨らんでいって、そういうことは役作りにすごく似ているんです」と様々な人生を見られる情報番組は、役者としての想像力を身につける大きな財産となっている。

 自分自身の性格について、調子に乗ってしまったり、ネガティブになってしまったり“アンバランス”であると分析する。「スイッチってひとつではなくて、ブレーカーを開けたような感じで、情報番組の時はオフ、激情するときはオンとかにするようにはしていますが、今はまだ成長過程」と自分に対する目は厳しい。

 「一生が終わるころに、納得いくシーンが1つや2つあれば良いんじゃないかと思うくらい、そんなに簡単な世界ではないんです。私も最後の最後の生きている日までそういうのを追い求めると思うんです。納得なんかいかない。でもそれがロマンと言うか、また夢を見たくなるというのがあるんです。だから役者を頑張れるんですよね」。

【映画あらすじ】
物語のヒロイン・オオバカナコ(玉城)は出来心から日給30万の怪しいバイトに手を出し、ウェイトレスとしてダイナー(食堂)に売られてしまう。店主と名乗るボンベロ(藤原)からは「ここは殺し屋専用のダイナーだ。皿の置き方ひとつで消されることもある」と忠告を受ける。次々に現れる殺し屋たちの世界に放り込まれたカナコ。ボンベロとは一体何者なのか。“命がクズ同然”のダイナーで、最高級の殺し合いが描かれる。

◆真矢ミキ(まや・みき):1964年1月31日生まれ 大阪府豊中市出身
1998年10月に宝塚歌劇団を退団後、99年に女優デビュー。03年『踊る大捜査線 THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!』では女性管理官・沖田仁美を演じ、話題を集める。その後もドラマ『ガリレオ』や『下町ロケット』、『さくらの親子丼』シリーズ、『スパイラル』など多くの人気作品に出演している。
オリコンニュースを優先ソースに追加してGoogle検索に頻繁に表示させよう

関連写真

  • 『ビビット』出演で想像力の膨らみを得たことを語った真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Diner ダイナー』で真矢ミキが演じた最狂の殺し屋・無礼図(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会
  • 映画『Diner ダイナー』のインタビューに答える真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Diner ダイナー』のインタビューに答える真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Diner ダイナー』に最狂の殺し屋・無礼図として出演する真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Diner ダイナー』に最狂の殺し屋・無礼図として出演する真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『Diner ダイナー』に最狂の殺し屋・無礼図として出演する真矢ミキ (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

求人特集

求人検索

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2026(SSFF & ASIA 2026)
  • オリコンニュースを優先ソースに追加してGoogle検索に頻繁に表示させよう

メニューを閉じる

 を検索