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田中美里&田中美佐子、愛憎劇で対立 “加害者”と“被害者”の母役に起用

 女優の田中美里田中美佐子が、8月3日よりスタートする東海テレビ・フジテレビ系オトナの土ドラ『それぞれの断崖』(毎週土曜 後11:40)に出演が決定。少年事件を発端に被害者家族と加害者家族の愛憎をあぶり出す同ドラマで、美里は主人公で被害者の父・志方恭一郎(遠藤憲一)と禁断の愛に堕ちる『加害者の母』八巻はつみ役、美佐子は恭一郎の妻で『被害者の母』志方雪子役に起用された。

オトナの土ドラ『それぞれの断崖』への出演が発表された(左から)田中美里、田中美佐子

オトナの土ドラ『それぞれの断崖』への出演が発表された(左から)田中美里、田中美佐子

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 はつみは事件の加害少年である中学2年生・満(みつる)の母親。クラブホステスをしており、25歳で結婚し、すぐに満を産んだが、間もなく離婚。以来、女手一つで満を育てるが、最愛の息子が同級生を殺害してしまう…といった苦境に立たされることに。しかも被害者の父と禁断愛を織りなすとあって、美里は「オファーをいただいた時、すごく難しい役だけど、こんなにやりがいのある役は滅多にないので絶対やりたいと思いました」と決意したという。

 「母親は何度も演じてきましたが、『殺人者となる子を持つ母』というのは初めてなので想像してもし尽くせず。また禁断の愛に堕ちる役というのも初めてで、単に艶っぽいというだけでなく、そういったシーンに葛藤や悲しみ、それこそ純粋さも入り混じったような感情も含めて表現しなければならないので、とても難しいと思っています」と模索している。

 相手役となる遠藤とは19年ぶりの共演となるが「先日そのドラマを見返して、遠藤さんが多くを語らず憂いを目で表現していて、改めて志方役にぴったりだと思いました。田中美佐子さんとは初共演です。すごくナチュラルに繊細な部分まで表現される方なので間近で見て学びたいです。役柄上、少し先となりそうですが、一緒にお芝居する日が楽しみです!」と期待を寄せている。

 一方、遠藤とは2017年の映画『ミックス』以来、再びの夫婦役を演じる美佐子はオファーを受け主演が遠藤憲一さんと聞いて、すぐ『やりたい!』と答えましたが、その後、企画書を読んでものすごい話だな、と。同世代の娘をもつ身としては『子を殺された母』なんて現実には絶対あって欲しくないですね。今まで色々な役をやってきて「こんな人間、現実にはいないでしょ」という人物像でも、私は「世の中に絶対1人はいる」と信じて演じてきましたが、今回それが初めて揺らぐかもしれません」と複雑な心境を明かす。

 「田中美里さんとは、名前が一文字違いゆえ一緒にキャスティングされることはないかなと思っていたので、今回実現できて良かったです。実は美里さんがご自身のラジオ番組で話した内容に対し『この前の(ラジオ)面白かったです』『ファンになりました』と、言われることが度々あり、それだけ人気のある方なので私はトクをしていました。でも今回の脚本を読むと…この夏きっと演技上でバチバチあるかもですね(笑)」と茶目っ気たっぷりに予告している。

関連写真

  • オトナの土ドラ『それぞれの断崖』への出演が発表された(左から)田中美里、田中美佐子
  • 土ドラ『それぞれの断崖』の場面カット
  • 土ドラ『それぞれの断崖』より田中美里と清水大登の場面カット
  • オトナの土ドラ『それぞれの断崖』への出演が発表された田中美佐子
  • オトナの土ドラ『それぞれの断崖』への出演が発表された田中美里

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