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佐藤健×白石和彌監督、初タッグ映画『ひとよ』クランクアップ 公開は11・8に決定

 俳優・佐藤健が主演で、『孤狼の血』(2018年)などで知られる白石和彌監督と初タッグを組んだ映画『ひとよ』がクランクアップを迎え、公開日が11月8日に決まったことがわかった。佐藤は家族役で共演した鈴木亮平松岡茉優田中裕子とともに撮影を終え「こんなにも素敵な役者・スタッフの皆さまとぜいたくな時間を過ごさせていただきました」と周囲への感謝を語った。

 原作は『鶴屋南北戯曲賞』『読売文学賞戯曲・シナリオ賞』などを受賞した劇作家・桑原裕子氏が率いる“劇団KAKUTA”の同名の代表舞台作品。15年前、ある家族に事件が起こり、母と子どもたち3兄妹の運命が狂う。別の人生を歩み、再会を果たし、葛藤と戸惑いの中、崩壊した絆を取り戻そうともがき続ける。

 佐藤が演じるのは、15年前の事件に縛られ、家族と距離を置き、東京でフリーライターとして働く次男・稲村雄二。家庭を持つが夫婦関係に悩み、人とのコミュニケーションに苦手意識を持つ長男・大樹を鈴木、事件の影響で、美容師への夢を諦め、スナックで働きながら生計をたてる妹の園子を松岡、そして母・こはるを田中が演じる。

 同作の撮影は令和初日の5月1日にスタート。1ヶ月におよぶ撮影を経て6月1日に“家族揃って”クランクアップとなった。最終日は、クライマックスの重要なシーンを撮影。白石監督による入念な段取りが行われ、何度もシーン検証をする中で、キャストからも提案が入り、モニターで自らの動きを最終確認。本番はほぼ一発OKで、日付けが変わる直前に撮了となった。白石監督は「どのシーンも想像以上のシーンになっているので、手ごたえはありますし、良い映画に向かっていると感じています」と自信をのぞかせている。

■キャストコメント全文

・佐藤健(稲村雄二役)
白石監督とはぜひ、いつかご一緒できたらと思っていました。こんなにも素敵な話で、こんなにも素敵な役者・スタッフの皆様と贅沢な時間を過ごさせていただき、振り返るとあっという間でした。(芝居については)その時に出たもので勝負と言いますか、ドキュメンタリー的なアプローチの仕方をしてきたように感じています。白石監督が「最高傑作になるであろう」というような言葉をもらされていたとも聞いていますし、きっと素晴らしい作品に仕上げてくださると信じています。なので、皆さんも期待して公開をお待ちいただけたらうれしいです。

・鈴木亮平(稲村大樹役)
スタッフ皆様に演技のしやすい環境を作っていただき、いい雰囲気で毎日撮影できるのが幸せでした。撮影前の準備段階から(大樹の)吃音についてもサポートしていただいて感謝します。ありがとうございました。この映画は家族の話であり、時間の話でもあると思っています。僕は、お母さんの「ただの夜ですよ」というセリフが大好きで、台本で読んだときに、自分の中で良い夜も悪い夜も、いろいろな夜が思い浮かびました。観てくださった皆さんも、観終わった後にそれぞれの響き方をするのではと思っていますが、皆さんの人生の一つ一つに想いを馳せていただき、「ひとよ(一夜)」を想っていただけたらうれしいです。

・松岡茉優(稲村園子役)
憧れの白石組で、憧れの先輩方とご一緒できてうれしく思います。私はこの映画を観てくださった皆さんに感動してほしいとか、泣いてほしいとかではなく、家族に対して何かゴロゴロとしたものを抱えて生きていらっしゃる方に、この映画を観てどこか許されてほしいなと思いながら演じていました。そして、背中を押すまではできなくとも、例えば「お母さんにメールをしてみよう」と思い立つような、そんな映画になったらいいなと思っています。楽しいばかりの映画ではないかもしれませんが「良かったな、楽しかったな」と、有意義な時間を過ごせるように頑張りました。あっという間に公開となりますが、楽しみに待っていてください。

・田中裕子(稲村こはる役)
天気にはとても恵まれたのですけれども、昼と夜との寒暖の差が激しく、北関東恐るべし、と感じる撮影の日々を過ごしました。スタッフの皆さま、キャストの皆さまは大変だったと思います。今回、佐藤健さん、鈴木亮平さんをはじめ、初めて共演させていただくキャストの方が多かったのですけれども、白石監督のもと充実した時間を過ごさせていただいたと思っています。埠頭で観た夕日も忘れません。作品の完成を楽しみにしています。

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