女優・浜辺美波(18)が主演する『映画 賭ケグルイ』(5月3日公開)で映画オリジナルキャラクター・犬八十夢(いぬはち とむ)役で出演している女優の伊藤万理華(23)。乃木坂46を卒業してから、初の出演映画となった本作で演じたキャラは“謎多き武装集団のアウトロー”な存在。喜怒哀楽の感情をフルに表現し、グループ活動とは違う難しさを、彼女自身の言葉で語ってくれた。
■「顔に出てるよ!」…素直な性格は犬八十夢と重なる
――伊藤さんが演じた犬八十夢は原作にはいないキャラクターですが、演じる上での難しさや、ご自身と重なるところはありましたか。
原作にいないキャラクターだからこそ、自由に自分なりの解釈を入れることができました。監督からは特に言われてはなかったのですが、自主的に、いかに日常的に男っぽくいられるか、服装はボーイッシュにして男の子に近いようにしていました。性格的には真逆ではないと思います。調子に乗ったらすごく調子に乗る。とにかく素直で、楽しいときは楽しく、悲しいときは悲しく、そういう部分は当てはまると思います。「顔に出てるよ!」と言われるので、そこは気をつけないといけないなと思ってます(笑)。
――犬八は賭場を破壊するなど“アウトロー”なキャラで描かれています。最初に台本を読んだとき、率直にどう思われましたか。
やれるかな、という不安の方が大きかったです。映画の中で、良いバランスでいられるか。本当に自分ができるのか、犬八の必要性も考えてしまったほどでしたが、考える時間もなかったので“やるしかない”と決意しました。
――オリジナルキャラが加わったことによって“映画版”ならではの面白さはどこに感じていますか。
こんなに思い切った合戦は映画でしかできないと思います。原作でもドラマでも生徒会と対立していますが、より大げさに、より大きくしたのが映画版の面白さだと思います。現実の高校生がこういうことはしないですが、“命”をかけている感じがグッとくると思います。
――今回はアクションシーンも見どころのひとつだと思います。
「体力あるでしょ? アクションあるからね」と軽く言われていて「できます!」と答えていたんですけど、思った以上にどろんこで沼みたいな場所でした。大きくジャンプをしたり、殴る場面も難しかったです。かなりの体幹と力が必要だったんですけど、映像でみたらすごくかっこよく撮ってもらえていました。(撮影の)次の日は、体が痛くて、どれだけグループを卒業してから体を動かしていなかったか実感しました(笑)。
■同世代との共演であらためて感じた“メンバーの大きさ”
――ほかのキャスト陣の多くは、ドラマ版からの共演者がそろっていますが、現場の雰囲気はどのような感じだったのでしょうか。
(本作のメガホンを取った)英勉監督とは、『あさひなぐ』(2017年)でご一緒していて、その時は、何度も本読みをして入念にリハも行いましたが、今回はありませんでした。撮影が始まっている中、犬八が“ぽんっと”入っていきました。そのようなパターンが普通なのかはわからないですが、これまでの私には経験がありませんでした。製作陣も「チーム」のような感じで、ドラマもやっているので、みんな自分たちのキャラクターを理解している。「こうやったら面白いかな?」と、みんなで作り上げている感じがすごく素敵でした。私は自分のことが精いっぱいでしたが(笑)。
――自身の女優としての成長の実感はありますか。
まだそこまでありませんが、同世代の役者さんと一緒にやったことで、これだけすごいところで戦わなければいけなんだなと実感しました。(役者)1本でやっている方はすごい力があります。今できることをやらなきゃいけないと痛感しています。グループ時代はメンバーが近くにいてくれましたが、今は助けを求めても助けてもらえない。幼稚かもしれませんが、それくらい助けられていました。“友達”ではないですが、そういう存在は大きい。今は本当に大変ですが、なるべく自分自身の手でやっていけるように頑張りたいです。
『映画 賭ケグルイ』
5月3日(金・祝)ロードショ−
https://kakegurui.jp/
【映画あらすじ】
舞台はギャンブルの強さだけが生徒の階級を決める、政財界の子女が通う私立百花王学園。学園に転校してきた謎多きギャンブル狂の美少女・蛇喰夢子(じゃばみゆめこ/浜辺)と、学園を支配する生徒会長・桃喰綺羅莉の勝負の期待が高まっていた。一方で“非ギャンブル”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭し、生徒会との対立を深めていた。夢子を危険分子と考え、ヴィレッジの解体を狙う生徒会は、全校生徒を巻き込んだ史上最大のギャンブルバトル「生徒代表指名選挙」の開催を宣言する。
■「顔に出てるよ!」…素直な性格は犬八十夢と重なる
――伊藤さんが演じた犬八十夢は原作にはいないキャラクターですが、演じる上での難しさや、ご自身と重なるところはありましたか。
原作にいないキャラクターだからこそ、自由に自分なりの解釈を入れることができました。監督からは特に言われてはなかったのですが、自主的に、いかに日常的に男っぽくいられるか、服装はボーイッシュにして男の子に近いようにしていました。性格的には真逆ではないと思います。調子に乗ったらすごく調子に乗る。とにかく素直で、楽しいときは楽しく、悲しいときは悲しく、そういう部分は当てはまると思います。「顔に出てるよ!」と言われるので、そこは気をつけないといけないなと思ってます(笑)。
――犬八は賭場を破壊するなど“アウトロー”なキャラで描かれています。最初に台本を読んだとき、率直にどう思われましたか。
やれるかな、という不安の方が大きかったです。映画の中で、良いバランスでいられるか。本当に自分ができるのか、犬八の必要性も考えてしまったほどでしたが、考える時間もなかったので“やるしかない”と決意しました。
――オリジナルキャラが加わったことによって“映画版”ならではの面白さはどこに感じていますか。
こんなに思い切った合戦は映画でしかできないと思います。原作でもドラマでも生徒会と対立していますが、より大げさに、より大きくしたのが映画版の面白さだと思います。現実の高校生がこういうことはしないですが、“命”をかけている感じがグッとくると思います。
――今回はアクションシーンも見どころのひとつだと思います。
「体力あるでしょ? アクションあるからね」と軽く言われていて「できます!」と答えていたんですけど、思った以上にどろんこで沼みたいな場所でした。大きくジャンプをしたり、殴る場面も難しかったです。かなりの体幹と力が必要だったんですけど、映像でみたらすごくかっこよく撮ってもらえていました。(撮影の)次の日は、体が痛くて、どれだけグループを卒業してから体を動かしていなかったか実感しました(笑)。
■同世代との共演であらためて感じた“メンバーの大きさ”
――ほかのキャスト陣の多くは、ドラマ版からの共演者がそろっていますが、現場の雰囲気はどのような感じだったのでしょうか。
(本作のメガホンを取った)英勉監督とは、『あさひなぐ』(2017年)でご一緒していて、その時は、何度も本読みをして入念にリハも行いましたが、今回はありませんでした。撮影が始まっている中、犬八が“ぽんっと”入っていきました。そのようなパターンが普通なのかはわからないですが、これまでの私には経験がありませんでした。製作陣も「チーム」のような感じで、ドラマもやっているので、みんな自分たちのキャラクターを理解している。「こうやったら面白いかな?」と、みんなで作り上げている感じがすごく素敵でした。私は自分のことが精いっぱいでしたが(笑)。
――自身の女優としての成長の実感はありますか。
まだそこまでありませんが、同世代の役者さんと一緒にやったことで、これだけすごいところで戦わなければいけなんだなと実感しました。(役者)1本でやっている方はすごい力があります。今できることをやらなきゃいけないと痛感しています。グループ時代はメンバーが近くにいてくれましたが、今は助けを求めても助けてもらえない。幼稚かもしれませんが、それくらい助けられていました。“友達”ではないですが、そういう存在は大きい。今は本当に大変ですが、なるべく自分自身の手でやっていけるように頑張りたいです。
『映画 賭ケグルイ』
5月3日(金・祝)ロードショ−
https://kakegurui.jp/
【映画あらすじ】
舞台はギャンブルの強さだけが生徒の階級を決める、政財界の子女が通う私立百花王学園。学園に転校してきた謎多きギャンブル狂の美少女・蛇喰夢子(じゃばみゆめこ/浜辺)と、学園を支配する生徒会長・桃喰綺羅莉の勝負の期待が高まっていた。一方で“非ギャンブル”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭し、生徒会との対立を深めていた。夢子を危険分子と考え、ヴィレッジの解体を狙う生徒会は、全校生徒を巻き込んだ史上最大のギャンブルバトル「生徒代表指名選挙」の開催を宣言する。
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2019/05/02