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中村蒼、特殊詐欺の実態知り「心の底から無くなってほしい」

 NHK総合で23日に放送される『NHKスペシャル 詐欺の子』の試写会が19日、東京・渋谷の同局で行われた。

『NHKスペシャル 詐欺の子』試写会出席者(左から)渡邉蒼、長村航希、中村蒼、高橋ひかる(C)NHK

『NHKスペシャル 詐欺の子』試写会出席者(左から)渡邉蒼、長村航希、中村蒼、高橋ひかる(C)NHK

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 2003年の発生から15年、1日1億円の被害が出ているとされる特殊詐欺。特殊詐欺で逮捕された未成年者は昨年754人を数え、過去最多となった。なぜ若者たちは詐欺に手を染めるのか。「格差社会ニッポン」が生み出した「詐欺の子」の姿を、複数の実話を基にドラマとドキュメントで紡ぎ出す。

 特殊詐欺の実態を取材して、1年以上かけて制作。「“知っているつもり”でいることは恐ろしいことで、自分も取材を通して始めてこうなっているのかと、だから減らないのだと、どういう気持ちで若い子たちが詐欺に手を染めているのかということを思い知りました」と川上剛ディレクター(名古屋放送局)。全国10ヶ所以上の少年院や元かけ子の男性、かつて組織のトップにいた人たちから話を聞き、作家の高田亮氏と構想を練り上げていったという。

 試写会には、ドラマパートで、「かけ子」のリーダー・嘉川大輔を演じた、中村蒼(28)、大輔の親友で金を回収する役割の遠山元を演じた長村航希(25)、「受け子」をしている家出少女・田島玲奈を演じた高橋ひかる(17)、犯罪意識がないまま「受け子」となって逮捕されてしまう中学2年生の三浦和人を演じた渡邉蒼(14)が出席。

 中村は「オレオレ詐欺、振り込め詐欺といった特殊詐欺を扱った作品です。何はともあれ一番に思うのは、本当にいけないことだなと。心の底から無くなったらいいなと思いました。この作品が微力ながら世の中の役に立てばいいなと思っています」と、コメント。

 長村は「自分でいろいろと特殊詐欺のことを調べたり、たくさん取材してくださった実際の事件の話をいくつも聞いていく中で、自分の人生にはなかった体験を、どういうふうに演じたらいいのかなと悩みながら撮影に挑みました」と、明かしていた。

 17歳の高橋は「甘いことばでだまされて、詐欺に手を染めてしまうということは、とても怖いことだと思います。私たち高校生や中学生、そして社会人の皆さんにも見ていただきたいです」。

 14歳の渡邉も「犯を罪している人、一人ひとりのストーリーというか、背景を分かってもらえたら、オレオレ詐欺のことをもっと知って対策しようと考えてくれる人も多く出てくるんじゃないかなと思って、この作品に挑みました。今の日本に本当に必要な作品になっていると思います」と、訴えていた。
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