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特撮の次は「特殊詐欺」のドラマ ビジュアルに込めたこだわりとは?

 NHKで1〜3月に放送され、好評を博した『トクサツガガガ』を制作した名古屋放送局が、新たにドラマ『詐欺の子』(90分・単発)を手がけ、23日(後9:00)に「NHKスペシャル」として放送される。今回もリアルさでは、特撮のそれに負けず劣らず、「特殊詐欺」の実態をさらす“意欲作”となっている。

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 2003年の発生から15年経つ今も、1日1億円の被害が出ているとされる特殊詐欺。昨年、特殊詐欺で逮捕された未成年者は754人で、過去最多となった。なぜ若者たちは詐欺に手を染めるのか。「格差社会ニッポン」が生み出した「詐欺の子」の姿を、複数の実話を基にドラマとドキュメントで紡ぎ出す。

 ビジュアルにもこだわった。「裏切りの色」とされる黄色をロゴカラーに使用。写っているのは、「かけ子」のリーダー・嘉川大輔役の中村蒼、金を回収する車の運転手・遠山元宏役の長村航希、「受け子」となる17歳の家出少女・田島玲奈役の高橋ひかる、犯罪意識がないまま「受け子」となるごく普通の中学2年生・三浦和人役の渡邉蒼――共謀して詐欺を実行する4人だ。

 詐欺の末端にいる若者たちもまた、何者かに騙され、操られており、使い捨てにされる、というメッセージを印象付けるため、光と闇とを主題にしてユニークな作品を残した、17世紀フランスの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの代表作『ダイヤのエースを持ついかさま師』の構図をオマージュした。

 同ドラマにはほかに、映画『カメラを止めるな!』の監督役で注目された濱津隆之が、表向きは不動産業を営んでいるが、言葉巧みに若者たちを洗脳して取り込んでいく、詐欺グループのオーナーを演じるほか、桃井かおりイッセー尾形坂井真紀らが出演する。

■あらすじ
 舞台は2019年の東海地方。一人暮らしの光代(桃井)に、娘をかたる女から電話がかかってきた。以前もだまされた経験のある光代は、警察に通報し捜査に協力。現れた「受け子」で14歳の和人(渡邉)の逮捕に貢献する。和人を送り込んだのは、幼なじみの「かけ子」の大輔(中村)と「見張り」の遠山(長村)。2人は詐欺を「老人の『死に金』を社会に還元する義挙」と信じ、巧みな嘘で話を持ち掛け、荒稼ぎを繰り返していた。和人の取調べが進み、遠山も逮捕される。2人の様子を伺うため、裁判所の法廷に傍聴しに行く大輔。するとそこに証人として光代が現れ、彼女の話を聞くうちに、大輔は自分が過去に行った詐欺で苦しむ被害者の心情を知る…。



関連写真

  • 3月23日放送、NHKスペシャル『詐欺の子』。ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『ダイヤのエースを持ついかさま師』の構図をオマージュしたメインビジュアル(C)NHK
  • 3月23日放送、NHKスペシャル『詐欺の子』。ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『ダイヤのエースを持ついかさま師』の構図をオマージュしたメインビジュアル(C)NHK

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