ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

風間俊介、浅丘ルリ子のバリカンで人生初の丸刈りに “やすらぎ”新キャスト

 俳優の風間俊介が、人生初の丸刈りになって、テレビ朝日系帯ドラマ劇場『やすらぎの刻(とき)〜道』(2019年4月スタート)に出演することが明らかになった。風間の髪をバリカンで刈り上げたのは、女優の浅丘ルリ子。風間は「ここまでの“イガグリ坊主”になったのは、人生初です! 思っていたよりも違和感がないです。“ルリ子カット”だと自慢します!」と、にっこり。本作への意気込みを語った。

役作りで初めて丸刈りになった風間俊介。バリカンで刈り上げたのは女優の浅丘ルリ子。テレビ朝日系帯ドラマ劇場『やすらぎの刻(とき)〜道』(2019年4月スタート)に出演(C)テレビ朝日

役作りで初めて丸刈りになった風間俊介。バリカンで刈り上げたのは女優の浅丘ルリ子。テレビ朝日系帯ドラマ劇場『やすらぎの刻(とき)〜道』(2019年4月スタート)に出演(C)テレビ朝日

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 風間が演じるのは、ヒロイン(清野菜名)の夫となる養蚕農家の四男、根来公平。ストーリーテラーとして『道』の物語を導いていく、重要な役を任された。

 「倉本作品に出演できることに、まず大きな喜びを感じました。かつ、尊敬する先輩方が揃った作品に入るうれしさも大きかったです。また、お話をうかがったときはここまでの大役だとは思っていなかったので、台本を読んでストーリーテラーとして物語の中枢を担わせていただけることを知り、本当に背筋が伸びる思いでした。しかも、クランクイン前には倉本先生がキャラクターとの向き合い方や台本の読み方についてお話ししてくださり、公平の人物像についても深いお言葉をいただきました。先生からの言葉を胸に、これから撮影に挑んでいきたいと思っています」と、風間。

 13歳の少年時代(昭和11年)から演じることになり、風間は役作りのために丸刈りになることを決意。スタジオ内の控室で“断髪式”が行われた。丸刈りになるのは人生初という風間は「断髪式は、役へのスイッチが入るきっかけになると思います。これがスタートだと思うと、身が引き締まります」と話しながら、鏡の前にスタンバイ。そこへ「断髪式にあたってベテランのヘアメークさんをお呼びしました!」と、スタッフが招き入れたのが、浅丘だった。

 実は、浅丘と風間は2008年の舞台『恋はコメディー』の共演をきっかけに、互いに信頼を寄せ合う間柄。「やすらぎ」シリーズで“お嬢”こと白川冴子役を演じる浅丘はこの日、早朝からのロケを終えたあと、風間の断髪式が行われることを知り、先にスタジオ入りして風間を待っていたのだ。

 「私が(カットを)やらせていただきますが、よろしいでしょうか?」と現れた浅丘に、風間は「うわぁー!」とビックリしたものの、「うれしいです! 僕はルリ子さんに身を委ねます。公平になる準備は整っていますから」と即答。浅丘もバリカンを手にするのは初めてながら、そこは百戦錬磨の大女優。「覚悟はいいわね? 参ります!」と宣言すると、勢いよくバリカンを入れた。浅丘は最初こそコツがつかめず苦戦していたが、すぐに要領を把握して手際よく丸めていき、あっという間に、床には大量の髪の毛が…。

 カット開始からわずか5分後、きれいな丸刈りになった風間は「思っていたよりも違和感がないです。“ルリ子カット”だと自慢します!」と、浅丘に大感謝。すっきりと坊主頭になった風間の姿に、浅丘は「かわいい!」「似合う!」 を連発! 「こんなに坊主頭が似合う人はいないわね。俊介は本当に頭がよくて、どんな現場でもやっていける俳優さん。私が保証します」と太鼓判を押していた。

 断髪式から数日後、風間は神奈川・相模原の川原で撮影初日を迎えた。この日は最高気温26度の爽やかな天候だったが、現場は肌寒さすら感じる山中。冷たい川の水に膝までつかって、幼なじみと魚をとるシーンなどを熱演した。

 風間は「クランクインして、ほかのキャストの皆さんと一緒に演じることで、初めて公平という役が見えた気がしました。川の水はすごく冷たかったのですが、皆で『冷たいね』と言い合いながら撮影ができる、その関係性がうれしくて、これからの撮影が楽しみになりました。台本を読んで間違いなく面白い作品になると思ったのですが、実際に現場に入ってその手応えが確信に変わっています。僕が公平として生きれば面白くなるはずなので、公平としてきちんと生きていきたい! 頑張ります!」と、決意を新たにしていた。

■風間が演じる公平の晩年は橋爪功

 同ドラマは、倉本聰氏作の脚本で、昨年、放送された『やすらぎの郷』の”その後“とともに、主人公・菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ『道』が映像化されていくという壮大な物語。『道』は、山梨県のとある山間の村を舞台に昭和、平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯を綴るもので、テーマは“ふるさと”。昭和初期からはじまり、戦中、戦後、平成という時代の移り変わりを、1年間をかけて描いていく。

 作品の前半のヒロインは、清野。戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半、ヒロインの晩年は八千草薫。公平の晩年は、橋爪功が演じる。橋爪は、『やすらぎの郷』の“その後”を描くブロックにも、新たな入居者・水沼六郎役(愛称「ロク」)として登場。ロクは元歌舞伎俳優で、運に見放された人生を歩み、「ツイテナイ」が口グセの男。菊村はそんなロクに人間的魅力を感じ、公平の人物像に彼を投影させていく。

 新たに“やすらぎ”の世界に加わる橋爪は、「ひとつの作品で途中から役者が変わるという展開は、とても面白い! そのあたり、倉本さんも緻密に計算されているでしょう。僕も楽しみにしています」と抱負を語っている。

関連写真

  • 役作りで初めて丸刈りになった風間俊介。バリカンで刈り上げたのは女優の浅丘ルリ子。テレビ朝日系帯ドラマ劇場『やすらぎの刻(とき)〜道』(2019年4月スタート)に出演(C)テレビ朝日
  • ヒロインの夫・公平の晩年を演じる橋爪功(C)テレビ朝日

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索