EXILE AKIRAが2日、都内で行われた『THE FOOL 愚者の魂』発売記念トークイベント前の囲み取材に出席した。

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　『THE FOOL 愚者の魂』は自身初の自叙伝で、今まで語っていなかった幼少期やEXILE加入前の葛藤や嫉妬、加入までの過程、EXILEでの12年間について明かしている。これまで過去をあまり語ることがなかった影響からか、ネットでは出身地を「横浜市」「静岡県出身」と書かれていたが、実際に生まれ育ったのは神奈川県の大和市と明言。「Wikipedia（ウィキペディア）に勝った気分ですね。完全勝利」と笑顔を見せた。

　続けて「学生時代からEXILEになるまでの、空白の時間はあまり語ってこなかった」と話し「今はEXILEというイメージがありますが、下積み時代は借金もありましたし、路上で寝て過ごすこともありました。それらを恥じることなくつづることで、若い子たちにエールを届けられるようなストーリーであればいいです」と語った。

　執筆までの経緯は「お話があったのは半年くらい前です。オファーをいただいて、EXILEも復活したタイミングでしたし、EXILEに対して考え方も変わったことや自分が成長している中で（自叙伝を）出すことは意味のあることなのかなと」と説明した。

　また、「メンバーから読んだ感想などがあったか」という質問に、「HIROさんから“本”だけに『本能で読ませていただきます』というメールをいただいているので、感想が楽しみ」と回答。「今の自分、ダメな自分をつづることで、HIROさんやメンバーからしたら、AKIRAの取説本ではないですが、『こういう風に思っているのか』『ここが欠点なんだ』と思ってもらえる本。メンバーのみなさんに楽しんでいただけたらと思います」と伝えた。