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【18年4月期ドラマ賞】“薄幸女優”木村多江、「あな家」のホラーな主婦役で新境地

 オリコンによるエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する質の高いドラマを表彰する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」が、18年4月期(第12回)の結果を発表。「助演女優賞」には、金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)で狂気をはらんだ、茄子田綾子を好演した木村多江が受賞した。

狂気をはらんだ茄子田綾子を好演した木村多江 (C)TBS

狂気をはらんだ茄子田綾子を好演した木村多江 (C)TBS

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◆シリアスとコミカル、絶妙なバランス感で好演

 木村演じる綾子は、家庭的で主婦として完璧な女性。夫の太郎(ユースケ・サンタマリア)にはひたすら従順で、家事と育児に没頭することで、自分を「幸せ」だと納得させてきたが、主人公・佐藤真弓(中谷美紀)の夫である秀明(玉木宏)との出会いに運命を感じ、だんだんと“豹変”していくという役どころだ。

 木村といえば、これまで映画やドラマで悲運に見舞われる女性を演じる機会が多く、メディアでは“薄幸女優”との異名でも語られてきた。本作では、負のオーラを纏いながらも、愛を求めるが故に狂気の沙汰で周囲を掻き乱していく、ストーリーの台風の目としてバツグンの存在感を発揮。後半は山本文緒氏による同名原作にはない展開が描かれたが、木村がシリアスとコミカルの絶妙なバランスで演じたことで、最後まで物語をけん引し、視聴者を夢中にさせた。なお、木村の受賞コメントは以下のとおり。

■助演女優賞:木村多江

 本当に嬉しいです。このドラマは役作りがとにかく大変で、撮影中は考えすぎて眠れない夜もたくさんありました。生み出す苦しみがいっぱいあった役でしたので、このようなご褒美をいただくことができ、今はじんわり嬉しさが込み上げてきています。綾子さんは本当に不思議な人でした。でも異常な行動にも理由があるんです。だから観ている人もその先が気になる。そんな風に思っていただけるように心がけました。薄幸な女性ももう充分やりましたし、綾子さんの強烈なイメージを払拭しなくちゃいけないんで、今後はコメディなど違う役にもいろいろチャレンジしたいです。もう私の中には綾子さんはいません!(笑)

※「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」とは、オリコンのグループ会社oriconMEが発行する、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する「質の高いドラマ」を表彰する賞。視聴者の評価は、『コンフィデンス』が毎週、約700名を対象に調査しているドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の累積平均データを使用。審査員の投票結果と合計したうえで、最終的には有識者18名による審査会で決定する。

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提供元:CONFIDENCE

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