名前も知らない誰かが親しい人たちと笑みを交わす、そんな写真が淡々と巡っていく。生命保険会社・明治安田生命の企業CMはとても簡潔だが、誰かと生きる愛おしさを思い知らされ、“泣けるCM”としてあまりに有名だ。そしてこのCMの感動を語る上で欠かせない存在が、写真とともに流れるシンガー・ソングライター、小田和正(70)の楽曲。今年、小田の曲を使用したこのCMシリーズが始まってから、ちょうど20年目を迎えた。企業が一人のアーティストを20年間もCM起用し続けるのは極めて異例だが、同社広報部の担当者に改めてこのCMの魅力や、小田と築いてきた20年の絆を振り返ってもらった。■写真と歌だけ シンプルなCM演出に込めた思い
2018/06/10