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ガレッジセール・ゴリ監督作『洗骨』 モスクワ国際映画祭に出品決定「努力が報われます」

 お笑いコンビ・ガレッジセールゴリが監督を務めた長編映画『洗骨(せんこつ)』(2018年公開)が、ロシアで開催される『第40回モスクワ国際映画祭』(現地時間19〜26日)のアウト・オブ・コンペティション部門に公式招待されることが決定した。現地で舞台あいさつを実施するゴリは「この映画に関わった全ての関係者の努力が報われます。映画祭の雰囲気を存分に味わい、何かを吸収して帰って来ます」と喜んでいる。

 ゴリが本名の照屋年之として監督を務める同作は、2016年に監督した短編映画『born、bone、墓音。』を原案に、自ら脚本を執筆も手がけ、長編映画として新たに生まれた作品。“洗骨”とは、一度土葬あるいは風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制。同作では、洗骨という家族の儀式を通して、そこに至る過程でのさまざまな家族の思いやバラバラだった家族がひとつになっていく姿、血のつながりや親から子へ「生命」というものがバトンタッチされ鎖のようにつながれていく様をコミカルに描く。

 主演の奥田瑛二筒井道隆水崎綾女が主要キャストを演じ、大島蓉子坂本あきら筒井真理子鈴木Q太郎ハイキングウォーキング)らが共演。全編沖縄ロケによる美しい島や海の風景も見どころとなる。

 『モスクワ国際映画祭』は、日本からは過去に黒澤明監督が『赤ひげ』でソ連映画人同盟賞を受賞、近年では2013年に真木よう子主演の『さよなら渓谷』(大森立嗣監督)が審査員特別賞を受賞しており、翌14年には熊切和嘉監督の『私の男』が出品され金賞に輝いたほか、主演を務めた浅野忠信が最優秀男優賞を受賞した。

 ゴリは「今まで約10年間、地味に映画を撮り続けてきました。短編含め11作目(長編は2作目)の『洗骨』。まさかモスクワ国際映画祭で上映されるとは夢にも思わなかったので喜ばしい気持ちと、海外の人が『洗骨』という風習をどう感じるのか? 楽しみな気持ちと半々です」とコメント。

 主演の奥田は「扉を開けなければどこへも行くことはできない。『洗骨』によって世界への扉が開いた。照屋年之監督(ゴリ)の旅がここから始まる。それは長い長い、苦しくも楽しい人生の旅が始まる。これはチャレンジではなく冒険の旅である。命がけでしかできないこと、それが映画だ! モスクワ映画祭という絶好なところへ『洗骨』が行く。こんなうれしいことはない。なぜならこの映画には世界共通の普遍が描かれているからである」と期待を込めた。



関連写真

  • 『第40回モスクワ国際映画祭』のアウト・オブ・コンペティション部門に出品される映画『洗骨』 (C)『洗骨』製作委員会
  • 筒井道隆、水崎綾女らが出演 (C)『洗骨』製作委員会

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