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高畑勲さん追悼続々 作品出演の声優ら思い伝える「柔らかな笑顔を思い出すと…」

 テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』や映画『火垂るの墓』などの作品で知られる、アニメーション作家で監督の高畑勲さん(享年82)の訃報を受け、高畑監督作品に出演した声優をはじめ、親交のある山田洋次監督(86)、2013年公開の映画『かぐや姫の物語』にプロデューサーとして携わった西村義明氏(スタジオポノック)らが追悼した。

 山田監督は書面を通じて「ぼくの友人としてはもちろん、日本の映像文化の世界で もっとも大切な人のひとり、いなくてはならない人を失った、という悲しい思いです。残念でたまりません」とコメント。

 西村氏は「高畑さんは、人生の中で最も豊かな経験をくださった方でした。出会い、過ごし、話し、笑ったり、怒ったり。共に映画を作れた歓びを、映画と平和にかけた情熱を、決して忘れません。本当にありがとうございました。高畑さんは、世界一のアニメーション映画監督であり、永遠にぼくの師です」としのんだ。

 『かぐや姫の物語』でヒロイン・かぐや姫の声優を務めた朝倉あき(26)は「色々なお話を、またあの穏やかなお声で、沢山聞きたいと思っていたのに。悔しいです。いまはすごく寂しい気持ちでいっぱいです」と、つらい胸中を吐露。

 「お会いしたときからずっと、私にとって心の奥で輝く星のような存在でした。思い悩んでも、いつかきっと、必ずあの光に辿り着くのだと、いつも勇気をいただいていました。『かぐや姫の物語』での、モニターをじっと見る静かな眼差しが忘れられません。試写のときの柔らかな笑顔を思い出すと涙が出ます。どうかゆっくり休んでください。心より、ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

 映画『おもひでぽろぽろ』(1991)で主役・岡島タエ子の子供時代を演じた本名陽子はブログを通じて、高畑さんとの思い出を回顧。「毎年の年賀状、結婚のときに頂いた言葉、メールなど、ひとつひとつが忘れがたく、胸に焼き付いています。語りたいことは山ほどありますが、込み上げてきて、ダメです」。

 「わたしは、高畑さんの作品の、女性の描き方が特に好きでした。The Roseの訳詞『愛は花、君はその種子』が好きでしたもっともっと学びたかった。いろいろお聞きしたかった。心よりご冥福をお祈りいたします」と結んだ。

 『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)で玉三郎を務めた声優の神谷明はツイッターで「高畑勲さんの訃報に接し大変驚いています。『平成狸合戦ぽんぽこ』ではもちろん、『アニメーション神戸』特別賞受賞後のトークショーでお話できたことは私の宝物になっています。謹んでご冥福をお祈りいたします」と記した。

 声優の古川登志夫も「起床。一番に高畑勲監督の訃報。脳裡に浮かぶのは『天国への凱旋』という言葉。謹んで哀悼の意を表します」。井上和彦も「高畑勲さんが…。またひとり、偉大な人が・・。心よりご冥福をお祈りいたします」など、それぞれの思いをメッセージした。

 高畑さんは5日午前1時19分、肺がんのため都内の病院で亡くなった。きょう6日にはスタジオジブリの鈴木敏夫氏(69)が書面を通じて「やりたいことがいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います」としのび、「宮崎駿とも相談し、ジブリとして盛大なお別れの会をとり行い、見送ることにしました」と伝えている。



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