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ほぼ全盲の『R-1』新王者・濱田祐太郎、早くも連覇宣言「自分で納得できる結果を」

 毎年恒例の“ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2018』決勝戦が6日、東京・台場のフジテレビで行われ、濱田祐太郎(28)が王座に輝いた。左目は全く見えず、右目も明るさがわかる程度であるという盲目の漫談家である濱田は、昨年10月に行われた『平成29年度 NHK新人お笑い大賞』の決勝にも駒を進めるなど、着実に頭角を現してきていたが、過去最多となるエントリー3795人の頂点に立つも「本当に信じられないです」と、しばしぼう然としていた。

『R-1ぐらんぷり2018』を制した濱田祐太郎 (C)ORICON NewS inc.

『R-1ぐらんぷり2018』を制した濱田祐太郎 (C)ORICON NewS inc.

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 今年で16回目となる同大会は、決勝トーナメントに進出した10人と当日発表される「復活ステージ」通過者2人が加わった12人の変則トーナメント方式で開催。4人ずつがA、B、Cの3ブロックに分かれ、各ブロックの勝者が最終決勝に進出。Aブロックのおぐ、Bブロックのゆりやんレトリィバァ、Cブロックの濱田でもうひとネタ披露し、21票のうち12票を獲得した濱田が栄冠をつかんだ。

 中学生の頃からお笑い芸人を志していたという濱田。ビッキーズとハリガネロックのしゃべくり漫才に憧れた。2012年には、アマチュアで『R-1』予選の舞台に飛び込んだ。同年にはNSC(吉本総合芸能学院)大阪校35期生として入学。大きな壁となったのが、ゆりやんの存在だった。優勝を決めた後の会見でも「ゆりやんは優等生のクラスで、僕は優秀じゃない方でした。別格で上の存在でした」と繰り返すように謙そんした。

 優勝という最高の結果を決めたにも関わらず「何度か噛んでしまいました。自分の中で納得できなかったので、次の『R-1』では納得できる結果が出せるように、エントリー番号1番で出られるように準備したい。でも、そこまで持つかな」と早くも連覇に向けての参戦を宣言。「漫談でここまでこられたので、視覚障害者としてではなくて、漫談家として優勝することができたのがうれしいです」と言葉に力を込めた。

 優勝特需に沸く中、報道陣から「出たい番組は?」と聞かれると「いいですか、今からボケますよ」と前置きしながら「日本テレビの『24時間テレビ』のチャリティーマラソンとかやってみたいですね。目が見えないので、コースとは逆の方に走っていったりしたら、いいんじゃないですかね。それに、僕が募金箱持っていたら、けっこう集まると思いますよ」とぶっちゃけ。すでに仕事オファーが殺到している状況だが「全国クラスの番組に出て活躍したいと言いたいところですが、現実的には関西を中心に活動していきたい」と明るいトーンで話していた。

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  • 『R-1ぐらんぷり2018』を制した濱田祐太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『R-1ぐらんぷり2018』を制した濱田祐太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 濱田祐太郎=『R-1ぐらんぷり2018』優勝者囲み会見 (C)ORICON NewS inc.
  • 濱田祐太郎=『R-1ぐらんぷり2018』優勝者囲み会見 (C)ORICON NewS inc.
  • 濱田祐太郎=『R-1ぐらんぷり2018』優勝者囲み会見 (C)ORICON NewS inc.

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