ドラマ&映画 カテゴリ

菜々緒、女優として目覚ましい活躍の裏に「目標を立てない」頑張り方

 ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ)や『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(関西テレビ)での悪女っぷりで注目を集め、その後は『怪盗 山猫』(日本テレビ)で刑事役もやり、『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS)で弁護士かつ愛人役もやり、昨年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)では美貌の瀬名(築山殿)役で話題になり、年々、役幅を広げている菜々緒(29)。2018年はテレビ朝日系木曜ドラマ『BG〜身辺警護人〜』(18日スタート、毎週木曜 後9:00)でボディーガード役に挑戦している。着実にキャリアアップしている印象だが、菜々緒自身は「目標は立てない」という意外な姿勢を明かした。その考え方にこそ、いまの彼女の活躍を支える“秘けつ”がありそうだ。

――『BG〜身辺警護人〜』は、木村拓哉主演で、武器を持たず丸腰で警護対象者を護る民間警備会社の“ボディーガード”島崎章(木村)を主軸に描く人間ドラマ。菜々緒さんは、島崎の同僚で、唯一の女性ボディーガード、菅沼まゆを演じます。どんなキャラクターなんですか?

【菜々緒】運動神経抜群で身辺警護課に来る前は、優秀な万引きGメンでした。自分の身体能力をより生かせる仕事がしたくてボディーガードになった女性です。お金にも敏感で、危険手当の出る仕事に食いつくところもあります。

――『サイレーン』や映画『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016年)など、アクションもできるというイメージがあるので、ボディーガード役もはまりそうですね。

【菜々緒】主演の木村拓哉さんは第1話からアクションの見せ場がたくさんあるのですが、いまのところ私は格闘するシーンはあまりなくて、どちらかといえばカーアクションが見どころです。まゆは車の運転もうまいという設定なんです。これまであまり“普通の人”の役をやってきていなかったですし(笑)、“アクションができる”イメージを持たれている方もいらっしゃると思うのですが、今回はいろいんな意味で新鮮だなって感じていただけるキャラクターだと思います。

――そもそも運動神経は?

【菜々緒】あまり良くないんですよ。母には「うまいこと切り抜けるよね」と、けなされているんだか、ほめられているんだかわからないことを言われています。見よう見まねで、やることに関しては、わりとできる方なのかなと思いますが、皆さんに見ていただいている映像は、1シーン、1シーン、さまざまなプロの皆さんの力が合わさってできているものなので、それがドラマや映画の醍醐味。私1人では何もできないけれど、皆さんと力を合わせることによって、かっこいいアクションシーンも見ていただける。とくにこの『BG』は、寒い中、本当にスタッフさんもキャストの皆さんも必死でいいものを作ろうと頑張っていて、それが1話、2話とでき上がっていよいよ放送される。撮影している一瞬一瞬がいとおしく感じます。

――ボディーガード役をやってみて、何か発見は?

【菜々緒】仕事上、スタッフさんに守っていただくシチュエーションの経験はありますが、ボディーガードを雇うほど、身の危険が伴う仕事ではないし、これまで自分にとっては無縁の世界でした。撮影前に、専門家からいろいろご教示いただいたんですが、ボディーガードって、相手からの攻撃を正当防衛で受ける跳ね返す以外、自分からは手出しできないんです。完全に丸腰で、常に受け身。しかも、見た目にはすごく地味。何事も起きない方がいいんですから。でも、命がけで、命を守る熱い仕事だな、と思いました。

 私がいま一番、ワクワクしているのは、木村さんが演じた職業って、いつも注目を集めますよね、パイロットとか、検事とか。まさか、このドラマがきっかけで、子どもたちの「なりたい職業ランキング」でボディーガードが急上昇しちゃったりするのかな、という淡い期待を抱いています。日本ではボディーガードという仕事について、私がそうだったように世間的にはあまり知られていないところもたくさんあると思うので、実際にボディーガードの仕事に就いて、頑張っている人たちに光があたって、こういう職業もあるんだ、こういうことをしているんだ、という知識と理解が広がったら、素敵だなと思うし、そういうことに貢献できるドラマになると思っています。

――最近では「第2の菜々緒」なんてキャッチフレーズが用いられるくらい、菜々緒さん自身も「なりたい」憧れの対象になっていますよね。

【菜々緒】事務所の後輩から「私に憧れて…」といったことを聞いたりすると、身が引き締まるというか、一層、私も頑張らないと、という感覚になります。私自身、初心忘れずというのを大事にしているので、初めてのドラマの現場でお世話になった人たちに、いつか恩返しがしたいという思いをいまもずっと胸に秘めながらやっているところもあります。まだ人に助言できるような立場ではないですけど、自分で力になれることがあれば、私にいろいろ教えてくださった方たちのように、私もバックアップできたらいいな、と思います。

――今年の目標は何かありますか?

【菜々緒】年末年始によく聞かれることなんですが、「目標を立てない」というスタンスでこれまでやってきました。自分の中でこれをやると決めて達成したら終わってしまう、満足してしまう気がするので、目標は立てずに目の前のことを一つひとつやっていく。いままでもそうでしたし、その結果、いまの自分があると思うので、このスタンスは崩さずに、今年も目の前のことを大事にしながら、頑張っていきたいと思っています。

オリコントピックス

メニューを閉じる