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坂本龍一ドキュメンタリー、監督「“音”で感じられる映画に」

 音楽家の坂本龍一(65)が1日、都内で開催中の『第30回東京国際映画祭』に特別招待作品として出品されたドキュンメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』(4日公開)試写会前の舞台あいさつに出席。坂本は同映画祭の「第4回“SAMURAI(サムライ)”賞」を受賞し、記念のトロフィーを受け取った。

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 革新的な作品を世界に発信し時代を切り開いた映画人に贈られる同賞は、これまで北野武監督、マーティン・スコセッシ監督らが受賞。今年は、『ラストエンペラー』で第60回米アカデミー賞の作曲賞に輝くなど、映画音楽の分野で活躍してきた坂本が選ばれた。

 トロフィーを手にした坂本は、“サムライ”にちなんで刀の絵柄が刻まれていることに気付くと、映画音楽初挑戦にして映画初出演も飾った大島渚監督『戦場のメリークリスマス』のエピソードを語り始めた。「『戦メリ』では居合のシーンがありまして、刀を習って振り回していたことを思い出しました。持つと切りたくなっちゃうんだよね」といたずらっぽい笑顔を浮かべると「あの頃は環境問題への意識も低くて、現地(ロケ地)の木をバッサバサ切っちゃってね…」と申し訳なさそうに思い出を明かし、会場の笑いを誘った。

 その後は、『CODA』のスティーブン・ノムラ・シブル監督も登場してのトーク。2012年から足掛け5年にわたり坂本の活動を追った監督だが、その間には坂本のがん闘病など大きな“ドラマ”もあった。坂本が「(がんになって)シメた、やったと思ったでしょ? これはドラマチックになるって」と軽口で監督をイジり、シブル氏もタジタジになるなど、5年の歳月で育んだ深い信頼関係をうかがわせた。

 震災復興支援、闘病、音楽制作の日々を撮り続けたシブル監督は「一つ考えていたのは、坂本龍一さんの映画なので、音で感じられる映画であってほしいということ。編集のときもそこにこだわった。ぜひ耳を開いて見てほしい」と見どころをアピール。一方の坂本は、試写の行われる巨大なスクリーンに驚きつつ「ここに自分が映ると思うと堪らないので、早々に逃げます(笑)。判断は(観客の)みなさんにゆだねます」と最後まで“被写体”となったことにどこか恥ずかしそうだった。



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  • (左から)スティーブン・ノムラ・シブル監督、坂本龍一=第30回東京国際映画祭、映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』試写会前舞台あいさつ (C)ORICON NewS inc.
  • 東京国際映画祭で「第4回“SAMURAI(サムライ)”賞」を受賞した坂本龍一 (C)ORICON NewS inc.
  • 東京国際映画祭で「第4回“SAMURAI(サムライ)”賞」を受賞した坂本龍一 (C)ORICON NewS inc.

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